佐屋街道 須依交差点そばの相江天神社
小さな神社であるが、木とのバランスがよくて神社が大きく美しく見える。
日光橋を渡っていたら
突然奇妙なギザのピラミッドが出現した。
パチスロである。
埋田町交差点の歩道橋あたりの場所からは
区画整理で街道が消えてしまい、非常にわかりにくいルート
になる。
ここが、街道だろうなと推定できる曲がりくねった道が原っぱにウッスラとあるのだが、突然、家がデーンと立ちふさがってしまう。
迂回しながら街道をたどらなければならない。
忘れ去られた津島神社一の鳥居跡(根元石だけが現存)と常夜灯
昭和34年の伊勢湾台風で鳥居が吹き飛んでしまった跡である。
根元石から相当に大きな鳥居があったと推定できる。
鳥居跡を探すだけで30分以上はかかったと思う。
なんとしても、このポイントには行って、伊勢湾台風の威力を見てみたかった。
防災情報新聞より、伊勢湾台風での岐阜市北部の氾濫。
長良北町一帯の道路は激流と化した。
鳥居跡のすぐそばにある埋田の追分(分かれ道)の道標
『左さやみち 右つしま天王みち』と書かれてある。
左は佐屋街道、右は津島神社への道ということだが、江戸時代の終わりごろには茶店が並び賑やかで、大正時代のころまでは松並木があったらしい。
だが、いまでは家屋が立ち並ぶ中のにポツンとあるだけである。
とにかく、埋田町交差点あたりから愛宕神社まではかなり道に迷った。
道の少ない田舎とちがい、町の中だから、消えてしまった街道を探すのは困難である。
コンビニに入り、オニギリとノンアルコールビールで頭にブドウ糖を補充した。
店の軒先の駐車場の片隅に座り込み、持参した地図をみながら、アレコレ検討してみた。
とにかく、昔の曲がりくねった道は消えてしまい、整理された真っ直ぐな道に変わりつつあったから迷うのだ。
これから、愛宕神社前を通らねばならないのだが、全く分からない。
迷う場所は不思議に、道を尋ねようにも車は通るが、人がいないというところが多い。
なんだか、行ったり来たりグルグルしたり、なんとか見つけることができた。
持参した地図(中部地域づくり協会の東海道さんさくマップ)の愛宕神社の位置が微妙に異なっていた。
この地図はとてもよく出来ており、名所旧跡はもとより、迷いそうな場所は詳細に書かれたものであるが、佐屋街道という脇街道については、その記述があまいように思う。
佐屋街道は人気がないからだと思われる。
(走る場所が記載されたところをカラーコピーして持参している。)
旧東海道を旅する人は宮~桑名間はとばしてしまうのが普通かもしれない。
正直なことをいえば、佐屋街道は単調な変化のない道が多く、旧跡間の距離も長い。
長く歩く、走る旅人には不人気であろう。
東海道では街道ウォーキングを楽しむ人たちによくであったが、佐屋街道では誰にも会わなかった。
愛宕神社
ここから西愛宕町交差点にでるのだが、街道は細くて、これでよいのかと思ってしまう。
名鉄尾西(びさい)線
佐屋街道の記念碑(佐屋海道とかいてある)
佐屋街道を調べると、この碑の写真がよくでてくる。
それらしい、街道の雰囲気のある場所に立っているのかと思ったら、なんと田んぼのど真ん中であった。
ちょっと、気が抜けた。
なんか、楽しそうにお喋りしながらハウス栽培の仕事中
俺の方を見たので走りながらお辞儀をしたら、俺にむかって手を振ってくれた。
天神社
木が天に向かって育ってる!
佐屋三里の渡しのそばは、立派な家が多い。
三里の渡し(ウィキペディアより)
----------------
三里の渡し(さんりのわたし)は、東海道の脇往還佐屋街道の佐屋宿(愛知県愛西市)と桑名宿(三重県桑名市)を結んでいた渡しで、かつての官道。「佐屋の渡し」とも呼ばれた。
----------------
三里の渡し跡
佐屋の阿弥陀寺の鐘楼門(質素な感じで美しい)
佐屋街道はこれでゴールである。
この先はない。
一応、動画で佐屋街道の復習をしようと思う。
ここから、桑名までの陸路は完全に途絶えることになるのだ。
佐屋街道の俺の疑問?
さて、ここから桑名宿まで○○街道なるものがない。
三里の渡しで桑名に行くことになっている。
三里ぐらいなら、船酔いに至るまでに着いてしまうということであろうか?
ここまで陸路で来たんだから、佐屋街道も桑名までいけばいいじゃないかと俺は思った。
なんだか、中途半端じゃないの???
以下はあくまでも俺の推測である。
もしかすると、佐屋~桑名間の海上路は非常に浅瀬なのではないか?
したがって、底が平らな平船でも運べ、転覆することもなく、揺れも少なく、意外に容易に大量の物資や人を運べたのではないだろうか?
従って、あえて陸路を行くより、楽で安全、しかも運賃が安かったのではないか?
だから、街道というハッキリした陸路がなかったのではないだろうか?
以下、を参考にしてみた
佐屋三里の渡しより
------------------------
佐屋と桑名の間には木曽川、長良川、揖斐川という大河が3つあり、橋の無い時代にはいづれにせよ船旅が必要であった。
この大河、木曽3川が現在のように堤防で仕切られた状態になったのは明治も中頃になってからで、それ以前は入り組んだ水路のある湾内の島のような状態だったらしい。
-----------------------
何度も川を船で渡るより、三里の渡しでいった方が楽そうである。
ということで、ここから桑名までは、スマホの地図機能を使って、最短距離で桑名へ行くことにした。
当然、国道ばかりを走ることになる。
店主の決まっていない空家のローソン
こんなの初めて見た。
コンビニって店舗を作ってしまってから経営者を探すのか?
最短距離を求め、こんなガードもくぐった。
尾張大橋東詰に,1886年創業の井桁屋という味噌・醤油を売る店があった。
この辺は江戸時代の東海道沿いではなく、明治時代の新東海道沿いになる。
また歴史的に古い建物ではないけれど、それなりに雰囲気はある店だ。
尾張大橋の太公望
今日は東京に戻るのだが、名古屋でシャワーを浴びたかった。
国道沿いを走るのも嫌気がさし、また帰京スケジュールを考えると時間的に桑名までは厳しいので、一駅手前の長島駅から名古屋に戻ることにした。
(今回はバスで帰京)
長島駅にて
名古屋では駅前のマンガ喫茶のシャワーを利用した。
マンガ喫茶は旅ランするものにとっては非常に便利である。
シャワーは綺麗だし、コーヒーやソフトドリンクは飲み放題で数百円である。
そのあと、名古屋の居酒屋で瓶ビールとフライのミックス定食を食べ帰京した。
もちろん、バスなのでツマミとビールを飲みながら、眠りながら帰京した。
次回は長島~桑名~四日市~石薬師~正野~亀山~関、となろう。
今度は、いついけるかな?
(おしまい)
おまけ
FBの仲間の記事をみていて、感じ入ったものがある。
それが、これだ!
記事はコレ→赤塚先生すごい。涙出た。これを載っけた編集者もすごい。
素晴らしい!
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小さな神社であるが、木とのバランスがよくて神社が大きく美しく見える。
日光橋を渡っていたら
突然奇妙なギザのピラミッドが出現した。
パチスロである。
埋田町交差点の歩道橋あたりの場所からは
区画整理で街道が消えてしまい、非常にわかりにくいルート
になる。
ここが、街道だろうなと推定できる曲がりくねった道が原っぱにウッスラとあるのだが、突然、家がデーンと立ちふさがってしまう。
迂回しながら街道をたどらなければならない。
忘れ去られた津島神社一の鳥居跡(根元石だけが現存)と常夜灯
昭和34年の伊勢湾台風で鳥居が吹き飛んでしまった跡である。
根元石から相当に大きな鳥居があったと推定できる。
鳥居跡を探すだけで30分以上はかかったと思う。
なんとしても、このポイントには行って、伊勢湾台風の威力を見てみたかった。
防災情報新聞より、伊勢湾台風での岐阜市北部の氾濫。
長良北町一帯の道路は激流と化した。
鳥居跡のすぐそばにある埋田の追分(分かれ道)の道標
『左さやみち 右つしま天王みち』と書かれてある。
左は佐屋街道、右は津島神社への道ということだが、江戸時代の終わりごろには茶店が並び賑やかで、大正時代のころまでは松並木があったらしい。
だが、いまでは家屋が立ち並ぶ中のにポツンとあるだけである。
とにかく、埋田町交差点あたりから愛宕神社まではかなり道に迷った。
道の少ない田舎とちがい、町の中だから、消えてしまった街道を探すのは困難である。
コンビニに入り、オニギリとノンアルコールビールで頭にブドウ糖を補充した。
店の軒先の駐車場の片隅に座り込み、持参した地図をみながら、アレコレ検討してみた。
とにかく、昔の曲がりくねった道は消えてしまい、整理された真っ直ぐな道に変わりつつあったから迷うのだ。
これから、愛宕神社前を通らねばならないのだが、全く分からない。
迷う場所は不思議に、道を尋ねようにも車は通るが、人がいないというところが多い。
なんだか、行ったり来たりグルグルしたり、なんとか見つけることができた。
持参した地図(中部地域づくり協会の東海道さんさくマップ)の愛宕神社の位置が微妙に異なっていた。
この地図はとてもよく出来ており、名所旧跡はもとより、迷いそうな場所は詳細に書かれたものであるが、佐屋街道という脇街道については、その記述があまいように思う。
佐屋街道は人気がないからだと思われる。
(走る場所が記載されたところをカラーコピーして持参している。)
旧東海道を旅する人は宮~桑名間はとばしてしまうのが普通かもしれない。
正直なことをいえば、佐屋街道は単調な変化のない道が多く、旧跡間の距離も長い。
長く歩く、走る旅人には不人気であろう。
東海道では街道ウォーキングを楽しむ人たちによくであったが、佐屋街道では誰にも会わなかった。
愛宕神社
ここから西愛宕町交差点にでるのだが、街道は細くて、これでよいのかと思ってしまう。
名鉄尾西(びさい)線
佐屋街道の記念碑(佐屋海道とかいてある)
佐屋街道を調べると、この碑の写真がよくでてくる。
それらしい、街道の雰囲気のある場所に立っているのかと思ったら、なんと田んぼのど真ん中であった。
ちょっと、気が抜けた。
なんか、楽しそうにお喋りしながらハウス栽培の仕事中
俺の方を見たので走りながらお辞儀をしたら、俺にむかって手を振ってくれた。
天神社
木が天に向かって育ってる!
佐屋三里の渡しのそばは、立派な家が多い。
三里の渡し(ウィキペディアより)
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三里の渡し(さんりのわたし)は、東海道の脇往還佐屋街道の佐屋宿(愛知県愛西市)と桑名宿(三重県桑名市)を結んでいた渡しで、かつての官道。「佐屋の渡し」とも呼ばれた。
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三里の渡し跡
佐屋の阿弥陀寺の鐘楼門(質素な感じで美しい)
佐屋街道はこれでゴールである。
この先はない。
一応、動画で佐屋街道の復習をしようと思う。
ここから、桑名までの陸路は完全に途絶えることになるのだ。
佐屋街道の俺の疑問?
さて、ここから桑名宿まで○○街道なるものがない。
三里の渡しで桑名に行くことになっている。
三里ぐらいなら、船酔いに至るまでに着いてしまうということであろうか?
ここまで陸路で来たんだから、佐屋街道も桑名までいけばいいじゃないかと俺は思った。
なんだか、中途半端じゃないの???
以下はあくまでも俺の推測である。
もしかすると、佐屋~桑名間の海上路は非常に浅瀬なのではないか?
したがって、底が平らな平船でも運べ、転覆することもなく、揺れも少なく、意外に容易に大量の物資や人を運べたのではないだろうか?
従って、あえて陸路を行くより、楽で安全、しかも運賃が安かったのではないか?
だから、街道というハッキリした陸路がなかったのではないだろうか?
以下、を参考にしてみた
佐屋三里の渡しより
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佐屋と桑名の間には木曽川、長良川、揖斐川という大河が3つあり、橋の無い時代にはいづれにせよ船旅が必要であった。
この大河、木曽3川が現在のように堤防で仕切られた状態になったのは明治も中頃になってからで、それ以前は入り組んだ水路のある湾内の島のような状態だったらしい。
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何度も川を船で渡るより、三里の渡しでいった方が楽そうである。
ということで、ここから桑名までは、スマホの地図機能を使って、最短距離で桑名へ行くことにした。
当然、国道ばかりを走ることになる。
店主の決まっていない空家のローソン
こんなの初めて見た。
コンビニって店舗を作ってしまってから経営者を探すのか?
最短距離を求め、こんなガードもくぐった。
尾張大橋東詰に,1886年創業の井桁屋という味噌・醤油を売る店があった。
この辺は江戸時代の東海道沿いではなく、明治時代の新東海道沿いになる。
また歴史的に古い建物ではないけれど、それなりに雰囲気はある店だ。
尾張大橋の太公望
今日は東京に戻るのだが、名古屋でシャワーを浴びたかった。
国道沿いを走るのも嫌気がさし、また帰京スケジュールを考えると時間的に桑名までは厳しいので、一駅手前の長島駅から名古屋に戻ることにした。
(今回はバスで帰京)
長島駅にて
名古屋では駅前のマンガ喫茶のシャワーを利用した。
マンガ喫茶は旅ランするものにとっては非常に便利である。
シャワーは綺麗だし、コーヒーやソフトドリンクは飲み放題で数百円である。
そのあと、名古屋の居酒屋で瓶ビールとフライのミックス定食を食べ帰京した。
もちろん、バスなのでツマミとビールを飲みながら、眠りながら帰京した。
次回は長島~桑名~四日市~石薬師~正野~亀山~関、となろう。
今度は、いついけるかな?
(おしまい)
おまけ
FBの仲間の記事をみていて、感じ入ったものがある。
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