のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング 川柳 ベランダ栽培など楽しんでいます

どう詠むか お題は『豆腐』 愛・絵・詩に

2020年11月29日 08時37分09秒 | うたごえ

人それぞれの人生 考え方 生き方で 同じお題を出されての句が広域だ

FMさつま川内の川柳番組 こころの川柳 略して ここせん

11月のお題は 『豆腐』 併せて 折句が2題 私も楽しんで投句する

 

同じお題で皆さんはどのように詠むのだろう これも楽しい結果である

私の豆腐のシーンは やはり昭和の風景 小学校5年の頃 下町・千住の光景

マンションは当然無く 平屋 2階建ての家並みが続く 道路わきには天水桶

 

蓋つきの共同ごみ箱 各家で余裕のある家は 牛乳入れの箱 新聞入れも

朝の声や音は この新聞配達の自転車 牛乳配達のガタゴト そして物売りは

朝は『あさり~しじみ~』子どもの私たちは アッサリ 死ンジメェ~と笑う

 

そして納豆売り 経木にくるんだ納豆を売る 私は学校へ行く前に売り歩いた

冬は早起きが辛い 4時には起きて製造工場へ行き仕入れる それを箱に入れる

近くでは恥ずかしいので日暮里が私の販売地域 北風が冷たく塀のある家で凌ぐ

マッチ売りの少女に私を重ねる 売れ残りを全て買ってくれたおばさんも居た

 

昼は 金魚売りの声 金魚や~キンギョ 物干しざお売りは エ~物干しざお

いろいろリズム 高低の節回しが今でも残る 夕方が 豆腐屋のラッパだ

主婦や子供がナベを持って 豆腐屋さぁ~んと呼び掛ける これが私の句の情景

 

豆腐屋のラッパ追いかけ背に夕陽 のびた

今回は 折句は入選のみでした

 

佳作
③豆腐屋のラッパ追いかけ背に夕陽 のびた
②食卓に弾む豆腐の七変化     まこと
①晩酌は豆腐私大へ子が二人   雨水

準特選
湯豆腐が呼ぶから今日は帰ります ミモリ
(評)飲み会の誘いを断る愛妻家のサラリーマンの姿が浮かびます。
 
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特選
どうにでもしてと豆腐の潔さ 岡本恵
(評)長い人生、時には開き直りも必要ですね。
 
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軸吟……給料日前ステーキになる豆腐   よしひさ
二つの色紙は いつもの村永チトセさん 己書で描いてくれる
 
 
「ま・さ・か」 14名   
事務局選

待ち望む誘い嬉しく駆けつける のびた

  よしひさ 選
地:待っててね桜咲いたら帰るから   雨水
天:負けるものか逆剥けの指寒げいこ   いそこ
人:松茸もサンマも無理だ金がない  ちかよし

軸吟……マスクして盛り場にいる風見鶏 よしひさ

「さ・す・が」 14名  

サバイバルすべての企業がけっぷち のびた

よしひさ 選
人:サービスのスイーツぐっと我慢する まゆみ
地:寒い夜好きなおでんはがんもどき ちかよし
天:山頭火筋の通った頑固者     ちかよし

軸吟……坂道を過ぎるとそこは崖っぷち  よしひさ

 

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コメント (4)
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