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インド、クソオヤジの心の旅(ガンジスを走れるか?)・・・4日目(その1)

2013年03月18日 | インド、オッサンの心の旅
<犬に追いかけられた変なオジサン>

4時半に目が覚めた。
すぐシャワーを浴びる。
最初はとても熱いが、徐々に温くなる。
多分、まだ夜だからボイラーが動いてないのであろう。

日本からサンダル持参でいったが、シャワー、トイレ履きにしていた。
だが、タイル敷きなので滅茶苦茶滑る。
まるで、スケートリンクのようだ。
しかも、インドの水で目をやられないようにシャワー用に水中メガネを持参していった。
だから、シャワー時は異様な恰好である。
素っ裸に水中メガネ、サンダル履きでペンギンのようにペタペタ歩いていた。


早朝ランニングを試みるため、それなりの恰好をして出かけることにした。
ただ、暗いのでヘッドランプにランニングスタイルである。

真っ暗なホテルの出口で、黒い塊がモゾモゾしている。
ライトでかざしてみてみたら、誰かが毛布を被って地べたに寝ていた。
どうも、ホテルの従業員らしい。
さすが、インド。


まだ、暗いというのに沐浴場ではすでに河に入る人たちがいる。





そういえば、インドの気温のことを話さなかったが、朝は寒いくらいの涼しさで、俺はウィンドブレーカーを着ていた。
だから、早朝の沐浴は震え上がるほどの寒さである。
この寒さが、心身を引き締めるのだろうとは思うが、俺は足さえつける気になれなかった。

(なお、昼間はTシャツ1枚でちょうど良い暑さである。
だから、この時期のインド旅行は温度的には非常に快適であった。
これが、1か月ずれると猛暑のインドになる。)

まだ、暗いので、チャイを売っているオジサンからRs5でチャイを買い、あまり人の来ない沐浴場の石の台座に座って夜明けを待った。
チャイの器は弥生式土器のようなものである。
(飲んだら、その辺に投げ捨て割る。
そして、それが土に還るのでエコな器だ。

写真はその土器を売る露天商。
チャイとかラッシーというヨーグルトとか、露店のお店では土器でだされる。)
チャイは熱くて旨い。

日の出は本当に綺麗だった。
滞在中、毎朝かかさず日の出はみた。
地平線から徐々に出てくる太陽は真っ赤で大きい。
(写真では何故か小さく映るが、実物は大きいです。)

インドの女性が、俺の傍で朝日に向かって1時間ほど瞑想していた。
地味だけど、昨日のプージャの派手な外人とは違い、本物はなんだか美しく感じた。

日が完全に出て、暖かくなってきたのでアッシーガード(上流のガート)までランニングをする。
ところが、走ると犬が何匹も追いかけてくるのであった。

ガートごとに犬の縄張りがあるみたいだったが、その度に違う犬が追いかけてくる。
追いかけてくるたびに、小枝のムチで叩いて逆に追い払うのだが、この静かな朝の沐浴場の雰囲気をぶち壊してしまうのだった。

そこで、もう歩く速度並みのスロージョギングにすぐ切り替えた。
これだと、犬も追いかけてこず、迷惑にならない。
ただ、沐浴場には似合わない変な動きの変なオジサンというだけである。

それでも、問題はある。
例のボートマンが「ボートに乗れ、安いぞ!」と、次から次からやってくるのである。
L君から、ボートの相場1時間Rs150は聞いていたから、高い値段言うなと思いながら無視していたが、
中には1時間Rs500をふっかけるやつもいた

乳飲み子を抱えた乞食の女も多かった。
かわいそうだと思い、Rs5をやると、もっとよこせというし、他の女乞食もどんどん寄ってくる。
ポケットの小銭はすべてなくなってしまった。
しかも、
もらって当たり前で、ありがとうといった感謝の気持ちは全くなかった

彼女たちはカースト制度の残るインドでは、乞食からたちあがるのは厳しい。
職業がカースト制度で厳しく分けられてしまっている。
(だから、今までになかった職業、たとえばIT産業などは、カースト制度は関係ない。
だからインド人自体が数学が得意だということもあるだろうが、カースト制度がIT産業を盛んにしていると聞いたことがある。)
努力だけではどうにもならない世界に生きている。
だから、そんな感謝の気持ちなど、わかないのかもしれない。

アッシーガードまで来ると、この先は階段状の沐浴場はなくなり、土の河岸になる。



ガートの端でインドの屋台床屋があったの写真を1枚!

なんだか、写真写りが悪くてよくわかりませんね。

そこでUターンして、ホテルへ戻った。
ホテルは朝食付きなので、着替えてから眺めの良いテラスで朝食とったが、食パンのトースト、ゆで卵、チャイ、ミルク、等で全くインドらしい朝食ではなかった。
(結局、この1回きりしか、ホテルの朝食はたべなかった。
それより、朝からやっている屋台の店で食べた色々な食べ物の方が美味しかった。
たとえば、屋台のバタートーストは丸いパンに十文字の切れ目を入れ、バター似たギーという乳製品を塗ったものでとても美味しい。
三角形のジャガイモコロッケとか、揚げパンとか、・・・色々です。
もちろん、チャイは必ず飲みました。
だが、これも食べるのに夢中で一切写真に撮らなかった。)


(そこで、ちょっと他人の写真をお借りして・・・。
こんなのを朝食で食べてました。)

さて、食べ終わったところのテラスで目つきの良くない従業員にあったが、俺の着ていたインド風Tシャツ(デリーで購入したもの)をみて、「どこで買ったんだ?」と聞いてきた。
どこで買おうが関係ないことであるが、そいつは「俺の店で買え。」と暗に言いたかったようであった。

俺は頭にカチンときたのだが、テラスには他の客も大勢いたので、当たり障りなく笑顔で「Tokyo!」と言ったのだった。
(その後、そいつは何度も何度も「俺の店に行け」、と五月蠅かった。
だが、それぐらいなら気にしなければいいのだが、後日、滅茶苦茶腹立つことがあったのである。)

また、ガンジス河に戻ると、チャイの店でL君たちがたむろしていた。
どこかに行きたいのかと聞くので、今日はゴールデンテンプルに行くつもりだ、と言った。
案内してあげるが、寺にはまず入れないという。
シヴァの祭りの最中なので、インド人でさえ、入るのに長い行列をしなければ入れないというのだ。
(もともと、外国人が入るのは厳しく制限されていて、入れても遠くからしか見ることができないし、写真も撮れない。)

そういえば、
町中には数キロにわたるであろうと思われる、ものすごく長い行列があった
それも、大勢の人は裸足であり、手にはお供え物をもって長時間並んでいた。

(サトウキビジュースの露天商、そのうしろで並んでいるのがゴールデンテンプルに参拝する人たちの行列)
ゴールデンテンプルへ参拝するために並ぶインド人


ただ、以前から門前の店が面白いと女房から聞いていたので、L君に案内されていってみたのだった。

(つづく)


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