やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

凪(なぎ)

2022-03-30 06:06:12 | ポエム
今朝は春の小雨 不思議なほど風がなくて
ウグイスの声 おだやかな日々 僕のこころ

やすらぎなんて 若いころはいらなかったけど
キミと過ごす毎日 いつの間にか静けさを愛してた

何度も爆発したことがあった あのころのこと ごめんね
ようやく手に入れた幸せは 僕のこころの凪(なぎ)

静かに寄せては返すこころの波が 今日の日を洗って
キミだけを想う 僕が帰る場所はキミの住む家

ようやく手に入れた幸せは 僕のこころの凪(なぎ)



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惑星

2022-03-29 15:50:11 | ポエム
朝 目覚めると 窓から光が金色の糸を編み
まぶしくて キミを起こした どこかへ出かけようと

国道沿いの桜並木 満開の日曜
車を走らせて 渋滞の道を避けて

気だるい春の午後 あくびが出そう
涙目の僕に 助手席のキミが微笑む

僕はいつまでも キミの惑星だから
輝けばいい どんな星よりもキラキラ輝けばいい

どんな闇も 僕等が破る
僕等の聖地は 誰にも脅かされない

僕はいつまでも キミの惑星だから
輝けばいい どんな星よりもキラキラ輝けばいい

キラキラ輝けばいい



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ふれあい

2022-03-29 09:13:55 | ポエム
はじめてのデート 一目でいい人だとわかった
この人ならつき合えると 初対面で決めた

長くいけそうな恋 真剣に聞いてくれる
ただわかっていたこと 長く知り合っても
あなたのこと きっと理解できない

自分を偽れる男性(ひと)だから
デートの翌日には 仕事に走っていく

ふれあい
わかり合えなくてもいい 手をつないでも
あなたはすぐに手を放す
ホントには理解できない それでもつき合っている
いつまでも あなたのこと 見守っていたい

正直に打ち明けられない 内気なあなたを
無口に話を聞いてくれる おとなしいあなたを

あなたの先を急ぐ
ひとときのふれあいでいい…



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いまだけは思い出させて

2022-03-27 04:53:01 | ポエム
春の朝の光 東の窓に届いて
また夏が訪れる 季節の予感

あのころは 誰もが若かった
翳りゆくことなど 予期しないまま

栄光なんて 考えてもなかった
なにもつかんでいなかったころ

僕は僕らしく 光に導かれ
明日も進んでいくだろう いまだけは思い出させて

なにも持たずにいたころが なぜか懐かしい
あのころは決して振り返りたくなかったのに
いまになって思い出す あのころのメロディー
押し寄せる思い出たちに 瞑想するように瞼を伏せて

懐かしさは きっと 感じてるとおり
過去や未来がたとえ錯覚でも

僕は僕らしく 光に導かれ
明日も進んでいくだろう いまだけは思い出させて

なにもかもが 感じてるとおり いまだけは思い出させて

  

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人生が長くて遠すぎて

2022-03-26 16:58:15 | ポエム
春の嵐が来るかと思ってたら肩すかし
小雨の午後 わずかに陽の光がさした

生温かな風が 懐かしい記憶を呼び覚ます
わたしには人生が長くて遠すぎて 泣いてしまいたい

いつの間にか 考えることをやめた
いつの日からか 考えることをしなくなった

若い人のすがすがしさに こころが洗われる
いつだって 若い人たちが 時代を新しくする
遠くを見送る 若い人 子どもたち
もう若くないこと 知っているから

言葉にならない苦しい思い 誰にもわからない気持ちを
理解されるはずもない 行き場のない思い

もう若くないこと 知っているから

わたしを放っておいてほしいの


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