「早期の朝米首脳会談の再開に向けて、政府が最善の努力を尽くすべき時期」だと強調した。

2019-06-10 07:00:14 | 真の解決目指して
キム統一部長官「南北首脳会談、楽観も悲観も難しい局面」
登録:2019-06-10 06:07 修正:2019-06-10 06:44

9日、「KBS」の「日曜診断」に出演 
北朝鮮への食糧支援と関連し、「国際機関による支援を検討」

             

キム・ヨンチョル統一部長官(右)とソ・フン国家情報院長が4月25日、大統領府与民館で開かれた南北首脳宣言の履行推進委会議に出席するため入場している=キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

 キム・ヨンチョル統一部長官は9日、第4回南北首脳会談の推進問題と関連し、「楽観するのも悲観するのも難しい局面」だと述べた。

 キム長官は同日午前、「KBS(韓国放送)」の「日曜診断」に出演し、「ハノイ会談以降、朝米首脳会談の再開が非常に重要であり、そのため(文在寅)大統領も南北首脳会談を提案した」とし、このように述べた。

 キム長官は今月末、ドナルド・トランプ米大統領の訪韓前に単一議題の南北首脳会談が開かれれば、最適のタイミングだという指摘に対し、「もちろん、その前に行うのが最も良いだろう」としながらも、「楽観視するには、状況がそう簡単ではない」と答えた。また「大統領が(南北)首脳会談を提案した直接的な目的は、朝米首脳会談の実現にある」とし、「早期の朝米首脳会談の再開に向けて、政府が最善の努力を尽くすべき時期」だと強調した。

 キム長官は「朝米交渉は、山一つを越えるのではなく、まさに山脈を超えるようなもの」だとしたうえで、「(朝米の間で)具体的な事案をめぐっては隔たりがあるが、大きな枠組みで共通点を少しずつ増やしていく過程にある」と述べた。

 キム長官は対北朝鮮食糧支援問題に関しては、「今は国際機関を通じた支援を検討している」と明らかにした。キム長官は「支援品目は米か穀物か」という質問に対しては、「私たちが保有しているコメが130万トンほどになる。有り余る米の倉庫保管料だけで、1年に4800億ウォン(約440億円)以上かかる」とし、「国民にもこのような部分を総合的に考慮していただければと思う」と遠まわしに答えた。
イ・ジェフン先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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