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旧東海道ランニング「東海道走膝痛シ」・・・品川~川崎(中篇:親不孝横町)

2012年10月11日 | 東海道走膝痛シ(旧東海道ランニング)
鈴が森刑場を過ぎると第一京浜と合流します。

ここで道に迷いました。

第一京浜沿いに走るんですが、品川水族館をすぎ、平和島口交差点を過ぎたあたりから、なんとなく旧東海道は分かれるんです。

第一京浜は日曜日だというのに車がバンバン走ります。
なんだか、排気ガス吸って走るのは辛いなぁ、などと思いながら「道間違ってる?なんか変だな?」と平和島口交差点あたりで不安になりました。
不安にはなったので、多少は野生の感というのが残っていたようです。

とにかく、地図は家に忘れてしまったので、近くのローソンに入り、地図を立ち読みしようと思いました。
でも、地図は置いてなかったんですね。
最近はスマートフォンで地図が見れますから、売れないんでしょう。

しかたなく、交差点でしばらくキョロキョロしました。
誰か聞こうと子連れの若いヤンママ風の女性に聞きましたが、
「(ぶりっ子風に)旧東海道~っ・・・???、わぁかんなぁ~い。
という返答で、聞くだけ疲れて無駄だと判断。

もう、交番に尋ねるしかないと思い、遠くに見える交番へ行きました

そしたら、交番の脇に偶然、旧東海道はありました。


さて、下の写真ですが、こういった旧東海道に関する案内の立札が街道沿いにはたくさんあります。

この「海水湯」という風呂屋が名前だけですけど近くにあるみたいです。
海水湯
当然、今では海水は入れてません。
昔の品川の海はそれだけ綺麗だったのでしょうね。

その表札の反対側には表題の写真のような「親不孝横町」という案内がありました。
その昔は楽しい横丁だったんでしょうね。
新宿のハモニカ横町みたいなものでしょうか?
楽しくて、家には帰えりたくなくなるような、そして、懐が寂しくなったら、親にお金を無心する、そんな映画のワンシーンが浮かんできました。

果たして、自分はどうだったんだろうか・・・?

そんな事を考え、自動販売機でペットボトルのお茶(130円)を購入し、道端の石に腰をおろして休んでいたら、突然、携帯に電話が・・・

「祭日の楽しいランニングなのに、ああぁ!」と思いながら、電話に出たら・・・
自分の親の介護問題のことで電話があったのでした。

なんという偶然!

鈴が森刑場のタタリ?
・・・そういえば、お寺で拝むときに帽子を取り忘れてしまったのだった。

私ぐらいの年齢になると親の介護の問題は必ずといっていいほどあって人生の関門みたいなものなのですが、ここ最近私も悩んでおりました。

親の面倒は子供がみるのは当たり前
 なのですが、実際には単純にそれだけの問題ではなく、様々なことが絡み合って複雑化し、私も解決の糸口を探すのに苦労しているのです、ハィ。

とりあえず、日当たりのいい場所に腰掛け、親兄弟に長電話・・・。
30分はため息をつきながらアチコチ電話しておりました。

「興ざめしたから、今日は遠くまで走るのはやめよう

そう決めて、とりあえず六郷橋までは、なんとか行くことにしたのでした。


    

(つづく)


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