自身の企画したバスツアーでは無い 一般ツアーに参加したのは いつだったろうか
クラブツーリズムのツアーに参加したのも 添乗員を辞めてから2.3度目だ
その大きな理由は どうしても11年も勤めた添乗員 ゆえにその経験が邪魔して落ち着かないのだ
私ならこうするなぁ とか そろそろこんな案内があってもいいのじゃないかと 余計なことを考えてしまう
従って行くとすれば 添乗員の乗らないツアー 飛行機で行くツアーに限定してきた
今回は中年の女性添乗員 もしかしたら北海道の添乗は殆ど無いから 季節限定で内地に来ているかも
そう思っていたら的中した 北海道・旭川の方であった そのため地理的にはまだ完全に把握していない
高速道路は中央道 松本インターを降りて 次のトイレ休憩は 「かざあなの里です」 と言う
違うよ そこは 「ふうけつの里」 と言うんだよと心では思ったが可哀想だから言わない
さて前置きは抑えて 今回のツアーの最寄地は 白川郷 高山 飛騨の里 かしもの明治座見学
それと私が楽しみにしていた 高山本線 高山駅から久々野駅まで乗車だ
この周辺 古川も含めて 添乗員で案内したのは季節を問わず20回は行ったただろうか
上野から乗車して 新宿でのお客様を乗せ いざ バスは出発 天候は晴れで寒いが景色は良い
笹子トンネルを抜けて しばらく甲府盆地を大きく迂回する
目の前には真っ白な南アルプスの山々 大菩薩あたりも見えて来る
二葉SAでは 富士山も見えるし 八ヶ岳連峰も見える
南アルプスの白銀の神々しい山々の西側山麓には かつて私が小学校時代を送ったふるさとがある
あの山の遥かふるさと懐かしく
上 南アルプス駒ヶ岳 下 入笠山スキー場?
諏訪湖SAでは オプション昼食で頼んでおいた おぎのやの釜めし が座席に届く
有名な峠の釜めし 本来は信越線・横川駅の名物だった 容器は 釜の形をした焼き物である
昔は これを持ち帰り 時にはおかゆを炊いたり 花を活けたりして楽しんだものだ
最近 この容器が時代の波に押されて紙製のパックにとって代わった
棄てるにも大変で 食べ終わったら厄介者扱いされたが 現在は燃えるごみで便利になった
ご飯や中身については 昔からの内容に変わりは無い
諏訪湖の西から天竜川が太平洋まで流れ出る
鉄道は昔 岡谷の先から塩尻峠を大きく迂回して辰野周りであった
今は鉄道も中央道も 塩嶺峠を一気にトンネルで抜けて あっという間に塩尻である
中央道と長野道分岐 上は名古屋方向 右は松本方向
塩尻に入ると ああここはブログで交流のある ワイコマさんの住む町だなと思う
ブロ友でも誰かが住む町は 何故か親近感が湧き 東京と距離感がすごく縮まるものだ
松本インターを降りると道はアルプス街道を行く 夏なら上高地へ行く観光客でにぎわう
途中から 少しの間 松本電鉄と並行する リンゴ畑があったり長閑な風景が見られる
やがて道は山間部へと入って行く 山はだんだん迫り 谷は深くなって行く
そして 風穴の里でトイレ休憩 ここには 稲核菜(いねこきな)があり おそらくこの辺しか栽培されない
道の駅でもある 風穴の里
東京電力管轄の 奈川渡ダムが見えると 手前にトンネルがあり中で2方向に分かれる
一つは私たちが行く上高地・安房峠 左に曲がって行くと野麦峠を越えて飛騨に入って行く
あの 悲劇の製紙工場に働く女工哀史で有名にもなった
奈川渡ダムの堰堤を渡る 反対側は目のくらむ谷底である
渓谷は更に山高く 谷深くなる 雪も道路に積雪も多く 見下ろす谷に落ちはしないか スリルはある
白骨温泉への分岐も見える この温泉は白濁した温泉の露天風呂が風情ある
中里介山の大菩薩峠 その終盤に登場することでも知られている
安房トンネル入り口付近 幻の橋脚がある 松本までの開通は予定が立たない
上高地へ向かう釜トンネルは 冬季は閉鎖されるが この手前を道は分岐して いよいよ安房トンネル
中部縦貫道の表示があるが このトンネルのみ 高速道路仕様になっており 道幅も広い
計画では 松本からこの安房トンネルを経由して 高山市街 そして 東海北陸道へと結ぶ予定だった
しかし この安房トンネルの松本側で工事中 高熱の大爆発を起こし犠牲者もかなり出た
すぐ近くには 昔 道路沿いに露天風呂があり入浴風景も見られたが今は噴煙だけが小さく上る
トンネルを抜けると そこは奥飛騨温泉郷の一つ 平湯温泉である
平湯料金所
ここから広範囲に温泉が各地に湧き まとめて奥飛騨温泉郷と呼ぶ
温泉の湧出量も豊富で 民宿などでも全て露天風呂があることが珍しく 有名でもある
昔なら安房峠は乗用車でも曲がりくねった山道で 平湯はまさに高山方面からの最奥地であった
平湯温泉街入り口
写真と紀行文で紹介しようと思います まずはここまで
最後までお読みくだ-さいまして有難うございました m(_ _)m
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