桑名城城壁(乱積)前を走る俺
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ギブアップした四万十川ウルトラマラソンがあったのでしばらく休んでいた旧東海道ランニングを久しぶりに走った。
前回、最後の地点であった佐屋街道の長島温泉~桑名~四日市~石薬師~庄野~亀山~関までのルートを2日間で走っている。
実走距離にして54km。
関宿から先は鈴鹿峠越えとなり、交通の便が悪く、関宿でいったん切り上げたほうが自分には無難だと判断した。
いつも大体、1日30kmぐらい走っているが、関宿からは3日間で京都までいけると推察される。
だが、なかなか3日間連続で休めないので、京都までは2回にわけて行くことになるだろう。
(1日30kmは歩いても時間をかければ十分いける距離だが、道々の観光地をみることと、早めに切り上げて、ホテルに直行し、汗かいた服を洗濯し、翌日に備え、そしてすぐに、その地方の居酒屋へ居酒屋放浪するのを楽しみにしてるのだ。
だから、歩いて旧東海道を旅する人と何度も抜いたり抜かれたりで前後する。
歩いている人はサッサと行くが、俺は走っては何度も立ち止まっているので、最終的には同じペースである。)
今回は、朝早くから走りたいので、前夜発の夜行バスで名古屋までいってみた。
ゆったり3列シートで、余裕があり、さらにアイマスク、ネックピロー、耳栓の熟睡三種の神器を持参した。
バスの心地よい振動でよく寝れたと思う。
早朝の名古屋の駅
ここから、JR関西本線で長島駅までいった。
長島の駅は人類性善説に基づいた無人駅だった。
というか、駅舎はなく、まさに寂しいコンクリートのホームしかなかった。
切符は、郵便受けみたいな箱にいれるだけだった。
(写真は、長島駅データより借りました)
それに比べ、石を投げたら当たるぐらいすぐ近くの近鉄長島駅は駅の設備は完備の駅である。
まだ薄暗い近鉄長島駅
あきらかに、利用者が近鉄の方が多いということなのだろう。
携帯で調べてみたら名古屋からはJRの方が320円、近鉄が400円と80円安いのだが、本数がJR30分間隔に対し、近鉄20分間隔。
・・・対して、差がないように俺には思われるが、
名古屋の人は一刻も早く、時間を金で買いたいということなのだろうか?
せっかち(急き勝ち・・・成功者に多いのだ!)・・・?
名古屋周辺では短時間商売が意外に儲かるかもしれないと思った。
長良川にかかる伊勢大橋を渡り、長良川の土手沿いに走る。
桑名の七里の渡し場へ行く前に是非とも見たい建物があった。
重要文化財の六華苑旧諸戸清六邸である。
(写真はウィッキィペディアより)
だが、開園時間が1時間早すぎた。
まだ、開いていないのだ。
その特徴ある建物の頭だけがヒョコっと長良川の土手から見えた。
渡し場のそばにある土手から見た高級料理旅館である。
『その手はくわなの焼蛤』といわれる、桑名の蛤(はまぐり)料理が食べられる。
高級料亭の船津屋(桑名の料亭とレストランより借りました)
だが、先祖伝来の貧乏人である俺は、軽くパスしたのだった。
だが、考えてみれば蛤だから、いくらもしなかったかもしれない。
東海道五十三次之内 桑名之図
香蝶楼国貞(三代歌川豊国)画 国立国会図書館所蔵
(江戸食文化紀行よりお借りしました)
なお、蛤の旨い食べ方は、松ぼっくりを焚いて蛤の貝の合わせ目の方から焼くと、貝柱が残らず味がいいそうだ。
たしかに、蛤の貝柱こそはシッカリ食べたい。
七里の渡し場はなんだか近代的な渡し場になっており、昔らしいものは石垣ぐらいなのだろうか?
ただ、帰ってきてから調べて判ったのだが、渡し場の鳥居は20年に一度、厳かな儀式のもと、建て替えられるらしい。
偶然、今年はその年にあたっていたとのこと。
桑名市のHPには以下のように書かれていた。
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伊勢国東の玄関口、桑名七里の渡し場跡にある鳥居は、式年遷宮ごとに伊勢神宮宇治橋の鳥居を移して建て替えています。
今年は20 年に1度、建て替えの年にあたります。
鳥居の建て替えの行事として、伊勢神宮の式年遷宮でのお木曳やお白石持行事で使用している伊勢神宮の一番大きい奉曳車(ほうえいしゃ)をお借りして、桑名市民会館から七里の渡し場跡までの約 1.8kmを、2本の綱(200m)で奉曳します。
桑名ならではの石取祭車と八幡神社獅子舞が先導する、総勢2,000 人規模で行われるお木曳です。
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そんなことは露程も知らず、ただポカーンと渡し場をみていた俺である。
事前に知っていれば、鳥居をナデナデ擦って、厳かな行事の感慨に耽っていたかもしれない。
だが、いつものように、行き当たりばったり後日後悔主義の俺なのであった。
七里の渡し場跡
ここから、宿場の道らしく道はジグザグと直角に曲がることになる。
表写真のとおり、桑名城の石垣の前などをトロトロ走った。
(つづく)
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ギブアップした四万十川ウルトラマラソンがあったのでしばらく休んでいた旧東海道ランニングを久しぶりに走った。
前回、最後の地点であった佐屋街道の長島温泉~桑名~四日市~石薬師~庄野~亀山~関までのルートを2日間で走っている。
実走距離にして54km。
関宿から先は鈴鹿峠越えとなり、交通の便が悪く、関宿でいったん切り上げたほうが自分には無難だと判断した。
いつも大体、1日30kmぐらい走っているが、関宿からは3日間で京都までいけると推察される。
だが、なかなか3日間連続で休めないので、京都までは2回にわけて行くことになるだろう。
(1日30kmは歩いても時間をかければ十分いける距離だが、道々の観光地をみることと、早めに切り上げて、ホテルに直行し、汗かいた服を洗濯し、翌日に備え、そしてすぐに、その地方の居酒屋へ居酒屋放浪するのを楽しみにしてるのだ。
だから、歩いて旧東海道を旅する人と何度も抜いたり抜かれたりで前後する。
歩いている人はサッサと行くが、俺は走っては何度も立ち止まっているので、最終的には同じペースである。)
今回は、朝早くから走りたいので、前夜発の夜行バスで名古屋までいってみた。
ゆったり3列シートで、余裕があり、さらにアイマスク、ネックピロー、耳栓の熟睡三種の神器を持参した。
バスの心地よい振動でよく寝れたと思う。
早朝の名古屋の駅
ここから、JR関西本線で長島駅までいった。
長島の駅は人類性善説に基づいた無人駅だった。
というか、駅舎はなく、まさに寂しいコンクリートのホームしかなかった。
切符は、郵便受けみたいな箱にいれるだけだった。
(写真は、長島駅データより借りました)
それに比べ、石を投げたら当たるぐらいすぐ近くの近鉄長島駅は駅の設備は完備の駅である。
まだ薄暗い近鉄長島駅
あきらかに、利用者が近鉄の方が多いということなのだろう。
携帯で調べてみたら名古屋からはJRの方が320円、近鉄が400円と80円安いのだが、本数がJR30分間隔に対し、近鉄20分間隔。
・・・対して、差がないように俺には思われるが、
名古屋の人は一刻も早く、時間を金で買いたいということなのだろうか?
せっかち(急き勝ち・・・成功者に多いのだ!)・・・?
名古屋周辺では短時間商売が意外に儲かるかもしれないと思った。
長良川にかかる伊勢大橋を渡り、長良川の土手沿いに走る。
桑名の七里の渡し場へ行く前に是非とも見たい建物があった。
重要文化財の六華苑旧諸戸清六邸である。
(写真はウィッキィペディアより)
だが、開園時間が1時間早すぎた。
まだ、開いていないのだ。
その特徴ある建物の頭だけがヒョコっと長良川の土手から見えた。
渡し場のそばにある土手から見た高級料理旅館である。
『その手はくわなの焼蛤』といわれる、桑名の蛤(はまぐり)料理が食べられる。
高級料亭の船津屋(桑名の料亭とレストランより借りました)
だが、先祖伝来の貧乏人である俺は、軽くパスしたのだった。
だが、考えてみれば蛤だから、いくらもしなかったかもしれない。
東海道五十三次之内 桑名之図
香蝶楼国貞(三代歌川豊国)画 国立国会図書館所蔵
(江戸食文化紀行よりお借りしました)
なお、蛤の旨い食べ方は、松ぼっくりを焚いて蛤の貝の合わせ目の方から焼くと、貝柱が残らず味がいいそうだ。
たしかに、蛤の貝柱こそはシッカリ食べたい。
七里の渡し場はなんだか近代的な渡し場になっており、昔らしいものは石垣ぐらいなのだろうか?
ただ、帰ってきてから調べて判ったのだが、渡し場の鳥居は20年に一度、厳かな儀式のもと、建て替えられるらしい。
偶然、今年はその年にあたっていたとのこと。
桑名市のHPには以下のように書かれていた。
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伊勢国東の玄関口、桑名七里の渡し場跡にある鳥居は、式年遷宮ごとに伊勢神宮宇治橋の鳥居を移して建て替えています。
今年は20 年に1度、建て替えの年にあたります。
鳥居の建て替えの行事として、伊勢神宮の式年遷宮でのお木曳やお白石持行事で使用している伊勢神宮の一番大きい奉曳車(ほうえいしゃ)をお借りして、桑名市民会館から七里の渡し場跡までの約 1.8kmを、2本の綱(200m)で奉曳します。
桑名ならではの石取祭車と八幡神社獅子舞が先導する、総勢2,000 人規模で行われるお木曳です。
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そんなことは露程も知らず、ただポカーンと渡し場をみていた俺である。
事前に知っていれば、鳥居をナデナデ擦って、厳かな行事の感慨に耽っていたかもしれない。
だが、いつものように、行き当たりばったり後日後悔主義の俺なのであった。
七里の渡し場跡
ここから、宿場の道らしく道はジグザグと直角に曲がることになる。
表写真のとおり、桑名城の石垣の前などをトロトロ走った。
(つづく)
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