本日は、野洲市中主庁舎の利活用に関する討論会に参加してまいりました。
これは、野洲市の庁舎統廃合に伴い利用されなくなった旧中主町庁舎の今後の利活用について意見交換会です。
昨年の夏に利活用のアイデアを募集しまして、私もエントリーしました。
12のアイデアが提出され、これらを市の担当部局が検討した結果、『住宅分譲用に売却』という方針となりました。(もちろん、私も住宅分譲のアイデアを出しました)
このようなアイデアに固まった判断基準は、市の財政負担が全くないものでして、他のアイデアは財政的な面での実現可能性は低いと判断され、不採用となりました。
今日の討論会では色んな発言がありました。
特に多かったのは「売り急いでほしくない」という意見でした。
先祖代々受け継いだ土地を中主町のためにと、庁舎用地として過去に提供した経緯を有する方からすれば、今回の庁舎売却は納得のいかないことかと思います。ですので、せめてよく熟慮して売却よりむしろ再利用の方向を考えてほしいというのが本音だと思います。
他方、野洲市の財政やまた他の優先すべき事業を考慮すると、市としては売却して資産整理を進めたいという思いが強いかと思います。
今回参加してみて、この庁舎の売却は単純な市有地売却とは異なり、地元住民(地主)と行政の思いの歩み寄りがまず必要なのかと思いました。