春巻きの皮づくりをするオジサン
買い物をしたあと、再びホテルに戻り、フルーツを軽く食べたのち、明日メコン川のデルタ地帯を旅したいと思い、地元の旅行会社を訪ね、飛び込みのツアー予約をしようとまた外出した。
そして、歩いて1分で、とあるツアー会社に出会った。
あまりにも近いので、他も探そうかと思ったが、店内の張り紙に日本語のものがあり『メコンデルタ日帰りツアー』とあった。
いったんは通り過ぎたものの、途中でUターン、蛸壺のように、俺はその店に吸い込まれてしまった。
俺には、一人旅するうえで
英語で旅を堪能できる
という俺なりの見栄がある。
欧米人と一緒のツアーに行って、全て英語の観光案内を聞き、
「ははぁん~、なるほど、なるほど。」
とうなずき、帰国したら女房に
「聞いて、聞いて!俺なんかさぁ、欧米人と一緒のツアーでさぁ、もう完璧よ。
名所はすべてバッチシ理解したぜぇ。
いえぃ!」
と、まあ遠足帰りの小学生レベルの自慢話をかましてやりたかった。
だが、如何せん『聞くだけでいい?』という石川遼のスピードラーニングすらやっておらず、しばらく英語の勉強など全く努力したこともない。
まぁ喋るのはなんとかなっても、ヒアリングがあまり芳しくないのだ。
まず、半分も理解できないだろう。
大体、なまってる英語は特にわからなかった。
(俺もなまってるんだろうけど)
これでも20代のころは欧米人と一緒に仕事してたし、新宿あたりに連れてってノミ二ケーションにもいってたんだが、30年というブランクは俺の前頭葉言語野の英語版CPUを完全に停止させていた。
くだらない言い訳話はやめよう。
というわけで、明日の日本語ガイド付きツアーの予約を済ませ、ツアー会社の近くの料理屋へはいり夕食をとることにした。
(入った店、翌朝撮りました。)
まずは、タイガービールを頼み、メニューをペラペラめくるのだった。
写真の見た目から、Rice steamed in lotus leaf (69000ドン、約400円ぐらい)を食べることにした。
出てきたときは茶巾寿司みたいにハスの葉で綺麗に包まれていて、中身は海鮮ごはんである。
味はまあ、そこそこかな。
特にハスの葉の味がするのかと思ったけど、特にしなかったので残念だった。
とにかく、何を頼むか、は時間がかかってしまう。
なぜなら、
一人だから、多くの種類を頼めない。
1品頼んでしまうとお腹が一杯になってしまうのだ。
何人かでシェアして食べた方が何倍も楽しめる。
だから、一発出たとこ勝負のごはんである。
コースメニューにすれば、いいのだが、安宿エリアじゃそんなものありゃしない。
屋台に毛の生えたような上野のガード下みたいな店ばかりなのだ。
そのあと、『クレージーバッファロー』というBARの露店席で、Biere Larue というビールを飲み直し、夕闇のバックパッカー街を眺めて過ごした。
『チョートィ! ビア ラルー!』
(ラルービールをください、であるが、チョートィというのは覚えやすいのだ。
『チョッと問いマス』と坂上二郎的に覚えた。)
Biere Larueはとてもうまい!
俺にはビール天国ベトナムで一番うまいビールだと感じられた。
ベトナムがフランス領インドシナ時代の1909年に初めて作られた東洋一古いビールだそうな。
そうそう、ベトナムじゃビールには必ず氷のたくさん入ったグラスがついてくる。
それにビールを注いで飲むのだ。
多分、気温が高いからだと思う。
俺は行儀はよくないけど、薄まっちゃうから直接、瓶のままグイグイ飲んだ。
この辺は、世界中の色々な人種のバックパッカーが集まった旅人街である。
あちらこちらに屋台がでていて、皆ビールを飲んだり、わけのわからないものを摘まんだり・・・。
日本語以外の色々な国の言語が俺の中にごちゃ混ぜになって耳に飛び込んでくる。
夜が更けるにつれ、様々な色の明かりもごちゃ混ぜになって目に飛び込んでくるのだ。
そして、狭い道だろうがドンドン侵入するバイクの排気ガスの匂いまでもが鼻に飛び込んでくるのである。
『ああ、今、俺はSaigonにいるのだ。』とビリビリ心底、実感した時間なのであった。
サイケデリックでヘビーなサイゴンの夜であった。
(暗くなってからの写真は撮り忘れたので、他人のをかりました。だが、良く見るとちょっとちがう。なんか、以前に火事があったみたいでその前後でちょっとデザインが違うんだと思います。)
ビールの酔いが回ってきたせいか、あまりにも賑やかな夜の部位鼻炎通りは、急に一人旅の寂しさが心に浸み込んで、センチメンタルな気分になってきたのだ。
(夜のブイビエン通り、この写真は他人のを借りました)
2本目のビールは飲みすぎると体に良くない?と思ったので、頼まずに、ホテルに戻ることにした。
戻る前にファミリーマート(このあたりは日本のコンビニが多い。特にサークルKが良く目につく)によって、寝酒のビール2本?、カップフォーを購入。
訂正:サークルKはアメリカ資本でした。ここに訂正いたします。
(このカップフォーは実にうまい!インスタントなのにパクチーの味がしっかり効いている。これはお土産に1ケースぐらい購入して持ち帰ればよかった。ビールはZorokとハノイビール、ともにベトナム産です。)
部屋に戻って、会社のメール連絡をみるべくPCに向かった。
ベトナムではすべての宿でPCが常備されて、WiFi環境も完璧だった。
だが、日本語をみることができない。
インドでは、日本語を入力できなくても見ることはできた。
だが、ベトナムでは、全てのホテルで日本語環境が整ってなかった。
日本語ランゲージパックなるものが導入されていないのである。
また、日頃使用しているG-mailも、二段階認証が必要で携帯を持参していなかったからG-mailも使用できなかった。
そこで、急きょ、英語版Free Mailを登録使用。
会社のことは女房にまかせるべく、ローマ字でメールをうった。
カタカナ電報みたいな文章になった。
sigoto no koto-ha tanomimasu!
結果として、ベトナムでは仕事のことを100%忘れて遊ぶことができた。
何が幸いするか、わからないものだ。
テレビをつけてみたが、なんだかよくわからない。
韓国ドラマ、インドのドラマなどやっていたが、一番ベトナムらしい番組をちょっと鑑賞する。
でも、つまらなかった。
さぁ、寝ようっと!
翌朝は6時に起きた。
ホテルは朝食付きだが、せっかくのベトナムだから食べずに外で済ませることにした。
小さいが小奇麗なお店に入り、ベトナムコーヒーと鶏肉入りのフォーを注文。
ベトナムコーヒーは初めての体験で、どうやって飲むのかサッパリわからない。
若い女性の店員さんにコーヒーの器具を指さし、ニッコリ笑って首をかしげたのだった。
万国共通言語に頼るしかない。
結局は、店員さんがやってくれた。
とにかく、熱い所はなんでも甘い!
練乳がたっぷりで、ちょっと勘弁という甘さだった。
(最終的には、この甘さにはまるのだが・・・)
店員のオネエサンはフォーも身振り手振りでああしろ、こうしろと教えてくれた。
フォーは実に旨い
最高だ!
手で葉をちぎって入れたパクチーと生唐辛子と、なんだかよくわからないチューブ入りの赤い調味料(トマトケチャップ?チリソース?)を混ぜ、ライムをたっぷり搾り入れて食べるのだが本場物は本当に旨い!
(注:なお、もっと大衆的な店にいくとパクチー、他の野菜はド・ドーンと大きな器に「好きなだけとれ」と言った具合に大量に出される。ここは、まだ上品な店だ。)
ただし、フォーはどの店にいってもぬるいのだ。
熱々のフォーはまったくなかった。
ぬるいのが、どうもベトナムの標準規格らしい。
(つづく)
昨日、ドイツへ度々でかける人とお話をした。
ドイツのビールは数えきれないほど色々あって楽しいらしい。
燻製ビール飲んでみたい。
来年、一人で行こうかな?
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買い物をしたあと、再びホテルに戻り、フルーツを軽く食べたのち、明日メコン川のデルタ地帯を旅したいと思い、地元の旅行会社を訪ね、飛び込みのツアー予約をしようとまた外出した。
そして、歩いて1分で、とあるツアー会社に出会った。
あまりにも近いので、他も探そうかと思ったが、店内の張り紙に日本語のものがあり『メコンデルタ日帰りツアー』とあった。
いったんは通り過ぎたものの、途中でUターン、蛸壺のように、俺はその店に吸い込まれてしまった。
俺には、一人旅するうえで
英語で旅を堪能できる
という俺なりの見栄がある。
欧米人と一緒のツアーに行って、全て英語の観光案内を聞き、
「ははぁん~、なるほど、なるほど。」
とうなずき、帰国したら女房に
「聞いて、聞いて!俺なんかさぁ、欧米人と一緒のツアーでさぁ、もう完璧よ。
名所はすべてバッチシ理解したぜぇ。
いえぃ!」
と、まあ遠足帰りの小学生レベルの自慢話をかましてやりたかった。
だが、如何せん『聞くだけでいい?』という石川遼のスピードラーニングすらやっておらず、しばらく英語の勉強など全く努力したこともない。
まぁ喋るのはなんとかなっても、ヒアリングがあまり芳しくないのだ。
まず、半分も理解できないだろう。
大体、なまってる英語は特にわからなかった。
(俺もなまってるんだろうけど)
これでも20代のころは欧米人と一緒に仕事してたし、新宿あたりに連れてってノミ二ケーションにもいってたんだが、30年というブランクは俺の前頭葉言語野の英語版CPUを完全に停止させていた。
くだらない言い訳話はやめよう。
というわけで、明日の日本語ガイド付きツアーの予約を済ませ、ツアー会社の近くの料理屋へはいり夕食をとることにした。
(入った店、翌朝撮りました。)
まずは、タイガービールを頼み、メニューをペラペラめくるのだった。
写真の見た目から、Rice steamed in lotus leaf (69000ドン、約400円ぐらい)を食べることにした。
出てきたときは茶巾寿司みたいにハスの葉で綺麗に包まれていて、中身は海鮮ごはんである。
味はまあ、そこそこかな。
特にハスの葉の味がするのかと思ったけど、特にしなかったので残念だった。
とにかく、何を頼むか、は時間がかかってしまう。
なぜなら、
一人だから、多くの種類を頼めない。
1品頼んでしまうとお腹が一杯になってしまうのだ。
何人かでシェアして食べた方が何倍も楽しめる。
だから、一発出たとこ勝負のごはんである。
コースメニューにすれば、いいのだが、安宿エリアじゃそんなものありゃしない。
屋台に毛の生えたような上野のガード下みたいな店ばかりなのだ。
そのあと、『クレージーバッファロー』というBARの露店席で、Biere Larue というビールを飲み直し、夕闇のバックパッカー街を眺めて過ごした。
『チョートィ! ビア ラルー!』
(ラルービールをください、であるが、チョートィというのは覚えやすいのだ。
『チョッと問いマス』と坂上二郎的に覚えた。)
Biere Larueはとてもうまい!
俺にはビール天国ベトナムで一番うまいビールだと感じられた。
ベトナムがフランス領インドシナ時代の1909年に初めて作られた東洋一古いビールだそうな。
そうそう、ベトナムじゃビールには必ず氷のたくさん入ったグラスがついてくる。
それにビールを注いで飲むのだ。
多分、気温が高いからだと思う。
俺は行儀はよくないけど、薄まっちゃうから直接、瓶のままグイグイ飲んだ。
この辺は、世界中の色々な人種のバックパッカーが集まった旅人街である。
あちらこちらに屋台がでていて、皆ビールを飲んだり、わけのわからないものを摘まんだり・・・。
日本語以外の色々な国の言語が俺の中にごちゃ混ぜになって耳に飛び込んでくる。
夜が更けるにつれ、様々な色の明かりもごちゃ混ぜになって目に飛び込んでくるのだ。
そして、狭い道だろうがドンドン侵入するバイクの排気ガスの匂いまでもが鼻に飛び込んでくるのである。
『ああ、今、俺はSaigonにいるのだ。』とビリビリ心底、実感した時間なのであった。
サイケデリックでヘビーなサイゴンの夜であった。
(暗くなってからの写真は撮り忘れたので、他人のをかりました。だが、良く見るとちょっとちがう。なんか、以前に火事があったみたいでその前後でちょっとデザインが違うんだと思います。)
ビールの酔いが回ってきたせいか、あまりにも賑やかな夜の部位鼻炎通りは、急に一人旅の寂しさが心に浸み込んで、センチメンタルな気分になってきたのだ。
(夜のブイビエン通り、この写真は他人のを借りました)
2本目のビールは飲みすぎると体に良くない?と思ったので、頼まずに、ホテルに戻ることにした。
戻る前にファミリーマート(このあたりは日本のコンビニが多い。特にサークルKが良く目につく)によって、寝酒のビール2本?、カップフォーを購入。
訂正:サークルKはアメリカ資本でした。ここに訂正いたします。
(このカップフォーは実にうまい!インスタントなのにパクチーの味がしっかり効いている。これはお土産に1ケースぐらい購入して持ち帰ればよかった。ビールはZorokとハノイビール、ともにベトナム産です。)
部屋に戻って、会社のメール連絡をみるべくPCに向かった。
ベトナムではすべての宿でPCが常備されて、WiFi環境も完璧だった。
だが、日本語をみることができない。
インドでは、日本語を入力できなくても見ることはできた。
だが、ベトナムでは、全てのホテルで日本語環境が整ってなかった。
日本語ランゲージパックなるものが導入されていないのである。
また、日頃使用しているG-mailも、二段階認証が必要で携帯を持参していなかったからG-mailも使用できなかった。
そこで、急きょ、英語版Free Mailを登録使用。
会社のことは女房にまかせるべく、ローマ字でメールをうった。
カタカナ電報みたいな文章になった。
sigoto no koto-ha tanomimasu!
結果として、ベトナムでは仕事のことを100%忘れて遊ぶことができた。
何が幸いするか、わからないものだ。
テレビをつけてみたが、なんだかよくわからない。
韓国ドラマ、インドのドラマなどやっていたが、一番ベトナムらしい番組をちょっと鑑賞する。
でも、つまらなかった。
さぁ、寝ようっと!
翌朝は6時に起きた。
ホテルは朝食付きだが、せっかくのベトナムだから食べずに外で済ませることにした。
小さいが小奇麗なお店に入り、ベトナムコーヒーと鶏肉入りのフォーを注文。
ベトナムコーヒーは初めての体験で、どうやって飲むのかサッパリわからない。
若い女性の店員さんにコーヒーの器具を指さし、ニッコリ笑って首をかしげたのだった。
万国共通言語に頼るしかない。
結局は、店員さんがやってくれた。
とにかく、熱い所はなんでも甘い!
練乳がたっぷりで、ちょっと勘弁という甘さだった。
(最終的には、この甘さにはまるのだが・・・)
店員のオネエサンはフォーも身振り手振りでああしろ、こうしろと教えてくれた。
フォーは実に旨い
最高だ!
手で葉をちぎって入れたパクチーと生唐辛子と、なんだかよくわからないチューブ入りの赤い調味料(トマトケチャップ?チリソース?)を混ぜ、ライムをたっぷり搾り入れて食べるのだが本場物は本当に旨い!
(注:なお、もっと大衆的な店にいくとパクチー、他の野菜はド・ドーンと大きな器に「好きなだけとれ」と言った具合に大量に出される。ここは、まだ上品な店だ。)
ただし、フォーはどの店にいってもぬるいのだ。
熱々のフォーはまったくなかった。
ぬるいのが、どうもベトナムの標準規格らしい。
(つづく)
昨日、ドイツへ度々でかける人とお話をした。
ドイツのビールは数えきれないほど色々あって楽しいらしい。
燻製ビール飲んでみたい。
来年、一人で行こうかな?
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