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インド洋の涙スリランカ、オッサン心の旅(羽田~コロンボ、その1・・・アッサリしたスリランカ人)

2016年03月04日 | インド洋の涙スリランカ、オッサン心の旅
昨年、2月頃、スリランカの旅は予定されていた。

だが、母の介護→危篤→他界という一連の人生の定めに従い、子として当然延期せざるを得なかった。
母が亡くなったとき、周囲の方々のお陰だと思うが、1週間、母のそばにいることができ、母が死んでいく姿の粗方を見ることができた。
子としては、とても幸せなことだったと思う。

だから、日本とは仏教のあり方の差はあるが、今年、改めて「釈迦が生活の全ての国」、スリランカへ行く意義は母の死によって、さらに大きなものになったように思う。
(スリランカには釈迦が三度スリランカを訪れたという伝説がある。)

ただ、今回、沢山撮った動画や写真が、私の操作上の誤りにより、ほとんど失ってしまった。
とくに、動画は70%消えてしまったのだ、・・・

だから、多少残った写真をもとに早く記録を残さなければ、私の脳細胞からスリランカの思い出はどんどん消え去っていくように思われる。

したがって、中仙道の記録は写真があるので、暫し、お預けとし、スリランカの記録を優先して早く残そうと思う。

(失われた写真を補うべく、人様の写真をお借りしなければならないことを報告しておきます。)

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今回は、いつも利用する直行便でなく格安の乗換便で行ってみることにした。
それも正規便でありながら、LCCよりも安く、且つ、評判の悪い中国東方航空でいってみた。

普段は銭の力で、楽な直行便にしてしまうのだが、試しに悪評が立つほどとは、どんなものか乗ってみたかったからである。

実に興味がある!

評判では
1. 飲み物が室温
2. 中国人が多いのでうるさい!
3. 乗り継ぎの対応が悪い。
4. 始終遅れる。
5. 機内食がまずい。
6. CAがツンツンしている
7. 日本発着便でも日本語は全く通じない 
等々・・・

だが、以上は最初からそういうもので当然だと思えば、料金はエコノミーの往復で5万円だから滅茶苦茶安いのだ。
まるで国内旅行の料金である。

評判通りなのか、それともさほどでないのか、やってみなければわからない。
というか、試してみる価値がありそうだ、と思った。

なんか、とんでもないハプニングが起きそうで面白そうである。


行き:羽田→上海東浦空港→コロンボ
帰り:コロンボ→上海東浦空港→成田


ただ、義母は猛反対だった。

夕食のとき、ちょっと面白いからと、その話をしたら

「飛行機だけは、安いのはやめてちょうだい!」

そういわれたのだが、
「わかりました。・・・」
ということで、俺の身を案じてくれたのだと思い「男は黙ってサッポロビール」を呑んだのである。



ただ、いつも保険だけはシッカリかけている。
持病があるからだ。
Nephrolithiasis & Urolithiasis
である。
すなわち、腎石症、および 尿路結石症である。


説明用の図

こればかりは、なったら現地病院に緊急入院である。
激痛になるから、医者にすぐ英語で説明できるようにしているし、持病でもシッカリ保険の効くものに入っているのだ。




出発当日

羽田では、何事もなく、パスポートも忘れずスムースに国際線出発ロビーへ

荷物は機内持ち込みのザックしかない。
羽田まで厚着してきたものをザックにいれて、重量は測ってみたら4キロだ。(一番重いのがノートパソコン、次にカメラ)
必要なものは全部現地で購入するつもりだからである。

(極端な話、パスポート、ビザ、金の三点セットさえあれば、なんとかなるのだ。)


(携帯のカメラより)


全く問題なく定時に出発。
上海行だけあって、圧倒的に中国人ばかりである。

機内もまったく綺麗で清潔だ。

ただし、個人席のディスプレイはない。
イヤホンで聞く音楽も1局だけだったと思う。

まあ、こんなことは機内に好きな本を持ち込んで読んでれば関係ない。

機内食も値段を考えると、決して美味くはないのだが「まっ、こんなもんか。」と思う。

(携帯カメラより) たしかに、青島ビールは常温だった。

だが、青島ビールは常温でこそ旨い!

CAのオネエチャンも凛とした美人で愛想はいいし、全く問題ないかと思ったが、・・・


そうなのだ、諸君!
中国人はやたらと飛行機内をウロウロする
ノデアルヨ。ニイハオ!

そして、知り合いの席に寄って集まって、立ったままでおしゃべりだ。
おしゃべり好きなのだ。

それも、でかい声でよく喋る。

それに、持参したお菓子をポリポリよく食べる。

まるで、中高学生の修学旅行の光景のようである。


「は、はぁ~ん。これだな、問題なのは・・・」


そうわかると、気にならない。
というか、
周りがみなそうだから、気にならないのだ。
それに、喧嘩しているわけではなく実に楽しそうな顔をしているから、不快ではなく問題なかった。

これがシーンと皆静かにしている場所で、うるさければ別だけど・・・。
後日談ではあるが、実はスリランカのキャンディという都市の静かなレストランで集団の日本人青年たちがそうだった。)

それに、安眠タイムになると皆静かに席に座っていたから、まあまあだと思う。


(行きは、こうだったが帰りはちょっとビックリ?なことがあった。後で話す。
とにかく、ここまで
中国東方航空→問題なし
、と俺は採点したのだった。)



上海での乗り継ぎも全く問題なし!
乗り継ぎで100分ぐらいかかる、ということであったが、荷物のピックアップもなく、スルーチェックインで、まったく簡単であった。


ただ、コロンボ行の出発待合ロビーが
まるでバスの待合室のようで人々がごった返していた。

(携帯カメラより)ゴチャゴチャしたロビー

ヨーロッパや日本行のロビーは広くて綺麗なのだが、コロンボ行の待合室はお世辞にも綺麗ではない。

(携帯カメラより)
ヨーロッパ行きのロビー(スタバや、レストラン、ブランドショップなど国際空港らしいものがある。)

なんで、行く場所でこんなにロビーに差があるのかと思うほどである。
スリランカをなめんなよ!という気持ちだった。

しかしである。

よくいえば、昔の中国らしい飛行場の雰囲気がタップリ残った古き良き中国的待合室なのである。
俺には此方のほうが面白い。

待合室では、おばちゃんたちが生のキュウリを何もつけずにボリボリ齧っていた。
また、無料の給湯器があって、必ずと言っていいほど中国人はハンディ・ポットを持参しているのだが、それに湯を入れ、自分で持参したお茶の葉を入れたりしていた。


(携帯カメラより) 生のキュウリを1本まるまるのまま、「あんた、食べなさいよ!」、と他の人にあげているのだ。
古き良き日本のようでもある。


給湯器(ちなみに、紙コップも脇にあるのだが、紙を単純に円錐に丸めただけのコップで、手がめちゃ熱くなる。)

おじちゃんが疲れて3席つかって横になっていたし、例によってオバチャンや子供がお菓子をポリポリかじっていた。

ロビー内のお店は1店舗だけで、小さなキオスクのような店である。


ロビーでチョコと豆菓子を食べ、青島ビールとウーロン茶を飲む。

出発は連絡バスに乗って飛行機にのりこむのだが、外は風が強く、すごく寒かった。
だから、我先にタラップにあがって乗り込もうとする。
結局、おれは最後の方になった。

「これから、満員列車や満員バスに挑戦しようと思っているのに俺は大丈夫なのか?」

と思ったのだった。



(携帯カメラ写真) 上海→コロンボ間の食事
茹ですぎた麺の餡かけ焼きそば風?
右下のは、なんか不気味で食べれなかった。
ビールは「朝食なのでありません。」と断られた。
ああ、青島ビールが飲みたい!




コロンボは着いた時には雨だった。
時刻は現地時間7時で、真っ暗闇だ。
お金の両替後、すぐにバスを探した。

予想通り、税関を過ぎたあたりで、タクシーの客引きがすごい。

だが、意地でもバスにのるつもりだった。
できるだけ、スリランカの人たちと同じことを経験したいのである。

インターシティバスが8時で終わってしまい、それ以降は近くの路線バスの停留所を真っ暗闇の中、探して乗らなければならなかった。
バスのある場所は事前にネットで調べていた。



着いてから1時間以内に探すには場所を人に尋ねていては間に合わないのだ。

予想通りの場所にバスはあった。
一目散にバスに乗った。
乗るとき一人の若い日本人の男の子が、このバスなのかどうかためらっているようだったが、俺が乗ったので、すぐさま続いて乗ってきたのだった。



乗って5分ほどで出発だから、ギリギリであった。
(ちなみに、残念なことであるが、一人で旅する若い日本男子はこれっきり見ることはなかったのである。)

コロンボまで1時間半で、100Rs(その日のレートで約81円92銭)だった。



コロンボに着いたが、方向感覚が全くなかった。
着いたとたんにインド的雰囲気の匂いがした。






そして、むやみやたらに蒸し暑い!
エアコンの効いたICバスに降りたばかりで余計である。

そして、やたらに「ハロー!チャイニーズ」と言われ腹が立つ。
中国人旅行客が多いから、アジア人とみたらチャイニーズといえば間違いないと思っているのだ。
そして、声をかけ「トゥクトゥクに乗れ、ホテルまで安くしておく。」というのである。

俺は、まず先に歩いてすぐの駅に行き、翌日のコロンボ~キャンディ行の列車の予約をとりたかったから、無視していた。
だが、あまりにもチャイニーズ、チャイニーズというので、言われるたびに
「俺は、ジャパニーズ!」
というのであった。

ただ、インドと違ってアッサリしていて、しつこくなかった。
乗る気がないとみると、すぐ諦める。
インド人だったら、しつこく付きまとうから、怒ってしまうほどなのである。


(つづく)




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NPO法人ネイチャーズは、走Run会名誉会長、ウィンドサーフィンの師匠の山下光哉さんが運営する若者のためのNPO。
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