やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

雨音が窓を叩くまで

2019-06-30 21:27:24 | ポエム
次に逢う 約束はしなかった
恋人のままで いい人でいてほしかった

また逢えたら 口づけて
そんなこと 言わなくても わかってほしかった

あなたのこと 忘れていく
ずっと 昔の 出逢う前に 戻っただけなの

雨音が 窓を叩くまで
外の気配に あなたは来ない
別の誰かなんて いない

雨音が 窓を叩くまで
夜の気配に あなたがいない
別の誰かなんて 知らない

最後に 突き放した言葉 痛くて 心に刺さった
傷が 癒えないほど あなたが 想い出されて

愛してた
そんなことも なにも 言えないまま
愛してた
どんな別れも なにも 言えないまま
小雨の中 歩いていく

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雨が明けたら

2019-06-30 09:48:00 | ポエム
さみしがり屋の女が ひとりで 
暗がり 夜になるたびに ため息をつき

そんな風にしてるのは 
きっと あなただけじゃないから

悲しみを抱えた女が ひとりで
暗がり 真夜中過ぎまで 涙して

こんな風にしてるのは
きっと わたしだけじゃないから

雨が 明けたら ドアを 開けて
真夏の日差しに 飛び込んで

誰にも 打ち明けられない
悲しい気持ちが 押し寄せる

失くしたものより 大事ななにかが
きっと 見つかると 信じたい

きっと 見つかると 信じたい

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高橋真梨子【陽かげりの街】

2019-06-30 09:01:16 | ポエム

高橋真梨子【陽かげりの街】


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五月雨の流れるままに

2019-06-29 20:46:41 | ポエム
僕はいつから ひとりでいるだろう
僕はいつまで ひとりでいるだろう

いつの日か キミに 思い知らせようと
変わらない僕を キミに 知らせようと

キミは 変わっていっただろう 日に日に
僕は キミと別れた場所のまま 年を取るのを やめた

五月雨の流れるままに
初心忘れるべからず キミは流れて
変わっていく キミを 見守ることもないまま
五月雨に紛れるままに
初心忘れるべからず キミは紛れて
変わっていく すべてを 時の中で 感じてる

もう二度と 逢うことはないでしょう
そう思えるようになったのは 完全に 忘れられたから

五月雨の流れるままに
初心忘れるべからず キミは流れて
変わっていく すべてを 時の中で 感じてる

もう二度と 想い出すことはないでしょう
そう思えるようになったのは 完全に 忘れられたから

もうキミは 僕に帰ることはないんだよ
もう僕は キミを愛することはないんだよ

もう二度と…

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雨が恋を悲しくさせる

2019-06-29 15:08:05 | ポエム
雨が降りだす前の 6月の晴れたある朝
彼女が もう着いていけないって 言った

雨が 悲しくさせる 雨が やるせなくさせる
傘もささずに 歩く ひとりきり 小雨に濡れながら

どうして 雨は 人を 悲しくさせるのでしょう
どうして 雨は 恋を 思い出させるのでしょう

もし 僕が 恋のヒーローだったら
別れなど 訪れるはずはなかったのに
どしゃぶりの雨に 濡れたなら 
いくらでも 泣き出してしまいたい
雨が 恋を 悲しくさせる

たった一つの 失恋で 僕は まるで 世紀末
こんな僕なんて 涙一つ 流れ出ない 孤独がお似合い

どしゃぶりの雨に 濡れたなら
いくらでも 泣き出してしまいたい
雨が 恋を 悲しくさせる

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