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旧東海道ランニング「東海道走膝痛シ」・・・桑名~関宿(その4、美女の国なのだ)

2015年12月07日 | 東海道走膝痛シ(旧東海道ランニング)
写真は石薬師寺宿の美しい田園風景(右手の土手はJR関西本線の線路脇の土手)


ホテルの朝飯バイキングは食べずに、まだ薄暗いうちから出発した。
今日は関宿までいき、名古屋へ戻って新幹線で遅くならない程度に帰京したい。

今日の距離も30キロぐらいだが、昨日、走って筋肉痛がまだ残っているから、観光の時間も考えると早く出たい。
本来なら、ゆっくり朝食とりたいところをコンビニのおにぎりで我慢することにした。


四日市の朝

 

四日市あすなろう鉄道もまだ、ガランとしていた。
昨日の終点、内部駅まで、ほぼ、貸し切り状態である。


駅に着いた時には、完全に明るい朝がきていた。
写真、左は国道1号線、右は旧東海道である。


内部川の土手にでたあたりで、昔は采女橋があったあたりの景色である。
采女とは「昔、主として天皇の食事に奉仕した下級の女官」のことだと、すぐスマホで調べて判ったのだが、このあたりから杖衝坂あたりを采女というのだ。
曰くのありそうな地名である。

容姿端麗な女性が采女になったらしいから、美女が多かったのだろうか、などと下世話な妄想をいたきながら走ったのだった。


草紅葉が美しい
ますます、内部川のほとりに佇む美女を想像してしまう。

帰ってきてからPCで調べたら、やはり美女の多いところだったようで、名古屋は水戸、仙台とともに日本三大ブ○といわれているのは嘘にちがいないと思ったのだった。
三重、愛知は美女の国なのだ。

美人を地元から出さないためのフェィクなんじゃないだろうか?
参考:古代の三重から多くの「采女」



杖衝坂の入り口


金毘羅さん


これが、ヤマトタケルが剣を杖がわりにして超えた杖衝坂だ。
相当な傾斜である。


坂の途中の芭蕉句碑

歩行ならば杖つき坂を落馬かな


芭蕉がこの坂で落馬したらしい。
たしかに、この坂だったら降りたほうが良いように俺でも思う。
しかも、この俳句、季語がないのだ。
それぐらい、落馬に驚いたということのようである。


坂を上り切った景色


血塚社
ヤマトタケルがこの坂でケガをした。
その血を封じたところである。
ここでは、ランの安全を願い、お参りしてきたのだ。


しばらく行くと、国道1号線と合流する。
1キロ強の距離だが、トラックがバンバン通過し、紫煙を巻き上げ息苦しい。
走るのが辛く、なるべく鼻だけで呼吸する。


道路から1センチでも離れたいので側溝の蓋の上を走った・・・、
否、苦しくて走れず歩いた。
なんだか、自然に、山崎まさよしの「どこまでも行こう。道は険しくとも・・・」を思い出し、なるべく口を開けずに、口元だけでモゴモゴ口ずさみながら歩いた。



苦しさも、写真の場所で終了、旧道は左に分かれ、走れるようになった。
(´▽`) ホッとするのだ。


のんびりとした田舎の風景になった。


苦しさから抜け出すと、なにげない道端の草花がとても美しく見えた。
ウ~ン、人生に通じるなぁ。

ほどなく石薬師宿につく



小沢本陣跡である



天野記念館
あのタイムレコーダーのアマノである。
発明家の天野修一は石薬師の生まれだった。

だが、この発明により、人類は時間管理される生き物になったともいえる。

まてよ、タイムカードというのは日本企業独特なものかもしれん。
日本人の好きそうな発想の器械だよな。
どうなんだろう?
外国いっても、会社見学はしたことがない。

・・・

調べてみた。
でもよくわからない。
ただ、天下の巨大IT企業のIBMは、もともとタイムレコーダーの会社だったというから、欧米にもあるんだろうなぁ。
(参考:タイムレコーダー進化の過程とは


明治の歌人で文化勲章受章者、佐佐木信綱の資料館

どういう人だかまったく知らなかった。
だが、調べてみたら、急に親しみがわくのだ。


佐佐木信綱

NHK大河ドラマ「花子とアン」にでてきた白蓮(仲間由紀恵が演じた)の歌の師匠だった人である。
有名な歌に、あの有名な童謡「夏は来ぬ」がある。




間違って写った走ってる俺の足
なんとなく、がに股っぽいなぁ。


石薬師寺
霊験あらたかなる感じがする。
さっそく、お参りした。




寺はちょっとした崖に建てられているのだ。
寺の土台の足組がきれいなのだが、写真に写らなかった。


石薬師の一里塚跡


JRの下をくぐる


今回、もっとも美しいと思った景色。
人は誰もいない。
静かで、ポカポカな暖かい日差し、爽やかなそよ風、・・・
いいところだなぁ

(つづく)




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