小さなお店の可愛いディスプレイ(新聞紙を広げたくらいの大きさ)
プラド美術館の隣に、行く予定じゃなかった王立植物園がありました。
(スペインで、わざわざ冬の植物園に行く旅行者はあまりいないでしょう。)
だが、約4時間ほどのプラドの芸術に食傷気味となった俺は、疲れた心を癒すため、自然に植物園の中へと導かれたのでした。
人は疲れると自然を求めますね。
植物の中にいると徐々に落ち着きました。
萎えた心が浄化されていくのが判ります。
ただベンチに座り、ペットボトルのミネラルウォーターを飲みながらボーっとしてました。
日差しはポカポカと小春日和で暖かく、都会だというのに静かです。
結構、幸せな時間だったかも…。
(この後も、旅の間、スペインはずっと暖かく、自分の感じとしては「乾燥した高知県」といった感じでした。
したがって、防寒着は減らしてよかった。
寒いのは、モスクワだけでした。)
暫く、休んでから前方に見えていた植物園の中の温室へと向かいました。
温室の中は暖かいだけでなく、湿度もありました。
これも、気持ち良かった。
なぜならば、スペインはとにかく乾燥していましたから。
乾燥しすぎて、喉はすぐカラカラになりました。
適度な湿度は気持ち良いものなんですね。
なんせ、ちょっと濡れたものでも、すぐ乾いてしまいます。
ですから、風邪に罹りやすい条件が揃っているといえますね。
のど飴は持参していましたから、喉がやられることはなく済みました。
ただ、これまた不思議なんですが、風邪に罹っていそうなスペイン人はほとんど見かけませんでしたね。
たぶん、ここでも糸杉の花粉が飛んでるはずなんで、クシャミぐらいする人がいてもよさそうなんですが、いないんです。
また当然ですが、「マスク=強盗または感染患者」のイメージが強いからでしょう、マスクしてる人なんて全く見なかったです。
俺は、なりふり構わず時々してましたから、相当怪しい奴だったかも…。
この植物園の近くに スペイン国鉄のAtocha駅という巨大な駅があります。
翌日、トレドへ行く予定でした。
列車でいきますので、駅の中で迷うことなく、すんなり乗車できるよう下見に行ってきました。
(インドでもスリランカでも駅の構内配置、乗り方、等でさんざん苦労しましたから)
建物は美術館のような駅でした。
来てよかった!
構内は複雑で、何がどこで、どこでどうするのか、理解するのに時間がかかりました。
アトーチャ駅というのは、なんと2つあったんです。
特急用のプエルタ・デ・アトーチャ駅とローカル線のアトーチャ・セルカニアス駅が隣接してあって、そこでまず間違えやすい。
(写真は他人のを借りました)
そして、この電光掲示板?
ないこれっ!…右端のマハラジャ?みたいな、植物プランターみたいな文字?
スマホ翻訳したら
PLANTA.BAJA →1階
PLANTA.PRIMERA →1階
ゲッ、同じじゃん???
もう、聞くしかないか?
ということで、駅のインフォメーションセンターへ。
英語が通じたんで判ったんですが、最初のが1階で、次のが2階らしく、ホームに入る入り口が1階と2階にあり、目的の列車によってホームへの入り口が分かれているようでした。
(ただ、後で気がついたんだけど1階と2階はつながっていて、どっちでも構わないようなきがしました。
だいたい、列車は全部1階から出てるんで、意味わかんない?
・・・
そうなんです。
2階から入ると、結局は1階のホームにはまた降りなきゃならないのです。)
また、特急の方は乗車する前に飛行場と同じセキュリティチェックがあるようです。
テロの危険があるのかなぁ?
・・・後日、調べたら、
2004年3月11日(? また3・11?)にイスラーム過激派系のテロリストグループによるマドリード列車爆破テロ事件がここアトーチャ・セルカニアス駅であったらしい。
(写真はAFPニュースより)
191人が死亡、2,000人以上が負傷する大惨事である。
この話、知ってたらバスに切り替えていたかもしれない。)
とにかく、明日は下見せずに来ていたら、混乱して乗り遅れたかもしれません。
なんとか、明日はすんなり特急に乗れそうです。
理解できたので、まず、遅い昼食をとるべく、駅中のストリートカフェに入りました。
注文は、スペイン語が全く分からないので、ショーケース内の品物をみて指さし「コレ」といって頼みました。
値段はレシートをみると
カプチーノが2.30€…283円
Bocadillo Serranito Tortilla が6.60€(卵とハムのサンドイッチ)…812円
東京と物価は変わらない気がしました。
食べていると、身なりは悪くないサラリーマン風の男性(物乞い?)が「ちょっとお金が欲しい」とやってきます。
なんか、懇願する顔でベラベラしゃべってます。
スペイン語なんで判んないんですが、たぶん、
「家に帰る電車賃がなくなっちゃったんだ。」
というようなことを言ってるんだと思います。
なんとなくわかります。
この後、別の似たような女性1人、男性1人が自分のところに来ました。
最初の人には喜捨だと思って、つり銭の一部をあげたんですが、そんなに電車賃をなくす人がいるわけないんで、次からはキリがないので申し訳ないけどやめました。
他の客も、何人かはあげてましたので、それなりの収穫はあるんでしょう。
これが、日本ならどうなのかな。
さて、腹ごしらえが終わったので、地下鉄を利用してホテルに戻り、シャワーを浴びようと思いました。
昨日乗れなかった地下鉄なのであります。
ちょっとワクワクします。
切符販売機は言語が選べるようになっていて英語があったんで助かりました。
俺は、マドリードのバス、地下鉄が10回乗れる切符を購入しました。
この切符で10回乗れます。
ただ、乗車回数が記録されないので、何回乗ったかわからなくなりました。
映像は乗換駅のSOLです。
日本の地下鉄構内も、こんなふうにミュージシャンに気軽に開放しないかな。
こういうところは、欧米に真似て良いのではないかなと思うがダメかな?
ロンドンみたいに許可制にして、やってくれないかな。
「良いなぁ!」と思ったらチップをサッと投げ込むスペイン人、カッコいい!
車両に乗るとき、降りるとき、ドアのボタンを押すか、レバーを引き上げるかします。
レバータイプ
ボタンタイプ
今日は、それをやるチャンスがなく、先に他人にやられてしまいました。
よしッ、次は俺がやるぞ!(完全に子供みたいです)
(つづく)
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プラド美術館の隣に、行く予定じゃなかった王立植物園がありました。
(スペインで、わざわざ冬の植物園に行く旅行者はあまりいないでしょう。)
だが、約4時間ほどのプラドの芸術に食傷気味となった俺は、疲れた心を癒すため、自然に植物園の中へと導かれたのでした。
人は疲れると自然を求めますね。
植物の中にいると徐々に落ち着きました。
萎えた心が浄化されていくのが判ります。
ただベンチに座り、ペットボトルのミネラルウォーターを飲みながらボーっとしてました。
日差しはポカポカと小春日和で暖かく、都会だというのに静かです。
結構、幸せな時間だったかも…。
(この後も、旅の間、スペインはずっと暖かく、自分の感じとしては「乾燥した高知県」といった感じでした。
したがって、防寒着は減らしてよかった。
寒いのは、モスクワだけでした。)
暫く、休んでから前方に見えていた植物園の中の温室へと向かいました。
温室の中は暖かいだけでなく、湿度もありました。
これも、気持ち良かった。
なぜならば、スペインはとにかく乾燥していましたから。
乾燥しすぎて、喉はすぐカラカラになりました。
適度な湿度は気持ち良いものなんですね。
なんせ、ちょっと濡れたものでも、すぐ乾いてしまいます。
ですから、風邪に罹りやすい条件が揃っているといえますね。
のど飴は持参していましたから、喉がやられることはなく済みました。
ただ、これまた不思議なんですが、風邪に罹っていそうなスペイン人はほとんど見かけませんでしたね。
たぶん、ここでも糸杉の花粉が飛んでるはずなんで、クシャミぐらいする人がいてもよさそうなんですが、いないんです。
また当然ですが、「マスク=強盗または感染患者」のイメージが強いからでしょう、マスクしてる人なんて全く見なかったです。
俺は、なりふり構わず時々してましたから、相当怪しい奴だったかも…。
この植物園の近くに スペイン国鉄のAtocha駅という巨大な駅があります。
翌日、トレドへ行く予定でした。
列車でいきますので、駅の中で迷うことなく、すんなり乗車できるよう下見に行ってきました。
(インドでもスリランカでも駅の構内配置、乗り方、等でさんざん苦労しましたから)
建物は美術館のような駅でした。
来てよかった!
構内は複雑で、何がどこで、どこでどうするのか、理解するのに時間がかかりました。
アトーチャ駅というのは、なんと2つあったんです。
特急用のプエルタ・デ・アトーチャ駅とローカル線のアトーチャ・セルカニアス駅が隣接してあって、そこでまず間違えやすい。
(写真は他人のを借りました)
そして、この電光掲示板?
ないこれっ!…右端のマハラジャ?みたいな、植物プランターみたいな文字?
スマホ翻訳したら
PLANTA.BAJA →1階
PLANTA.PRIMERA →1階
ゲッ、同じじゃん???
もう、聞くしかないか?
ということで、駅のインフォメーションセンターへ。
英語が通じたんで判ったんですが、最初のが1階で、次のが2階らしく、ホームに入る入り口が1階と2階にあり、目的の列車によってホームへの入り口が分かれているようでした。
(ただ、後で気がついたんだけど1階と2階はつながっていて、どっちでも構わないようなきがしました。
だいたい、列車は全部1階から出てるんで、意味わかんない?
・・・
そうなんです。
2階から入ると、結局は1階のホームにはまた降りなきゃならないのです。)
また、特急の方は乗車する前に飛行場と同じセキュリティチェックがあるようです。
テロの危険があるのかなぁ?
・・・後日、調べたら、
2004年3月11日(? また3・11?)にイスラーム過激派系のテロリストグループによるマドリード列車爆破テロ事件がここアトーチャ・セルカニアス駅であったらしい。
(写真はAFPニュースより)
191人が死亡、2,000人以上が負傷する大惨事である。
この話、知ってたらバスに切り替えていたかもしれない。)
とにかく、明日は下見せずに来ていたら、混乱して乗り遅れたかもしれません。
なんとか、明日はすんなり特急に乗れそうです。
理解できたので、まず、遅い昼食をとるべく、駅中のストリートカフェに入りました。
注文は、スペイン語が全く分からないので、ショーケース内の品物をみて指さし「コレ」といって頼みました。
値段はレシートをみると
カプチーノが2.30€…283円
Bocadillo Serranito Tortilla が6.60€(卵とハムのサンドイッチ)…812円
東京と物価は変わらない気がしました。
食べていると、身なりは悪くないサラリーマン風の男性(物乞い?)が「ちょっとお金が欲しい」とやってきます。
なんか、懇願する顔でベラベラしゃべってます。
スペイン語なんで判んないんですが、たぶん、
「家に帰る電車賃がなくなっちゃったんだ。」
というようなことを言ってるんだと思います。
なんとなくわかります。
この後、別の似たような女性1人、男性1人が自分のところに来ました。
最初の人には喜捨だと思って、つり銭の一部をあげたんですが、そんなに電車賃をなくす人がいるわけないんで、次からはキリがないので申し訳ないけどやめました。
他の客も、何人かはあげてましたので、それなりの収穫はあるんでしょう。
これが、日本ならどうなのかな。
さて、腹ごしらえが終わったので、地下鉄を利用してホテルに戻り、シャワーを浴びようと思いました。
昨日乗れなかった地下鉄なのであります。
ちょっとワクワクします。
切符販売機は言語が選べるようになっていて英語があったんで助かりました。
俺は、マドリードのバス、地下鉄が10回乗れる切符を購入しました。
この切符で10回乗れます。
ただ、乗車回数が記録されないので、何回乗ったかわからなくなりました。
映像は乗換駅のSOLです。
日本の地下鉄構内も、こんなふうにミュージシャンに気軽に開放しないかな。
こういうところは、欧米に真似て良いのではないかなと思うがダメかな?
ロンドンみたいに許可制にして、やってくれないかな。
「良いなぁ!」と思ったらチップをサッと投げ込むスペイン人、カッコいい!
車両に乗るとき、降りるとき、ドアのボタンを押すか、レバーを引き上げるかします。
レバータイプ
ボタンタイプ
今日は、それをやるチャンスがなく、先に他人にやられてしまいました。
よしッ、次は俺がやるぞ!(完全に子供みたいです)
(つづく)
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