ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

バナナとアーモンドのパイ

2015-05-31 07:06:58 | ティーフード


口の中に甘く完熟したバナナの味がほのかに薫って・・・さくさくしたパイの食感も楽しめます。

材料(18㎝パイ丸型)

パイ生地
無塩バター・・・120g
強力粉・・・100g
薄力粉・・・100g
卵黄・・・1個
冷水・・・80㏄


1、強力粉、薄力粉、バターをフードプロセッサーに入れて、こわごわスィッチを入れる。
2、1に冷水と卵黄を加えて、これも2、3秒くらいこわごわスィッチを入れ、少しくらいバターがだまになっていてもかまわない。
 だいたいまとまったら、ラップに包んで冷蔵庫で30分くらい休ませる。
3、パイ型にオイルを塗って、ぱらぱらと小麦粉をはたいておき、これも冷蔵庫に入れる。

その間にアーモンドクリームを作る。

アーモンドクリーム
バター・・・60g
砂糖・・40g
卵・・・1個
ラム酒・・・大1
バナナ・・・1本(みじん切りにしておく)


1、柔らかくしたバターをハンドミキサーで練り、砂糖を加えて混ぜる。
2、1に溶いた卵を少しずつ混ぜる。
3、ラム酒とバナナを加えて、混ぜる。

1、冷蔵庫から出したパイ生地を麺棒で薄くのし、パイ生地に敷き詰める。
2、1にアーモンドクリームを敷き詰めて、上に1センチくらいのリボン状にしたパイ生地で飾る。
3、210度に予熱したオーブンで2を30分くらい焼いて出来上がり。

余ったパイ生地はこんなふうにソーセージパイにして一緒に焼き上げました。






オランダワーフル

2015-05-29 07:56:56 | 流行りもの
先日、オランダ土産にワーフルをいただきました。

ふわふわのベルギーワッフルとは違っていて、オランダワーフルはワッフル型に押された
薄めのクッキーにキャラメルバターがサンドされたお菓子です。
齧ると、中のキャラメルバターとシナモンの味が口いっぱいにひろがって美味。
こんなの、初めて。

それから1か月後、偶然、デパートの地階食料品売り場で、発見。
なんでも神戸にあるオランダワーフルのお店が期間限定で京都のこのデパートに出店されていて、
この日が最終日だとか。
迷わず、バニラとシナモン味のワーフルを買いました。


販売員さんは青い眼の日本語がとっても上手なイケメンのおにいさんでした。



アメリカミステリー『殺人者は眠らない』

2015-05-28 08:28:33 | 本の紹介
byウィリアム・カッツ。飛田野裕子訳。扶桑社ミステリー。

DV夫と離婚して不眠症になったアン。隣には若くてイケメンで感じのいいマークが住んでいた。
マークは友人と投資関係の会社を共同で経営していて、何度か夜中に彼が車で帰宅するのを
見かけ・・・アンはたちまち彼に魅せられて・・・
しかしマークは過去に自分と友人を少年院に放り込んだ教師や心理学者を殺していく、連続殺人鬼だった。
マークはアンが自分を監視していると誤解して・・・

ヒッチコックを彷彿させるストーリー展開、ブラックコメディータッチに仕上がっている。
1988年に発表されたウィリアム・カッツのサイコサスペンス。

風変わりな名前

2015-05-19 14:52:58 | 
『インドの青鬼』という名に惹かれて、つい買ってしまいました。
アルコール度が7%とちょっと高め。ホップをふんだんに使ってあると書いてあったように、
コクが深く、苦味があるので、通好みの味。二口目で癖になってしまいそう。

もうひとつのバナナタルト。

2015-05-18 11:43:58 | ティーフード
以前、キャラメルバナナタルトはクレームパティシェールを使いましたが。
ここではオーソドックスなアーモンドクリームにしました。
甘さ控えめで、上品なテイストに仕上がりました。

材料
タルト台(18㎝タルト型)
バター・・・60g
三温糖・・・30g(白砂糖でも可)
卵・・・1/2個
薄力粉・・・120g

アーモンドクリーム
バター・・・60g
三温糖・・・40g
卵・・・1個
アーモンドプードル・・・60g
ラム酒・・・大1
バナナ・・・1本(みじん切り)

飾り用のキャラメルバナナ
バナナ・・・1本(縦、横、8つに切る)
砂糖・・・大1
バター・・・大1
ラム酒・・・小1

作り方
タルト台を作る
1、常温でやわらかくしたバターをハンドミキサーで練る。
2、1に砂糖を加えてさらに混ぜ合わす。
3、2に卵を入れて、しっかり混ぜる。
4、3に薄力粉を入れて、木杓子でさっくり混ぜる。
5、4を冷蔵庫で30分くらい休ませる。タルト型にオイルを塗って小麦粉をふりかけておく。

アーモンドクリームを作る。
1、常温で柔らかくしたバターをハンドミキサーで練る。
2、1にタルト台と同様、砂糖、卵、アーモンドプードル、ラム酒、バナナを混ぜる。

キャラメルバナナを作る
1、熱したフライパンに砂糖を広げて、きつね色になったらバナナを並べる。
2、バナナが焦げたら、ひっくり返し、バターを入れる。
3、砂糖が溶けて飴状になったらラム酒を入れて、あまりバナナが焦げないうちに火を止める。

1、タルト型に生地を敷いて、その上にアーモンドクリームを流す。
2、170度に予熱したオーブンで1を30分焼く。
3、30分したらオーブンからいったん取り出し、飾り用のキャラメルバナナを飾り、さらに5分、オーブンで焼く。
4、3の表面にバナナをキャラメリーゼしたときにフライパンに残ったソースをかけて、粉砂糖もふって出来上がり。




スウェーデンミステリー『煌めく氷のなかで』

2015-05-17 07:27:32 | 本の紹介
byヴィヴェカ・ステン。三谷武司訳。ハヤカワ文庫。

主人公は銀行の法務部に勤めている、二児の母、ノラ・リンデ。
あるパーティーでノラは医師の夫ヘンリクが同じ病院の看護師と不倫をしていることを知り、
離婚を決意する。ノラにはストックホルムから近い、サンドハムン島に叔母から相続した家があった。
ちょうど子どもたちの学校が休暇に入ったので、ノラは夫と距離をとるために島の家にやってきた。
島では一人の少女が失踪していた。
そこで兄弟は死体の一部を発見してしまい・・・

夫から暴力を受ける妻、父から虐待される息子、親子、兄妹の確執、さまざまな家庭の問題が
あらわになり・・・
ノラは幼なじみの刑事をかかわり、事件を解決に導く手伝いをしていくうちに・・・
自分との折り合いをつけ、強い女性に成長していく。

バラが咲いた

2015-05-12 14:23:45 | 日記
以前、ひとり、さびしくお留守番させられた腹いせに、アーチの根本に
植えられた苗を噛みちぎったベル。



アンジェラという品種は根だけ残っただけ。

もう一方のピエール・ドゥ・ロンサールは少し茎が残ってそこから葉が茂り・・・
春の陽射しを浴びてぐんぐん成長しました。



そして蕾がいくつかでき・・・とうとうひとつ花が咲き・・・



つぎつぎ花が・・・



アーチの完成はまだまだだけど・・・




ノルウェーミステリー『凍える街』

2015-05-10 09:01:51 | 本の紹介
byアンネ・ホルト。枇谷玲子訳。創元推理文庫。

主人公はオスロ市警の敏腕女性警部、ハンナ・ヴィルヘルムセン。
クリスマス休暇の前日、高級住宅街で4人の殺人事件が起こった。
被害者はノルウェー海運会社の社長とその妻、長男、そして彼らを訪ねてきた出版コンサルタントの男性。
現場は血の海で凄惨をきわめていた。
社長一家は相続、後継ぎの問題で争われていた。父親とそりが合わず、海外に飛びだしていった長男。
薬物中毒の長女、会社は温厚で父の言いなりで、あまり経営が得意ではない次男が継ぐはずだった。
しかし海外で成功した長男が事業をたたんで、帰国。父の会社に迎い入れられたことから、
父は長男を後継者に。殺人事件はそのさなかに起こった。
当然、次男夫婦と長女に容疑がかかるが・・・
家族に確執を持つハンナは別の見方をしていた・・・

見栄えはいまいち、キャラメルバナナタルト

2015-05-06 13:01:43 | ティーフード
クレームパティシェール(カスタードクリームのようなもの)を
たっぷり流して、甘く香ばしくキャラメリーゼしたバナナをトッピング
しました。・・・キャラメリーゼしたバナナの位置が決まらず、稚拙な感がちょっとご愛嬌・・・
でも味は折り紙つき・・・なあんて。
次回は飾りバナナの位置を考慮。

材料(18㎝ケーキ型)

タルト生地
バター・・・60g
砂糖・・・30g
薄力粉・・・120g

クレームパティシェール
牛乳・・・125㏄
卵黄・・・1個
砂糖・・・25g
薄力粉・・・20g
ラム酒・・・小1

バナナ・・・2本・・・1本は5ミリくらいのサイコロ切りにしておく。
         もう1本は縦横、4つに切る。
粉砂糖・・・少々

作り方
【タルト】
1、ケーキ型にサラダオイルを塗り、小麦粉をふって、冷蔵庫で冷やしておく。
2、ボールに室温に戻しておいたバターをハンドミキサーで練る。
3、2に砂糖を加えて、さらに混ぜる。
4、3に卵を入れてハンドミキサーで混ぜる。
5、4に小麦粉を入れて、さっくり木杓子で混ぜる。
6、5をラップでまとめて、冷蔵庫で30分くらい寝かせる。
7、ケーキ型に6を伸ばして、予熱180度のオーブンで17分~18分くらい焼く。

【クレームパティシェール】
1、耐熱容器にクレームパテシェールの材料を入れて、泡だて器で混ぜる。
2、1を1分加熱して混ぜ、また1分加熱して混ぜ、これを3回繰り返す。
 様子を見て、ラム酒を加える。
3、2にサイコロ切りのバナナ1本を混ぜる。

【バナナをキャラメリーゼ】
1、フライパンに大1の砂糖とバターを溶かして、キャラメル色になったら、バナナを
 のせる。バナナが焦げたら裏返しにして、裏も焦げ目をつける。

タルト型が焼きあがったら、クレームパティシェールをタルトに流しいれ、
キャラメリーゼしたバナナを飾り、粉砂糖をふりかける。









シネマ『ギリシャに消えた嘘』

2015-05-04 08:03:27 | シネマ
ホセイン・アミニ監督。出演ヴィゴ・モーテンセン。キルスティン・ダンスト。オスカー・アイザック。

原作はパトリシア・ハイスミス『殺意の迷宮』

時代は1962年。チェスターとコレットのアメリカ人夫妻がギリシャを旅行中、
現地でツアーガイドをしている青年、ライダルに出会い、好印象を持った夫妻は
彼を雇い、市場やら観光スポットを案内してもらう。
ホテルに彼らを送るが、コレットがブレスレットを忘れたことに気づき、ライダルは
それをホテルに届けようと部屋を訪れる。ところがそのころ、アメリカからチェスターを追って、
探偵がやってきて大勢の人から集めた金を返せと迫られる。チェスターは詐欺師で・・・
そんな金はないと突っぱねる。
もみ合っているうち、チェスターは探偵を銃で殺してしまう。その遺体をライダルに見られてしまう。
彼はライダルに遺体を運ばせて・・・。ライダルはなぜかチェスターのいいなりになり、
彼らの逃亡を手助けし、行動をともにしてしまう。
父親のような思い、嫉妬、情愛、三人の錯綜した心理が次なる悲劇を呼んでしまう・・・



日本文学『迷宮』

2015-05-03 12:51:32 | 本の紹介
by中村文則。新潮文庫。

 人の心の深層には狂気という鬼が棲んでいる・・・
そして・・・人はけっしてそれに気づいてはならない。
気づいたら最後、眠っていたはずの鬼が目を覚まし・・・
人は果てしない狂気の闇に引きずり込まれる・・・
そんなことを思ってしまう・・・奇妙で恐ろしい小説でした。


22年前、都内で一家惨殺事件が起こり、たった一人12歳の少女が生き残った。
遺体に色とりどりの折鶴で飾られたことから折鶴事件と呼ばれ、事件はやがて迷宮入りに。
それから月日が経ち、美しく成長したその少女と出会った僕。
僕は弁護士の卵で、その事件を調べていくうちに、心がどんどん蝕まれて・・・