This is the Toyohashi Curry-udon!
二川宿は旧東海道の面影をアチラコチラに残している。
家々の軒先には灯篭が置かれていた。
約1週間後に行われる二川灯篭まつりの準備である。
小学生がこの灯篭に絵や文字を書き入れるようだ。
これはすでに完成した幼稚園児の灯篭であった。
こういう情緒豊かな催しがあることを知っていれば、走る時期をずらしたが、いつも行き当たりばったり、無計画の旧東海道旅ランゆえ、致し方ない。
夜の灯篭祭りはさぞかし幻想的だろう。
浴衣に草履で、町中をブラブラ歩き、食べ歩きなどもしながら古の旧道を偲びたいものである。
だが今の俺は、汗塩の浮かぶランニングシャツでヒィヒィハァハァ喘ぎながら自虐的にゆらぐような炎天下の旧街道をひたすらトロトロ走るだけだ。
いや、走るというよりは歩くに近い。
風がなく、強烈な日差しで暑く、日陰と日向の線がクッキリと明瞭に別れ、人通りが全くなく、車さえもみかけない。
もう、なんというか動くものがないジョルジョ・デ・キリコの世界である。
自分以外には、乾いたアスファルトにポタリ、ポタリと垂れて、あっという間に路面に浸み込む汗だけが、視覚上の動的変化だ。
二川八幡神社である。
参道の両脇が背の低い築地塀になっていた。
(築地塀:泥土をつき固めて作った塀)
こんな参道は初めて見た。
格式高い神社なんだろうと思う。
二川宿で名跡と言えば本陣である・・・否、あるらしい。
(現地でそのことを知った。)
本陣は資料館として大切に残されていた。
有料であったが、もう涼しいところで休みたい。
しかも、クーラーの効いた部屋で休みたい。
ということで、中に入った。
中に入り、まずは家中にある井戸まえの自動販売機で、スポーツドリンク1本ほど飲みきったのであった。
ふぇ~
家の中はクーラーはなかったが、涼しい。
汗を拭き、落ち着いたところで本陣内を見学
書院棟(上段の間)
風呂、小便器、便器の3点セット
中庭
台所
また、別棟で資料館があり、こちらはエアコン効きすぎではないかと思うぐらい冷えていた。
特別展で幽霊画が展示してあり、大雑把に見学。
また、なかには旧東海道のジオラマがあり、このジオラマ欲しいと思う程楽しいものだったので、せめて写真をと思い、何枚も撮ったのだが上手く写っておらずガッカリ
そのかわり、ネット上で誰かさんが撮った動画を発見!したのです
それが、これ
なお、
ほとんどの宿場町がわずかな名残しか残っていないのに比べ、ここ二川では本陣を中心に本陣祭り、ひなまつり、灯篭祭り、等、歴史ある旧東海道宿場町を大切にし、盛り上げる工夫を街全体で行っているのが素晴らしい。
二川本陣祭り
火照った体も静まり、水分も補給したので、ふたたび炎天下の旧東海道へ
だが、腹が減ってしまった。
暑かったことで忘れていた空腹感がムクムクとゴジラのように蘇ったのだ。
ギャオーッス!
そういえば、二川宿には古き良きもの大切にするあまり、コンビニなどという今風のものはないのだった。
そして、似つかわしい店さえも、暑さのせいか、それとも日曜日だからか、まず、食べるところが全く開いてないのである。
しかも、ザックには乾燥梅干し以外に何も食べるものがない。
もう、空腹の極致だった。
二川の開いている店をもとめて、旧街道を右に左にと彷徨ったのだった。
ウナギ屋、開いてません!
ほえっ~、あの甘いたれが匂う気がする!
(幻聴ならぬ幻嗅である。)
なんだか、わからないけど開いてません!
むなしくも準備中の看板が・・・
そうじゃなくて、休業中だろうっ(怒)
もう、次の宿まで店なんかないんじゃないか、と思いつつ、「火打ち坂」という、なんともまあ、今の俺には強烈な御名前の坂を無性に腹が立ちながら上って行った。
坂の上部右手にラーメン屋の看板が見えるも、店は開いていない。
腹、へ、へ、減ったぁ~
司令部、司令部、我、ココニ撃沈ス!
とおもったら、左手に信州屋大岩店という蕎麦屋が・・・
開いていたのだ!!!
地獄に仏、炎天下に信州屋様である。
もう、本当に助かった!と思った。
やけに大きな扉をあけ、店に入ると店のオバちゃんは、敗戦兵のような俺の有様をみて、あきらかに憐れんでいるようにみえた。
「なにもまあ、こんなクソ暑い時に走らんでも・・・」
そう、ハッキリと顔に書いてある。
まず、すぐに頼んだのはビール!
・・・といきたいが、本当に撃沈するので、ノンアルビールを注文!
うっ、うっ、うっ、うまい!天国じゃぁ!
ノンアルビールもうまいねぇ~。
こいつは、今後も旅のお供になりそうだ!
そして、店一押しの名物豊橋カレーうどんに挑戦したのである。
味について、正直に言おう!
発表いたします!
うっ、うっ、うっ、うまい!天国じゃぁ!
(つづく)
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二川宿は旧東海道の面影をアチラコチラに残している。
家々の軒先には灯篭が置かれていた。
約1週間後に行われる二川灯篭まつりの準備である。
小学生がこの灯篭に絵や文字を書き入れるようだ。
これはすでに完成した幼稚園児の灯篭であった。
こういう情緒豊かな催しがあることを知っていれば、走る時期をずらしたが、いつも行き当たりばったり、無計画の旧東海道旅ランゆえ、致し方ない。
夜の灯篭祭りはさぞかし幻想的だろう。
浴衣に草履で、町中をブラブラ歩き、食べ歩きなどもしながら古の旧道を偲びたいものである。
だが今の俺は、汗塩の浮かぶランニングシャツでヒィヒィハァハァ喘ぎながら自虐的にゆらぐような炎天下の旧街道をひたすらトロトロ走るだけだ。
いや、走るというよりは歩くに近い。
風がなく、強烈な日差しで暑く、日陰と日向の線がクッキリと明瞭に別れ、人通りが全くなく、車さえもみかけない。
もう、なんというか動くものがないジョルジョ・デ・キリコの世界である。
自分以外には、乾いたアスファルトにポタリ、ポタリと垂れて、あっという間に路面に浸み込む汗だけが、視覚上の動的変化だ。
二川八幡神社である。
参道の両脇が背の低い築地塀になっていた。
(築地塀:泥土をつき固めて作った塀)
こんな参道は初めて見た。
格式高い神社なんだろうと思う。
二川宿で名跡と言えば本陣である・・・否、あるらしい。
(現地でそのことを知った。)
本陣は資料館として大切に残されていた。
有料であったが、もう涼しいところで休みたい。
しかも、クーラーの効いた部屋で休みたい。
ということで、中に入った。
中に入り、まずは家中にある井戸まえの自動販売機で、スポーツドリンク1本ほど飲みきったのであった。
ふぇ~
家の中はクーラーはなかったが、涼しい。
汗を拭き、落ち着いたところで本陣内を見学
書院棟(上段の間)
風呂、小便器、便器の3点セット
中庭
台所
また、別棟で資料館があり、こちらはエアコン効きすぎではないかと思うぐらい冷えていた。
特別展で幽霊画が展示してあり、大雑把に見学。
また、なかには旧東海道のジオラマがあり、このジオラマ欲しいと思う程楽しいものだったので、せめて写真をと思い、何枚も撮ったのだが上手く写っておらずガッカリ
そのかわり、ネット上で誰かさんが撮った動画を発見!したのです
それが、これ
なお、
ほとんどの宿場町がわずかな名残しか残っていないのに比べ、ここ二川では本陣を中心に本陣祭り、ひなまつり、灯篭祭り、等、歴史ある旧東海道宿場町を大切にし、盛り上げる工夫を街全体で行っているのが素晴らしい。
二川本陣祭り
火照った体も静まり、水分も補給したので、ふたたび炎天下の旧東海道へ
だが、腹が減ってしまった。
暑かったことで忘れていた空腹感がムクムクとゴジラのように蘇ったのだ。
ギャオーッス!
そういえば、二川宿には古き良きもの大切にするあまり、コンビニなどという今風のものはないのだった。
そして、似つかわしい店さえも、暑さのせいか、それとも日曜日だからか、まず、食べるところが全く開いてないのである。
しかも、ザックには乾燥梅干し以外に何も食べるものがない。
もう、空腹の極致だった。
二川の開いている店をもとめて、旧街道を右に左にと彷徨ったのだった。
ウナギ屋、開いてません!
ほえっ~、あの甘いたれが匂う気がする!
(幻聴ならぬ幻嗅である。)
なんだか、わからないけど開いてません!
むなしくも準備中の看板が・・・
そうじゃなくて、休業中だろうっ(怒)
もう、次の宿まで店なんかないんじゃないか、と思いつつ、「火打ち坂」という、なんともまあ、今の俺には強烈な御名前の坂を無性に腹が立ちながら上って行った。
坂の上部右手にラーメン屋の看板が見えるも、店は開いていない。
腹、へ、へ、減ったぁ~
司令部、司令部、我、ココニ撃沈ス!
とおもったら、左手に信州屋大岩店という蕎麦屋が・・・
開いていたのだ!!!
地獄に仏、炎天下に信州屋様である。
もう、本当に助かった!と思った。
やけに大きな扉をあけ、店に入ると店のオバちゃんは、敗戦兵のような俺の有様をみて、あきらかに憐れんでいるようにみえた。
「なにもまあ、こんなクソ暑い時に走らんでも・・・」
そう、ハッキリと顔に書いてある。
まず、すぐに頼んだのはビール!
・・・といきたいが、本当に撃沈するので、ノンアルビールを注文!
うっ、うっ、うっ、うまい!天国じゃぁ!
ノンアルビールもうまいねぇ~。
こいつは、今後も旅のお供になりそうだ!
そして、店一押しの名物豊橋カレーうどんに挑戦したのである。
味について、正直に言おう!
発表いたします!
うっ、うっ、うっ、うまい!天国じゃぁ!
(つづく)
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