ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

『犯罪は老人のたしなみ』

2017-06-21 15:36:54 | 本の紹介
byカタリーナ・インゲルマン・スンドベリ。木村由利子訳。創元推理文庫。



ダイヤモンドホームは経営者が変わって、すっかりしょぼくなった。コーヒーや外出も制限され、
食事は冷凍食品をチンするだけのものを出され、職員も減らされ、いたるところ経費節減されて。
刑務所を扱ったテレビの番組を見ながら、こんなことなら囚人のほうがまだましと、
79歳のメッタはため息をつくのだった、ならば・・・犯罪を犯せば囚人になれる・・・
とばかりに同じホームの友人をそそのかし、老人犯罪組織を結成する。
80歳前後の彼ら、5人はある日、職員の目を盗み、とうとうホームを飛び出してしまう。
資産家のアンナのカードで老舗ホテルのスィートルームに連泊、存分に美味しい食事と
ワイン、サウナを楽しみ、美術館の名画を盗む計画を立てるのだった。

さて、別の日のベルは・・・





暑くて。