フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

説得方法について

2021年02月01日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

人生長く生きていると、どうしても相手を説得しないといけない場面があります。

うまくいく場合もあるし、うまくいかない場合もある。

人には説得するときに得意なパターンがあって、

相手には納得しやすいパターンがあります。

それがうまくハマったときに、話がうまくいくようです。

今日は、そのパターンについて考えてみましょう。

分類マニアだったアリストテレスは、弁論について3つの分類をしました。

1利害、2正不正、3美醜の三つです。

1の利害は、損得勘定に訴えることです。

「こうしたら得しますよ」という説得ですね。

これを功利的説得といいます。

2の正不正は、規範や道徳に訴える方法です。

たとえば、「これをするのは法律に反していますね」とか

「こんなことをするのは人としてどうなんですか?」とか

正しい行為をしてくださいと訴えるわけです。

これを規律的説得といいます。

3の美醜は、相手の感情に訴える方法です。

たとえば、「こういうことをしたら、両親が悲しむんじゃないかな」とか

「これをしないと子供たちの明日の生活がどうなるかな?」とか感情に訴えます。

これを情緒的説得といいます。

どの説得方法が有効かは、相手の性格によるところが大きいですね。

悪い男に引っかかった娘が、その男と結婚したいと言ってきました

どうやってその結婚をやめさせますか?

功利的説得なのか、規範的説得なのか、情緒的説得なのか

どのツールがいいのか考えて説得しましょう。

もちろん全部でもいいですよ。

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (niet439)
2021-02-01 20:00:44
こげさんヘ
なるほど。いろんなパターンがありますね。
勉強になります。
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こんばんは~ (こげ)
2021-02-01 19:13:17
債権回収してたとき、相手の正義感(まがいものでも)に
訴えるとけっこう有効でした。
ネトウヨとかにありがちな自身の正義感を振りかざすと
ドパーミンがでるっちゅーやつですね。
あと、 けっこうみんな教えたがりなんで、 下手にでて
教えを乞うのも使えました。 教えてる時にも
ドパーミン出るのかしら?
返信する

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