やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

迷走

2024-07-07 03:18:55 | ポエム
週末最後の日曜午前3時
今日も意味なく真夜中に目覚めていた

寝るのがもったいなくて
ひとり車を走らせた
行くあてのない旅に今夜はしたい

なんて夜明けまで長い長い道

迷走
無軌道に 
先のわからない今日を切り開く
やすらぎなんて
安心材料にしがみつかずに
昨日より今日 今日より明日が
いい日でありますように

なんて大人まで長い長い道…


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銀河

2024-07-04 07:51:32 | ポエム
夜明け前の星空
東の空に三日月

忘れられない面影は
いまも胸の中

出会ったのに別れたのは
未来の運命のためだった

もう1度 逢えたなら
あなたが初恋のままだと告げたい
遠い星座の生まれ 見つめ合って
織姫と彦星のように
きっとまた逢える 銀河

人生いろいろなことがあるね
わたしのことを忘れた人もいるわ
でもあなたは変わらずに
覚えているでしょう

もう1度 逢えたなら
あなたが初恋のままだと告げたい
離れた星座の生まれ こころ似ていたね
織姫と彦星のように
きっとまた出逢える 銀河


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不機嫌な猫たち

2024-07-02 16:39:14 | ポエム
憂鬱な梅雨の午後
退屈な昼下がり
どこかへ行きたい黄昏

こころの底から楽しめない
毎日がマンネリ

広々としたところへ行きたい
次の晴れた夏の日に
すきな服を着て出かけ
他人の目なんて関係ない

つまらない大人になってくつもりはない

一日中部屋の中
飼い慣らされた猫たち
あくびするポーズもカメラ目線で
退屈さをアピール
たまに食事に癒されて
スイーツにご機嫌
こんな飼い殺しの毎日じゃ
不機嫌な猫たち

忙しいのもイヤだけど
食いっぱぐれよりはいい
家と職場の往復じゃ
世間知らずなままかな

見分広く旅行へ行きたいな

次に晴れたら羽を伸ばして
お気に入りの丘の上
芝生の上で大の字になり
吸い込まれそうな青空を見る
歓喜…!!!!!

一日中家の中
飼い慣らされた猫たち
あくびするポーズもシャッター切られて
天然を撮られた
たまに食事に癒されて
スイーツにご機嫌
こんな飼い殺しの毎日じゃ
不機嫌な猫たち


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涙の色

2024-07-01 14:26:37 | ポエム
今日は久しぶりに有休を取って
暑くなる前の梅雨の湘南へ来た

少女のようなひとり旅のかわりに
曇り空 潮風に吹かれて
髪がべたついてもつれあう

今日の海の色は悲しい
さみしいこころ 水平線を見つめて
失くしたものより きっと
新しいなにかが待っていると信じたい

初恋なんて遠い昔
あのころより大人になったいまは
ひとりで立っていられるけど
振り返るより 近い将来に
誰かと会える

明日も海の色は悲しい
泣きたいこころ 水平線の彼方へ
失くしたものより きっと
新しいなにかが待っていると信じたい

振り返るより 近い将来に
誰かと会える…


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海が見たい

2024-06-30 03:54:43 | ポエム
6月最後の日曜
午前0時にコーヒーを淹れて飲んだ

最初で最後の別れを
なにに向かって走ればいいのか
あの子とはぐれて

マセた恋は僕のこころの痕
もう2度と恋をしないのは女性への恋慕

この町にない海が見たくて
湘南へ車を走らせる
あの日誓ったことも 
いつかは思い出になる
波がさらう悲しみを
砂浜の足跡を
誰にも残さずに
浜辺に座って ただ
海を見ている

あの子は可愛かったけど
最初の kiss で終わった
シンクロしても知り合えなかった
女性への理想が高いつもりはないけど
僕はひとり ずっとひとり

この町にない海が見たくて
湘南へ車を走らせた
あの日約束したことも
いつかは無効になる
波が洗う想い出を
砂浜の足跡を
誰も知らないまま
浜辺に向かって ただ
海の朝焼けを待っている

ただ 待っている…


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