ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

海外ミステリー『ノア・P・シングルトンの告白』

2015-02-20 10:37:27 | 本の紹介
byエリザベス・L・シルヴァー。宇佐川晶子訳。ハヤカワ文庫。

ノアは父の年若い愛人、セアラを射殺した容疑で死刑囚となり、もう10年もの間、独房に収監されている。
自分と歳があまり変わらないセアラは妊娠していて、セアラのアパートに押し入ったということになっていて、
死刑判決が出たのだが。後半年後に死刑執行という時期になって、敏腕弁護士である、セアラの母がイケメンのかけだし
弁護士とともに『死なせない母の会』・・つまり死刑反対の非営利組織・・・の一会員として、面会に来た。
セアラの母、マーリーンは一人娘のセアラを溺愛していて、ノアをひどく憎んでいるはずなのだが・・・
ノアの死刑執行を止めるため、知事に恩赦を要請するという。そんなことが可能なのか、それとも彼女はもっとノアを苦しめるため、なにかを企んでいるのか。
物語はノアの生い立ち、どうして罪を犯すに至ったか、ほんとうにノアがそんな犯罪を犯したのか、事件の真相とが
過去と現在を行き来しながら、進んでいく。
死刑とは・・・本当に必要なのか、死刑の是非を問う問題作。

スペイン旅行、その3

2015-02-15 08:31:07 | 旅行
ここでスペインの印象的だった料理を紹介します。

まずはパエージャ。



日本の観光客の好みに合わせてあったのかどうかわかりませんが、
日本で食べるパエリアとあまり変わらなかった。美味しかったです。

ボリュームたっぷりのシーフードサラダ。赤いドレッシングが美味。




アンダルシアの伝統料理、オックステールの煮込み。フライドポテト添え。



骨つき肉(テールの部分)をとろとろに煮込んだもので、柔らかくて口のなかでで甘くとろけるようです。

最後に、ニンニクの苦手なわたしのお薦めスープ、ソパ・デ・アホというニンニクスープです。



あんまりニンニクっぽくない、身体温まる不思議なスープ。

そのレストランのテラス席にいた、看板娘の猫ちゃん、



燦々と降り注ぐ太陽の光を浴びて、気持ちよさげにお昼寝。


続く





スペイン旅行その2

2015-02-13 08:43:14 | 旅行
マドリード市内、アト-チャ駅からAVEでコルドバへ。
AVE(新幹線のようなもの)に乗るには、手荷物検査(セキュリティーチェック)がありました。



約2時間で古都コルドバへ。
コルドバはローマ時代以前から街があり、8世紀半ばには後ウマイヤ朝の首都。
イスラム文化の色合いが遺る古い街です。

メスキータを訪ねました。
ユダヤ教とキリスト教の文化が融合、モスクと大聖堂が同居している、珍しい建物。

昔、キリスト教の聖堂があった場所にユダヤ教徒の支配者に増改築され・・・
また、キリスト教徒に取り返され、聖堂と利用され・・・
ユダヤのモスクとキリストの大聖堂の建築様式がごっちゃになったというもの。

中央礼拝堂






円柱の森



マラスラの天井。



アルミナールの塔



ユダヤ人街




                                  続く

スペイン旅行

2015-02-12 14:42:53 | 旅行
スペインに行ってきました。まずはマドリードの街を訪ねました。

フェルベ4世の騎士像が立つオリエンテ広場。




この時期(1月中旬)はシーズンオフだったので、プラド美術館は、
並ぶことなく、すいすいと入れました。





スペインを代表する画家、ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコの絵を堪能できました。



もと郵便局、いまは商業ビル。ポストの口がそのまま現存しています。



古めかしいビルが立ち並ぶ街角。



ホテルの近くのカテドラル。

                                       続く


現代文学『賢者の愛』

2015-02-11 14:57:05 | 本の紹介
by山田詠美。中央公論新社。

真由子は子どもの頃からの親友、百合に、
父と初恋の相手を盗られたことから復讐を誓う。
その復讐とは・・・
百合の息子、直巳を自分好みの限りなき理想の男に
育て上げることだった・・・
谷崎潤一郎『痴人の愛』をオマージュした・・・
山田詠美独自の恋愛観、人生観が凝縮した作品。

レモンケーキ

2015-02-07 08:28:19 | ティーフード
レモンの果汁たっぷりの甘酸っぱいケーキです。

材料(18㎝長方形ケーキ型)
無塩バター・・・100g
砂糖・・・100g
卵・・・2個
小麦粉・・・80g
アーモンドプードル・・・20g
ベーキングパウダー・・・小1/2
ラム酒・・・大1

レモン果汁・・・1個分
レモンの皮(白い部分は除く)・・・1個分

作り方
1、常温に戻したバターをハンドミキサーで混ぜ合わせる。
2、1に砂糖を加えて、ハンドミキサーでさらに混ぜる。
3、2に溶いた卵を少しずつ入れて混ぜる。
4、3にふるっておいた小麦粉、アーモンドプードル、ベーキングパウダーを加えて
 木杓子でさっくり混ぜる。
5、4にラム酒とレモン果汁を加える。
6、クッキングペーパーを敷いたケーキ型に5を流し込む。
7、6にみじん切りにしたレモンの皮をトッピングする。
8、7を170度に予熱したオーブンで35分くらい焼き上げる。

80分の散歩コース

2015-02-04 08:49:56 | ベル
朝から小雨が降りしきる日、警備の仕事もヒマ。
所在なげなベル。

夕方どうにか雨はあがって・・・

散歩の時間・・・
はりきるベル。

西へ・・・南へ・・・
どこへでも・・・

とうとう、車で15分もかかる、アルトくんのおうちへ。
ベルとわたしの足で40分かかりました。

いつも車で行っていたのに、道筋を知っていたんだね。



ブルーベリーケーキ

2015-02-02 09:38:14 | ティーフード
甘酸っぱいブルーベリーのテーストが口いっぱいに広がり・・・うっとり。

材料(18㎝長方形ケーキ型)
無塩バター・・・80g
サラダオイル・・・20g
砂糖・・・100g
卵・・・2個
薄力粉・・・80g
アーモンドプードル・・・20g
ベーキングパウダー・・・小1/2
ラム酒・・・大2

生のブルーーべりー・・・120g(1パック)

作り方
1、常温に戻したバターをハンドミキサーで混ぜ合わせる。
2、1にサラダオイルを加えて、混ぜる。
3、2に砂糖を入れてさらに混ぜる。
4、3に溶いた卵を少しずつ入れて、混ぜる。
5、4にふるっておいた薄力粉、アーモンドプードル、ベーキングパウダーを
 木杓子でさっくり混ぜる。
6、5にラム酒を加える。
7、6をクッキングペーパーを敷いたケーキ型に流し込む。
8、7に生のブルーベリーをトッピングする。
9、8を170度に予熱したオーブンで50分くらい焼いて、出来上がり。

海外ミステリー『妻の沈黙』

2015-02-01 08:25:24 | 本の紹介
byA・S・A・ハリスン。山本やよい訳。ハヤカワ文庫。

セラピストのジョディと不動産業を営むトッドは籍は入っていなかったが、
20年以上も事実上の夫婦として生活を共にしてきた理想的なすてきなカップルだった。
しかし浮気性のトッドが親友の娘に手を出し、まだ学生の彼女、ナターシャが妊娠したことから
ジョディとの暮らしが崩れることに・・・
ジョディはトッドが自分を捨てて、ナターシャと子どもと新しい生活を始めることを知っても
沈黙を貫く。やがてその沈黙は殺意を孕んでいく・・・