文豪 島崎藤村のふるさと馬篭宿 ここは木曾十一宿の最南端の宿場 緩やかな坂道600m余りにある
木曾は檜でも有名だが 文学としては島崎藤村が果たした役割は大きく誰でもが知っている作家でもある
大概の観光バスは 斜面の上の方でお客を降ろし 下ったところにある駐車場で待つ
その途中に宿もあれば 民芸品を売る店 建物を生かした飲食店もある
そして藤村記念館は ふるさとの誇り 大きな構えで存在を示していた
私が訪れた日は休館日であり中に入ることは出来なかったが 個人的には何度も行った地で内部も見た
夜明け前 破戒 千曲川スケッチなどを読んだ方は多いと思う
不思議なもので ここを歩くと藤村の文学の香りのようなものを感じてしまう
そんな思いがする中で わずかな時間を歩いて下った
飛騨では大雪の影響があって 全て雪景色 ここは斜面の中の街道 凍っているか心配だった
しかし この辺は雪も少なく そんなに足元を心配しないで歩けたから良かった
ここでは 五平餅を食べた 丸い饅頭型で クルミ 味噌 など付けて焼いたものだ
私の中では 五平餅は 御幣の形をした板に 半殺しのご飯を伸ばし焼いたものが正統派?だ
ところが ここは岐阜の中津川市に近く この辺では丸いものが主流である
行政でも もともとは ここは信州の地域だったが あの田中康夫県知事の時代に中津川に併合された
馬篭は信州だろう! 外野はみんなそう思うし 私も同じ思いだった
しかし住んでいる住民は違う 何と言っても役所をはじめ妻籠やその他 遥か山の向こうにある
対して岐阜の中津川は 馬篭をだらたらと下って行けば地理的に近い 住民投票で選択したのである
長々と綴ってきた飛騨バスツアーの紀行文 お付き合い頂いて有難うございました
最後に ツアーで寄った施設も紹介します
まず 明治座の少し手前 舞台峠 ここは昔 飛騨と美濃の境にあった峠でもあった
源頼家の時代 将軍が各地の武将を慰めるために ここに舞台を設け 白拍子など舞わせた
現在は大きなドライブイン ここでの昼食は 当地の誇る 新ブランド米「銀の朏(みかづき)」
日本一の評価を得た米である 山々から始めて見える月が三日月 これの別名が朏である
普通のコメの1.5倍 さすがに美味しい 卵かけごはんでも十分にいける味だ
この店の隣には 関の刃物が売られている あの 美濃の関は刀や刃物の生産地だ
立派な包丁などが売られているが 料理苦手の私には手も足も出せない
信州との県境に名峰 恵那山がある 中央道は一気にここをトンネルで抜ける
そこは天竜川川下りがあったり 南アルプスや駒ヶ岳が遠望出来る地だ
そして ここは水引きの産地でもある 祝儀の袋や相撲の力士の髷にも使われているものだ
店に小さな神社があるが 全員におみくじを渡された
わたしのを見ると 小吉 まずまず私にはちょうど良い運でもあろう
ここでは 自分用にりんごバターを買ってきた これがすこぶる美味しい もっと買えば良かった
最後までお読みくだ-さいまして有難うございました m(_ _)m
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