ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

節電の夏 ですが、夜間の節電はしなくてよい

2012-08-01 00:05:00 | 街を徘徊して

(北九州市戸畑 のぼり山笠 夜には雄大な提灯山笠に変身する)

節電しなければならないのは電力使用がピークになる午後1時から5時頃です。
送電能力以上の消費があると機器を守るために高電圧送電のブレーカが切れます。ある地域だけの過消費なら変電所で切れるだけですが、全体的になると大本の送電が切れます。
そうするとその分供給量が減るので他のルートから自動的に補充されることになりますが、当然これも能力以上を要求されることになるので機器保全のために切れます。
こうなると更に他のルートからの補充は益々負担が増え、これも機器保全のために切れます。
これらは連鎖的に瞬時に起こります。その結果起こるのが大停電です。
ところで節電、節電と言って夜間は照明もネオンも消して、暑い夜もエアコンを消して辛抱しなければと思いますが、夜間はもともと電力が余っているので節電するとそれに更に輪をかけることになります。
現在の発電の大部分を占めている火力発電は細かい対応には苦手です。需要がないからと一度火を止めてしまうと再開までに最低でも1日以上かかります。
それと発電効率というものがあるので、電気を使わなかったらその分化石燃料の消費が減る訳ではありません。
電気をほどよく使った方が発電コストの割合が良くなります。
多言語の福岡・博多案内サイト: 福岡・博多よかなび http://yokanavi.com
別の目線で:シアトル商社日記
 http://ppmj.blogs.com/newsletter/