ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

ホワイトチョコチップクッキー

2013-12-31 08:57:59 | ティーフード
以前、チョコチップクッキーを作りましたが、今回はホワイトチョコを使ったチップクッキーに挑戦しました。
カシュナッツとホワイトチョコの食感がうれしい、直径7センチくらいの少し大きめの素朴なクッキーです。

材料(10枚くらい)オーブンで1度に焼ける量
無塩マーガリン・・・80g
上白糖・・・60g
卵・・・1/2個
ラム酒・・・小1
牛乳・・・大1
ホワイトチョコレート・・・40g・・ここでは明治の板チョコを使用。
カシューナッツ・・・30g・・・ローストしたもの。

強力粉・・・30g
薄力粉・・・100g
BP・・・小1/2

作り方
チョコチップクッキーの作り方と同様

下準備
a,卵とマーガリンを冷蔵庫から出して常温に戻しておく。
時間のないときはマーガリンを軽くレンジで20秒くらい温めておく。溶けないように。
b,ホワイトチョコとカシューナッツは5ミリくらいに砕いておく。
c,強力粉、薄力粉、BPは一緒にふるっておく。

作り方
1、マーガリンをハンドミキサーで撹拌し、柔らかくする。
2、1に砂糖を少しずつ入れて混ぜる。
3、2に卵を加えて、さらにハンドミキサーで撹拌。ラム酒、牛乳も入れて混ぜる。
4、ホワイトチョコとカシュナッツを加える。
5、4に強力粉、薄力粉、BPを入れて、さっくり混ぜる。
6、5を冷蔵庫で1時間くらい休ませる。
7、6をラップを使って、1枚分の量を手にとって団子状にまとめる。
8、クッキングシートを敷いた天板に10枚分のクッキーの種を並べて、厚さ8ミリからセンチくらい、直径7センチの大きさにする。
9、予熱170度のオーブンで15分~20分くらい焼き上げる。
 注意、焼きあがったクッキーは触らず、そのまま冷ましてから扱うように。焼きたてのクッキーは壊れやすいので気をつけてください。


『私のなかの彼女』

2013-12-29 19:56:32 | 本の紹介

by角田光代。新潮社。

和歌が作家として成功するきっかけとなったのは、大学時代からつきあってきた恋人、仙太郎の存在だった。
仙太郎は在学中にイラストの仕事からブレイクして、一躍著名人に。時はバブル絶頂期。
風呂なしアパートから一転して、彼は高級マンションに引っ越し、仕事はどんどん舞いこみ、多忙を極めた。
和歌とは住む世界が違うように思われ、彼に追いつきたいがために和歌は努力して、いつしか売れっ子作家になった。
ところがバブルははじけ、そのあたりから仙太郎の仕事はなくなっていった。
今まで和歌を下に見ていた仙太郎は和歌に嫉妬するように・・・
やがて彼は和歌を傷つけ、去っていく・・・満身創痍の和歌は書けなくなった。
一方、和歌の亡くなった祖母もその昔、小説を書いていて、志半ばで職業作家にならずに筆を折って、平凡な男と結婚して家庭に入った。
祖母はなぜ、書かなくなったのか、書けなくなったのか。
祖母の遺した言葉・・・『男と張り合おうとするな。みごとに潰されるから』の意味するものは?
和歌は自分を潰そうとして去った仙太郎を激しく憎む。
しかし・・・祖母に自身を重ねあわしたとき、見えてくるものがあった。

スウェーデンミステリー『催眠』

2013-12-19 15:27:34 | 本の紹介
byラーシュ・ケプレル。ヘレンハルメ美穂訳。早川文庫。

覆面作家ラーシュ・ケプレルのデビュー作。
後に純文学的な小説の作家、アレクサンデル・アンドリル&アレクサンドラ・コエーリョ・アンドリル夫妻のペンネームだと判明。

ストックホルム郊外で起きた一家惨殺事件。夫婦と幼い娘は残忍は方法で殺され、15歳の長男が意識不明の重体で発見された。
一家にはほかに独立して家を出た長女がいるが、行方不明。長女が狙われるかもしれないと、リンナ警部は催眠療法の権威、
精神科医バルクに依頼、催眠療法で意識不明の長男から犯人につながる証言を引き出そうと試みる。
ところが、その証言は予想外の衝撃的なものだった。
実はバルク医師は10年前、ある事件が起きたことからもう2度、催眠療法はやらないと封印していた。
しかし今回、長女の命を守るため、誓いを破り、催眠療法を再開したことで・・・つぎつぎと恐ろしい出来事が起こる。
冬のスウェーデンを舞台に、バルク医師と妻の確執、葛藤、揺れ動く家族愛、心情描写が自然の美しい描写と比喩に絡め、たくみに描かれている。


くるみ入りチョコチップクッキー

2013-12-06 14:28:56 | ティーフード
ブラックの板チョコがあったので、くるみ入りのチョコチップクッキーを作ってみました。

材料
無塩マーガリン・・・80g
三温糖・・・80g
卵・・・1/2個
ラム酒・・・小1

薄力粉・・・80g
強力粉・・・50g
ココアパウダー・・・大1
BP・・・小1/2

板チョコ(ブラック)・・・1枚、55g
くるみ・・・30g

下準備
○マーガリンと卵は常温にもどす。
△薄力粉、ココアパウダー、BPを混ぜておく。
○板チョコ、くるみは刻んでおく。

作り方
1、常温にもどして柔らかくなったマーガリンをハンドミキサーでかき混ぜ、さらに柔らかくする。
2、1に三温糖を少しずつ入れ、さらにハンドミキサーでかき混ぜる。
3、2に溶いた卵を加え、ハンドミキサーで混ぜる、混ぜる。
4、3にココアバター、BPをまぜた薄力粉を入れて、さっくり混ぜる。
5、4にラム酒、刻んだ板チョコ、くるみを入れて、混ぜる。
6、5をひとまとめにラップでくるんで冷蔵庫で30分以上、寝かせる。
7、オーブンを170度に予熱する。
8、6を直径5センチくらいの大きさ、厚さ5ミリくらいんも大きさにして天板に乗せ、170度で、
  15分焼いて出来上がり。


スウェーデンミステリー『天使の死んだ夏』

2013-12-04 11:55:41 | 本の紹介
byモンス・カッレントフト。久山葉子訳。創元推理文庫。

『冬の生贄』に続く女性刑事、モーリン・フォシュが活躍するシリーズ第2話。
スウェーデンでかつてない異常に暑い夏。
公園で・・身体を磨かれたような、陶器のように白い裸の少女が保護される。
かすかに塩素のにおい、少女は暴行されたらしいが、何も覚えていないという。
やがて今度は土の中から同じようにきれいに磨かれた裸の別の少女の遺体が発見された。
モーリンたち警察が捜査を始めるが・・・移民の若者、過去に性犯罪を犯した者、同性愛者・・・
彼らの壮絶な過去・・・暴力が暴力を生む負の連鎖・・・社会の病んだ部分があらわになっていく。

突然、生を断ち切られた二人の少女たちの魂は無念と戸惑いを抱いたまま、亡き者としてこの世を浮遊していて。
その独白が悲しい。