西部地裁の極右暴動で7人の警察官が重傷…
「損害賠償の請求を検討」=韓国
登録:2025-01-21 09:43 修正:2025-01-21 10:26
51人負傷
18日、ソウル麻浦区のソウル西部地裁付近。尹錫悦大統領の乗った法務部の護送車と警護車両がソウル拘置所に向かっている/聯合ニュース
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の拘束に反発した支持者がソウル西部地裁に侵入して暴動を起こした過程で、51人の警察官が負傷した。うち7人は重傷。
警察庁が野党「共に民主党」のヤン・ブナム議員室に29日に提出した資料によると、尹大統領の令状実質審査が行われていた18日夕刻に警官34人(重傷3人)、拘束令状が発行された19日未明に17人(重傷4人)が負傷した。指の骨折、靭帯(じんたい)損傷、頭や膝の裂傷などが主な被害だ。これについて警察は「損害賠償の請求を積極的に検討する」と表明した。
警察が提出した資料によると、18日夕刻と夜、3万5000人あまりの弾劾反対派が麻浦(マポ)警察署前で未届け集会を行い、そのうち1300人あまりが翌日明け方までソウル西部地裁の正門と裏門で集会を続けた。この過程で警官に暴行したり、車を傷つけたりした疑いで40人が検挙された。
令状発付が報じられた午前3時以降、裏門周辺に集結していた300人あまりがガラスびん、石などで出入り口を破壊したり柵を乗り越えたりして裁判所の敷地内に入ろうとした。うち100人あまりが1階の外壁とガラス窓を破って内部に侵入。そのうち43人が検挙された。午前4時30分ごろには、20人が裁判所周辺にあったバイクなどを裁判所の敷地内に運んでバリケードを築き、警察に暴力を振るって3人が検挙された。騒動は午前6時30分になってようやく完全鎮圧された。
コ・ギョンジュ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます