やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

憂愁

2020-07-31 04:55:25 | ポエム
空の高い秋のあの日 あなたは自転車ひとつで旅に出た
荷物なんてなにもいらないと わたしを置いて去って行った

次に逢えるのはいつになるか あなたさえわからないまま
刻一刻と時間が進み わたしの気持ちなら生涯変わらないと

昨日 電話した 変わらないあなたが
夏休みに逢いに来ると 笑って言っていた

憂愁
運命が遠ざけた恋だけれど あなたへの想いは
遥かどんなに離れていても 変わらない
たとえ あなたが 死んだとしても

憂愁
運命が遠ざけた恋だけれど あなたへの想いは
果てしなくどんなに離れていても 変わらない
たとえ あなたが 死んだとしても

たとえ あなたが 死んだとしても…

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明日を探して

2020-07-30 05:36:13 | ポエム
週末が近づいてくる ふたり また逢える
今日のことさえ やる気をなくして 明日が見えないけど

限界を超えた朝は まだ梅雨も明けなくて
まぶしすぎる夏の予感 すべてが夏に照らされて 
暑く太陽に刺され

人が流れてく なにもかもが 時代に流れてく

明日を探して
雨が上がるころ 虹が架かるだろう
なにもかもがどうでもいい 無責任に どうにでもやる気を起こす
明日を探して
雨が上がるころ 虹が見えるだろう
誰も彼もがどうでもいい ふたりのために どうにでもやる気でいる

夢見るころも過ぎて もう振り返ることはない
いつだって希望はあるはずなのに 今日も明日が見えない

明日を探して
雨が上がるころ 虹が架かるだろう
誰も彼もがどうでもいい 誰のためでもなく どうにでもやる気でいる

ヤツらからパンチを浴びて もうぶっ倒れることはない
フラフラになって眠った昨日 一晩で復活してやった

明日を探して
雨が上がるころ 虹が架かるだろう
なにもかもがどうでもいい 誰のためでもなく どうにでもやる気になる

もう倒れない 力尽きるまで

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Midnight Diver

2020-07-29 02:39:04 | ポエム
子供のころは 昨日のことなんて忘れていた
時間が進む速度より 速く歩いて 季節の中で

世間より自分が遅れてるとか 
今どきの流行について行けないとか
自分で時を刻むこと

いい年してきて こんなはずじゃなかったとか
与えられたこと 自分に課すこと 幸せを感じていたい

Midnight Diver
果てしない海の向こうに きっと 幸せはある
自分が進む方向 暮らしなんて 僕は夢見ない
自分の部屋で 明日になったら また自分の足で時を刻んでいく

攻めていかなきゃ 残せるものを残したい
勝っていかなきゃ 愛せるものを愛したい

愛せるものを愛したい…


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大世界

2020-07-28 12:24:55 | ポエム
この国が 上りつめようとしていたのは 海外からの視線
敗戦に立ち上がった国民は 誰もが傷つき 働くしかなくて

貧しさから立ち直った今の国は なにが楽しくて人は生きてるの 
他の国へ行ってみても 金持ちの日本人の観光地を巡る海外旅行

彼女と出会ったころは 僕等はまだ若くて
年下の彼女は初々しく 僕の給料は安くて

大世界
まだ 世界は貧しい 自分だけがいいならそれでいいの?
雄大な時も感じられないまま ベッドに横たわって時を刻む

大世界
まだ 世界は貧しい 自分が死んでも世界は続くんだよ
希望の余地はある まだ見たことのない世界へ 原動力を頼りに
愛するすべてのために


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崩れゆく世界

2020-07-28 08:43:41 | ポエム
今朝も雲行きが怪しい 梅雨明けの遅い今年の夏
僕は折り畳み傘を持って 歩きで駅へと向かった

忙しすぎる毎日に 苛立ってキミを批判して
キミは 暗すぎる僕を支えきれずに ビッグバンを起こした

僕の過剰なパフォーマンスにあきれて
キミは無責任にやる気をなくして 美しい詩を書く気もなく

崩れゆく世界
僕とキミの幸せが 足元から崩れていく
キミの輝きに満ちた世界が 僕の暗さに 僕の怒りに
キミは僕の重さを支えきれず 不思議とこの世界に生き残っても
僕に背を向けて

明るいキミには 計り知れない僕の暗さ
こんな自分は 危険人物 周りを不幸にするだけさ

どうかキミだけは いつまでも 
僕はいいから 輝きに背を向けないで


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