やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

儚い夢

2019-07-31 04:40:46 | ポエム
時は 一瞬
真夏の日差しが わたしの肌を 熱く
焦がすように 照りつける

あなただと 信じてたころは もう 蜃気楼のように 儚い
あなただけが わたしを未来へ連れていけると 信じてた

あのころは 儚い夢だった
ひとりでいることなら いつまでも できるけれど
ふたりで 歩く道を 選べなかった 
あのころのことは 儚い夢で終わった
ひとりでいることなら いつまでも きっと できるけれど
ふたりで 歩く道が 難しかった

時は 瞬間
真夏の気まぐれが わたしの心を さみしく
あなたのことを 思い出させる

愛のために ふたりでいようと 言ってたね 愛し合うたびに
愛のために 現実を 超えられたなら 一緒にいられたね

あのころは 儚い夢だった
ひとりで歩くことなら いつまでも できるけれど
ふたりで 歩く道を ひとりで 走り抜けた
あのころのことは 儚い夢で終わった
ひとりでいることなら いつまでも きっと できるけれど
ふたりで 歩く道が ひとりの道になった

ひとりきりの道になった…

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真夏の雨

2019-07-30 06:16:15 | ポエム
今すぐ なにもかもを捨てて 
このまま どこかへ行こうか

恋することを 忘れ去って
自分を探しに 旅しようか

あの子のこと いつまで 覚えてるかな
愛することを 諦めて どれくらい経つのかな

真夏の雨 渇いた心
最後に 笑って 見送ってくれたこと
いつまでも あの笑顔 きっと 忘れることはない
真夏の雨 乾いた身体
最後に 微笑んで キスしてくれたこと
いつまでも あの感触 きっと 忘れることはない

通りすがりのカップルが やたら まぶしく見える

真夏の雨 乾いた身体
最後に 微笑んで キスしてくれたこと
いつまでも あの感触 きっと 忘れることはない

忘れかけた 恋心だけが 僕の心を 迷わせる
そして 今日も 前だけを見て 進み続ける
ひとりきり 砂漠を 旅するように
いつか 幻のオアシスに たどり着く

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低空飛行

2019-07-29 08:16:28 | ポエム
真夏がやって来た それなのに 彼女は
つまらなそうに どこかへ行こうって 言うんだ

抱き合うことに 飽きた僕等は 週末ごとに
車で 羽田経由で 横浜を通過して 湘南へと

何100回 彼女と一緒に 回ったかわからない
定番のルート マット・ビアンコをBGMに 流して

僕等の低空飛行
テンションを下げて 肩の力を抜いて 
通り過ぎる車に 通りすがりを装う
僕等の低空飛行
スピードを上げて 加速する湾岸線
通り過ぎる街に 通りすがりを装って
彼女にキスした

彼女にキスした…

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最終世界

2019-07-25 20:43:39 | ポエム
あと82年で 22世紀を迎える
それまでに 終わる人生に 乾杯

今 生きてる人たちは 似たような世代 
今日も 流れのままに 進んでる

アイツは 破滅しても 生きていて
僕は 相変わらずの日々を 生きてる

今夜は 一緒に眠ろう 濡れた瞳で
僕を 見つめて 眠らせて
お願いだから お願いだから 僕を 眠らせて
気がついたら あさっての朝になっているほど
僕等は いつの日か 最終世界へ

互いを 確かめて この身体で 確かめて
生きてるカンジがしている 寝ても覚めても
彼女のことばかり 考えて 生きて行ければ
夢なら 醒めないで この生きてるカンジを

今夜こそ 一緒に眠ろう 濡れた瞳で
僕を 見つめて 眠らせて
お願いだから お願いだから 僕を 眠らせて
気がついたら あさっての朝になっているほど
僕等は いつの日か 最終世界へ

気がついたら 何千年と 経っていて 目覚めて 起き上がる
僕等は いつの日か 最終世界へと

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言えなくて

2019-07-25 00:11:56 | ポエム
はじめて会ったときに 佇んでいた ハチ公前
ひとりだけ 違って見えたのは 気のせいじゃなかった

すぐに あなただとわかって まっすぐに近づいた
どこか 悩んでいること わかったから カフェに寄った

あれは 最初に出会った 雪の日の クリスマスのシーズン 
戸惑いながらも プロポーズのリングを 受け取ってくれたね

今はもう あのころと 状況が変わって

言えなくて
今の僕じゃ あなたを 幸せにできない
無防備に あなたごと 夢に連れ去ろうとした 罰だね
言えなくて
今の僕じゃ あなたを 抱きしめられない
切ない想いが 深まって 逢えない日々に 想ってる

現実じゃなく 恋に生きれたら 幸せになっていた
孤独な男の心 あなただけは 知っていた

やさしくできたのは これまでに あなただけ
切ない想いが 深まって 逢えない日々に 流されてく

幸せにできない そのことが 言葉にできない気持ちを 募らせる

言えなくて
今の僕じゃ あなたを 幸せにできない
無謀なまま あなたのこと 夢に連れ去ろうとした 罰だね
言えなくて
今の僕じゃ あなたを 受け止められない
切ない想いが 深まって 逢えない日々に 流されてく

いつかまた 連絡がありそうで それまで 待ち続けるよ

いつまでも 愛しているよ あなたの心が 変わったとしても

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