韓国ハンファテックウィン、独島に高画質の監視カメラ設置…
リアルタイム中継も予定
登録:2021-06-11 08:51 修正:2021-06-11 13:40
8K解像度、AI分析機能…近海での災害・事故防止
「ハンファテクウィンTNB-9000 8K CCTV」で撮影した独島の全景=ハンファテックウィン提供//ハンギョレ新聞社
映像セキュリティーメーカーのハンファテックウィンは7日、独自の技術で開発した8K級の高画質CCTV(監視カメラ)を独島(ドクト、日本名・竹島)に最近設置したと明らかにした。
CCTVは西島(ソド)の住民の宿舎屋上と東島(トンド)のヘリコプーター着陸地にそれぞれ設置され、独島と近海の災害・安全事故を防ぐために活用されている。独島の象徴性を考慮し、会社はCCTV映像をリアルタイムで中継し、誰でも見られるようにする予定だ。リアルタイム中継は今月中に始まる予定であり、アクセスサイトはまだ公開されていない。
新たに設置されるCCTVは昨年、ハンファテックウィンが世界で初めて開発した「8K高解像度ネットワークカメラ」で、150メートルほど離れた人の人相や服装、表情まで把握できる水準だと会社側は説明した。デジタルズームで領域を拡大しても対象を鮮明に見ることができ、広い領域を見なければならない環境に適しているという。
人工知能(AI)技術を活用した多様な映像分析機能も提供する。海岸など立入禁止区域で動きが感知されれば、直ちに知らせを送り、個体の移動方向を把握して自動的に追跡して見せる。個体の特性を把握できる画像を人工知能で自動保存して見せる「ベストショット」機能を通じ、事件・事故発生時に素早く対処できると会社側は明らかにした。
キム・ヨンベ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )