ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

北欧ミステリー『パパ、ママ、あたし』

2014-05-29 15:47:05 | 本の紹介
 byカーリン・イェルハルドセン。木村由利子訳。創元推理文庫。

『お菓子の家』に続くハンマルビー署、ショーベリ警視シリーズ第2弾。

ハンマルビー署の女性刑事、ペトラは早朝、ジョギング中、ひき逃げされたらしい女性の遺体を見つける。
近くの繁みにベビーベットが。中には低体温症で瀕死の赤ん坊がいた。
一方、フィンランド行きのフェリーの船内で16歳の少女の絞殺死体が発見された。
やがて少女の身元は判明、しかしすぐわかると思われた女性の身元は中々判明しない。

『ママ、パパ、あたし』という原題はスウェーデンの平均的な家庭を意味するが。
スウェーデンでも日本でもそんな理想の家庭などどこにもない。
何日も一人取り残された3歳の幼女、ハンナが3歳児なりに知恵をしぼって奮闘する様子がけなげでたくましい。


ここに出てくるショーベリをはじめ、部下のペトラ、サンディーン刑事もみんな問題を抱えている。
とくにペトラは女性刑事というだけで署内でセクハラにあったり、上司や同僚からも足を引っ張られている。
虐待、ネグレクト、レイプ。物語が進むにつれて、今の社会の病巣があらわになり・・・

ストーリー展開が速くて、ついついページをめくってしまう。
次作が待ち遠しい。




イギリスミステリー『緋の収穫祭』

2014-05-25 08:28:41 | 本の紹介
byS・J・ボルトン。法村里絵訳。創元推理文庫。
イギリスの古い慣習が今も生きている、歴史のある田舎町。
教会の司祭として赴任してきたハリー、教会の敷地の隣に引っ越してきたフレッチャー一家。
フレッチャー一家には夫婦と男の子二人、トムとジョーと2歳の女の子、ミリーがいた。
ある日、大雨で土砂崩れが起こり、教会の塀が流され墓地が壊された。それは小さな女の子の墓で、
なぜだかその女の子のほか、あらたに二人の小さな女の子の遺体が発見される。
頭蓋骨にひどい損傷を負ったふたりの遺体はいったい誰のもの?
村には6年前、湿地で行方不明になった4歳の少女、あるいはまた数年前に火事で焼け死んだ女の子、
教会の階段から落ちた少女がいた。
 
やがて村を上げての一大イベント、収穫祭が始まり・・・今度は
フレッチャー家の子ども、ジョーとミリーがいなくなった。

警察や両親、村の精神科医、司祭のハリーたちは事件を調べていくうち、
村には幼女を取り巻く恐ろしい秘密が隠されていた。

初めてのシフォンケーキ

2014-05-21 15:25:37 | ティーフード
シフォンケーキのシフォンとは、服飾用語で薄くやわらかい織物を意味する言葉(フランス語)です。
そのようにきめを細かくしてふんわりと焼くのが、ポイントです。
レシピを探して・・・そのように作ったつもりですが・・・ふんわり感が今ひとつ感じられません。
まだまだこれから・・・自分なりのレシピを考えていきます。

梅酒の季節

2014-05-14 13:58:09 | 
梅をいただいたので、思いきって梅酒を作りました。
作り方はいろいろ調べましたが、一番簡単そうなのを選びました。



用意するものは・・・
梅・・・450gくらい
砂糖・・・250gくらい
ホワイトリカー・・・900ml

作り方

1、傷のない梅を選んで、洗って乾かす。
2、1の梅のへたを金串のようなものでとる。
3、広口壜に砂糖、リカーを入れて、梅を漬け込む。
 1~3か月程度でできあがり。1年くらい寝かせるとより美味しくなる。


理想の母親像『ステラ・ダラス』byプロ―ティ

2014-05-10 08:18:08 | 本の紹介
毎年、母の日が近づくと思いだすのが少女向けに改題された『母のいのり』(『ステラ・ダラス』)という本でした。
小学校低学年のころ、お年玉でこの本を買い・・・夢中になって読み・・・子どもながらに大人になって子どもができたら、この母のように子どもを育てようと思っていました。

あらすじはというと・・・
1950年代のアメリカが舞台。ステラは貧しい家の出で、教育もろくに受けずに工場で働いていて。そこで工場長で良家の出のスティーブンと身分違いの結婚をして、ローレルというかわいい娘をもうけた。
スティーブンにはモリソンという許嫁がいたが、父の事業が失敗して父は自殺、借金で家は没落したという事情があった。傷心のスティーブンにステラは優しかった。
しかし一緒に暮らしてみると・・・ステラは下品で、付き合う友人は飲んだくれで、スティーブンとは価値観の違っていてうまくいくはずがなかった。
ふたりの気持ちはすれ違い、やがて離婚。スティーブンは一人娘のローレルのために十分に仕送りをし、毎年夏の休暇をローレルと一緒に過ごした。ステラはローレルのためにお金を出して習えるものはなんでも習わし、いい母親になろうと努力するが・・・
スティーブンはやがて以前の婚約者、モリソンと再婚。
ローレルは父を取り巻く世界と母との生活に雲泥の差があることを知り・・・父の家庭に憧れる。
それを知ったステラは身を引き、ローレルをスティーブンとモリソンに託す。

だいたいそのような話だったと思いますが、少々違っていたらごめんなさい。この本、なくしてしまって…惜しいことをしました。

娘の幸せのため、突き放す。ステラはローレルの住む家に行って、夜、物陰からローレルがピアノをひいている姿を満足げに見ているシーンが印象的です。またローレルの義母となったモリソンはそんなステラの気持ちを汲んで、わざとカーテンを引かずにいました。
娘をとりあう親もいるけど、この二人の母はほんとうにすてきだと思います。



ふわふわ、しっとりフレンチトーストの謎

2014-05-04 11:18:24 | パン
 ホームベーカリーで作ったパン、端と耳が結構、固いので、フレンチトーストにしました。

材料
パン・・・だいたい2枚くらい

フレンチトーストの液
卵・・・1個
牛乳・・・100㏄
砂糖・・・大1
お好みで、バニラエッセンス、シナモンを入れたり、仕上げに粉砂糖をふりかけたりするのも楽しいです。

ここでは、このフレンチトーストの液にパンを一晩、つけこんでおきました。
時間をかけてパンに液がしみこむことで、しっとりふわふわに仕上がるのです。
以前、テレビの情報番組で、フレンチトーストのおいしいお店のオーナーが紹介されていました。

翌日、朝食用にフライパンでにバター大1~2くらい落として、ふたをして両面こんがり焼けば出来上がりです。

肉球にチューイングガムが・・・

2014-05-02 15:14:50 | ベル


散歩中、道に落ちていたチューイングガムを踏んでしまい・・・
前足の肉球にガムがはりついてしまい・・・ほとんどはがしてもらいましたが、まだ少しとれず。
なので、ついでに全身シャンプーしてもらうことにしました。



ああ、すっきり。
ひなたで寛ぐベルでした。

チョコレートケーキwith文旦マーマレード

2014-05-01 12:47:13 | ティーフード


手製の文旦マーマレードをいただいたので、それを使ってチョコレートケーキを作ってみました。
マーマレードのほどよい渋みとブラックチョコレートのまろやかな?苦味を、
ラム酒が取り持って、口の中で甘やかなハーモニーを奏でます。
甘さ控えめ、おとなの味に仕上げました。

チョコケーキwith文旦マーマレード

材料(18㎝パウンド型)

無塩ケーキ用マーガリン・・・80g
サラダオイル・・・20g
三温糖・・・50g
卵・・・2個

薄力粉・・・60g
ココア・・・20~25g
アーモンドプードル・・・15g
ベーキングパウダー・・・小1/2
ブラックチョコレート・・・55g(ガーナチョコを使用)
ラム酒・・・大2

1、常温に戻したケーキ用マーガリン(時間のない時はレンジで20秒くらいチンする)をハンドミキサーで混ぜる。
2、1にサラダオイルを入れてさらに混ぜる。
3、2に三温糖を入れて、よく混ぜる。
4、3に溶いた卵を少しずつ加えて混ぜる。
5、薄力粉、ココア、アーモンドパウダー、BP、砕いたチョコレートを混ぜ合わせておく。
6、4に5、ラム酒を入れて、さっくり混ぜる。
7、6をケーキ型に流しいれて、160度に予熱したオーブンで40分焼く。そのあと、170度に上げて3~5分焼いて出来上がり。