ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

フルーツブランデーを作ってみました。

2013-05-31 08:13:33 | 
 新聞の『くらし』欄に好みの果物を漬け込む『フルーツブランデー』のレシピが載っていたので、さっそく試してみました。ブランデーになんでもいい、旬の果実を漬け込むだけ。1~3日で飲みごろになるという。わたしはグレープフルーツで作ってみました。グレープフルーツの皮を剥いてひと房ずつにして、ブランデー300ccに漬けただけ。果実は1週間くらいでひきあげるといいらしい。
 翌日、漬け込んだフルーツブランデーをグラスにすこし注いで、果実とともにソーダで割りました。ブランデーにしみた果実も美味。フルーツブランデーは肉や魚料理にも使えるそう。
 レシピ広がる、楽しい家族。

ケーク・サレについて

2013-05-29 07:18:43 | 料理
 フランス語で塩ケーキを意味する。
 パンには果実、ジャムやクリームで飾ったスィーツのようなパンと、野菜、ハムやチーズをはさんだ惣菜パンがあるように、ケーキにも砂糖を使わない、野菜、ベーコンやチーズ、香辛料で味つけした甘くないケーキがあります。それがケーク・サレです。
 今日はウインナーとポテト、シメジ、ゴーダチーズを入れて、焼きました。カレー味です。レシピはまた追って、ご紹介します。

スウェーデンミステリー『目くらましの道』

2013-05-28 07:27:59 | 本の紹介
 またまた、byヘニング・マンケル。柳沢由実子訳。創元推理文庫。
 ここではヴァランダー刑事の家庭事情がていねいに描かれている。妻と娘と別れ、新しい恋人ができたが、やはり仕事が忙しくなかなかその恋人と会えず。別に暮らしている元画家の父は妻に先立たれたあと、ヘルパーに来てもらっている、しっかり者の女性と再婚・・・しかし認知症の初期だと診断され・・・妻、娘、恋人、父、父の再婚相手、姉ら肉親への思い、孤独、寂しさ、事件への思い入れ、正義感、様々な感情がごちゃまぜに入り乱れ・・・悩み、迷い、考え、事件解決へ。
 それにしても・・・ここでの殺し方が残虐。額を斧で真っ二つ、頭皮を剥ぐ・・・など。犯人はどうしてこんことが思いつくのか。
 恐怖と残虐性。支配と服従。闇と光。嘘と真実。それらは表裏一体だと今さらのように思う。
 CWAゴールドダガー賞受賞作。

夢見

2013-05-27 14:52:03 | 日記
 京の町なかで迷っているわたしがいる。今いるところがわからない。迷路のような路地を行ったり来たり。早く帰らなければと焦る。地図もスマホも待っていない。なにかヘン。背の低いビルも街路樹も車も町家もみんなひとまわり小さい気がする。音も匂いも色もない。
 もしかしたら異次元の世界? とんだサイトにリンクしたみたい。どうしたらいい? ほころび? 割れ目? そうだ、どこかにこのサイトのほころびがある。きっとある、ある。必死で考えた。歌が聞こえる。子どもがなにやら歌っている。あねさんろっかくたこ・・なんとか。
 前を歩いていた、着物姿の少女がふりかえる。いけない。目が合ってしまった。少女は不敵な笑みを浮かべる。恐怖。この少女と関わってはいけない、と心のなかで警鐘が鳴り響く。わたしは逃げた。少女が追いかけてくる。速く走れない。うまく呼吸ができない。息が苦しい。少女の足音がはすぐ後ろでする。足がもつれる。とうとうなにかに躓いて転んでしまった。すぐさま少女が馬乗りに。・・・はっちょうこえればとうじみち、くじょうおおじでとどめさす。と、少女が歌いながら、わたしの顔を少女の手にしては不釣り合いに巨大な手でわしづかみにする。暗転。
 そこで目が覚めた。・・でも目の前に手のひら・・・よく見るとそれは自分の手。わたしは自分の手のひらの上に、顔を乗せて眠っていたのでした。
 写真と本文は関係ありません。

わけあり、けなげなバナナなしケーキ

2013-05-25 07:23:50 | スィーツ
 バナナケーキを作ろうとしたのにバナナがなかった。なので、バナナなしのケーキを作りました。でもここで疑問が。これは何ケーキなんでしょうか。パウンド型のケーキなので、パウンドケーキ? いえ、パウンドケーキの定義は材料の小麦粉、バター、砂糖、卵がそれぞれ1パウンド(120g)なので、このケーキの場合、当てはまらず。また、このケーキはアーモンドプードルが入っています。それでフィナンシェ?といいたいのですが、卵は全卵を使っていておまけに形がフィナンシェとは程遠いのです。ではバターケーキ? いえいえ、たしかにバターは使っていますが、バターだけがこのケーキのスターではないなず。パウンドケーキ、フィナンシェ、バターケーキ、すべて却下。ではアーモンドケーキ? バナナなしのケーキ? ああ、もうわからなくなってきた。混沌、カオス・・・。

スウェーデンミステリー・ファイアーウォール

2013-05-24 08:47:35 | 本の紹介
 『ファイアーウォール』byヘニング・マンケル。柳沢由美子訳。創元推理文庫。
 少女二人がタクシー強盗をして運転手を殺してしまった。同じ頃、一人の男が夜、散歩に出かけ、ATМの近くで死んだ。これらが全ての発端だった。お馴染みイースタ署のヴァランダー刑事は事件を追っているうちにその陰にサイバーテロの計画があることに気づく。
 ファイアーウォールとは英語では防火壁を意味する単語だが。IT用語では、インターネットなど外部の不正アクセスからネットワークを守るためのセキュリティ対策システムを言う。この小説は翻訳され日本で出版されたのは最近だが、実は15年前に書かれていることに驚く。今や、コンピューターなしではわたしたちの生活は成り立たない。もしサイバーテロが起こったら・・・電気、ガス、水道、ライフラインは遮断され、金融、経済は混乱し・・・、その先は考えるだに恐ろしい。ITに支配されている現代社会に警鐘を鳴らした問題作。

アイスティーを飲む。

2013-05-23 07:45:59 | 紅茶
 アイスティーの美味しい季節になりました。ある方から教わった美味しい作り方を紹介します。
 まず汲立の水を沸騰させます。熱湯500ccに茶葉はティースプーンに小盛りで3,5杯、蒸らし時間はだいたい15分くらい。少し渋みが出ますが、後で氷で割るのでスッキリとした渋みになります。蒸らしたら、茶こしをつかってボウルに一気に注ぎます。写真のようにざるに氷を入れ、10秒くらい揺らして素早く粗熱を取ります。これでできあがり。氷をいれたグラスに注いでいただきます。残ったアイスティーはガラスのポットなどに入れて、冷蔵庫には入れず、常温で保存します。こうして作ったアイスティーは冷蔵庫に入れると、白濁してしまうからです。だから朝、作った紅茶はその日のうちに飲んでください。

ワンも衣替え

2013-05-22 07:55:29 | ベル
 つまらんなー。
 シャンプーしました。冬毛がごそっと抜けました。集めたらヘアーピースが作れそう。これでようやく冬毛(綿毛)が抜け、夏毛(ピンピンの毛)に生え変わり・・・お尻まわりがすっきり。
 今年の春の気温の変化が尋常でなかったせいでしょうか。例年だと3月から4月にかけて生え変わるのが常でしたが、今年は遅かった。・・・ウェスト部分もくびれて、すっきり。
 でも、なんだか・・・つまらん。あつーい夏がくる。

スウェーデンミステリー『殺人者の顔』byヘニング・マンケル

2013-05-21 12:34:12 | 本の紹介
 最近、書店ではスウェーデン、オーストリア、フィンランド、デンマーク等の北欧のミステリーをよく目にする。北欧の冬は長く冷たく、陰鬱で小説も重厚で暗いものが多い。
 しかしここで紹介する、スウェーデンの警察小説『殺人者の顔』は、簡潔でわかりやすい文章で心理描写も巧み。ストーリー展開もはやくついついページをめくってしまう。
 イースタ署の刑事、クルト・ヴァランダーを主人公にしたシリーズの第一話で。この刑事のキャラがいい。仕事中毒で妻子に逃げられて、孤独で寂しがりやのくせにつっぱっていて。部下に嫉妬してみたり、感情にまかせて激怒したり、そしてそのあとぐじぐじと後悔、反省。多忙のあまり掃除、洗濯もろくにせずだらしなく、メタボで全然、かっこよくなくて、人間くさい。『殺人者の顔』は、村の農家で老夫婦が凄惨な手口で殺される。このシリーズもというか、今まで読んだ北欧のミステリーに出てくる殺人事件の殺し方が、わたしたち日本人には想像もできないような半端なく、凄惨。暴力が暴力を生んでこういう結果になったのかと。次回は『ファイアーウォール』を紹介します。・・・で、ごわす。

どうにもうだつが上がらないアップルパイ

2013-05-20 08:40:40 | スィーツ
 パイは簡単に言うと、パイ生地に砂糖で煮た果物を包んでオーブンで焼けばいいだけ。
 ここではちょっと手をかけ(?)冷凍パイシートではなく、手製のパイシートで作ってみました。普通、パイ生地は材料を手でこねたり、のしたり、まとめて、冷蔵庫で寝かしたり。またこねたり、のして・・というのをなんども繰り返して、面倒です。ここではそれらの工程をいいかげんにやります。
 パイ型を使わないので見栄えはイマイチで、どうにもうだつが上がらないような、パイに見えます。でもでも、美味しいです。

 材料は、強力粉100g、薄力粉100g、無塩バター120g、卵黄1個、冷水80cc。
①これらをフードプロセッサーに入れて、おそるおそる、ちょんちょんとスイッチをいれたりします。まあまあまとまったかなと思ったら、出してラップに包みます。
②生地を冷凍庫で半冷凍に。なぜ、冷蔵庫ではなく、冷凍庫なのかというと時間短縮です。それにパイ生地はこねたりするとき、半冷凍のほうがあつかいやすいです。
③半冷凍の生地をまな板の上で、生地の上と下にラップを敷いて綿棒でのします。半分に分けてするとやりやすい。少々、バターがムラになっていてもオーケー。ラップに生地がくっつかないように小麦粉をふっておくといい。
④最終的に4つにわけ、それぞれを綿棒で伸ばしたものに砂糖で煮たリンゴを包みます。ていねいに包んでね。しっかりパイ生地のふちをフォークなどでとめないと焼いているうちにパイ生地が破れて、煮リンゴが飛び出して大変なことになります。表面に卵黄を塗っておくと、こうばしそうに、美味しそうに見えます。
⑤200℃に予熱した、オーブンで25~30分くらい焼いて出来上がり。
 煮リンゴの作り方。
 リンゴは3個を縦に8つに切ったものをさらにいちょう切りにしたもの、砂糖150g、レモン汁大1、鍋で汁がなくなるまで煮ます。ラム酒大1で香りづけするといい。

少々難あり、レーズンサンド

2013-05-19 13:57:47 | スィーツ
買い置きの生クリームの賞味期限が近づいてきたので、生クリームを使ったレーズンサンドを作ってみました。
 ①小麦粉260g、無塩バター100g、砂糖100g、卵1個でクッキー生地を作ります。形状は四角柱。②冷凍庫で半冷凍にしたものをチーズを切るように3~5mmぐらいの厚さに。③170℃に予熱したオーブンで13~15分焼きます。④クッキーが冷めたら泡立てた生クリームとラム酒に浸しておいたレーズンをはさんでできあがり。
 一晩、冷蔵庫で冷やすと、生クリームの水分がクッキーに移ってしっとりと美味しくなります。
 美味しいんですけど・・・形が華麗とはいいかねます。生クリームがクッキーからはみ出したり。もともとのクッキーの形がいびつだったり。そんなことに気にしなければ・・・、何度もいいますが、美味しいです。名づけて、少々難あり、レーズンサンド。

我が家の流行語『ごわす』

2013-05-18 08:05:31 | 流行りもの
 このところ我が家で流行っている言葉は、『ごわす』
 この言葉はどこから来たかというと、岸本佐知子さんの『素敵なアロマ生活』(『何らかの事情』に収録。筑摩書房)というエッセィから。そのエッセィを要約すると。岸本さんはアロマの店でアロマオイルに出会い、その香りに癒され、魅せられ、すっかりアロマ道にはまった。しかしある日、青山のおしゃれなアロマ店でヤロウという、衰えた気力を高め魔除けの高級アロマオイルを買おうかどうか迷っていたとき、それは突然やってきた。頭の中で声がしたという。アロマでごわす・・・と。その瞬間、すべてのものがごわす化したそうです。
 ごわすは日常、あらゆるところにいます。たとえばイチゴをただ、砂糖で煮ただけのジャムをわざわざコンフィーチュールなどと言い換えて、食卓に出したとき。美容院から美容師さんにあいそよく送り出されて、しばらくしてふとウィンドウーに赤い頬をした自分の顔が映ったとき。そして、そして。ブログに気取った文章を書いたとき。おそるべし、ごわす。