やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

最愛

2023-03-28 15:49:23 | ポエム
雨に打たれた桜も耐えて
新しい季節に 笑顔のあなた

別れが恋をせつなくさせて
振り返れば 長くいたね

離れて生きてく 悲しみを振り切れず
遠く離れていく 後ろ姿

最愛
雨上がりの今日の日は 涙に潤むけれど
さよなら 別れに感謝をこめて
あなただけは笑顔で
いつの日もあなたは胸に

離れて生きてく さみしさを振り切れず
遠く離れていく 手を振って

最愛
雨上がりの今日の日は 涙にかすむけれど
さよなら 別れに感謝をこめて
あなただけは微笑んで
いつまでもあなたは胸に

仲がいいだけで それは恋のように
触れることもできなかった あなたが最愛

いつの日もあなたは胸に…


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HARU

2023-03-27 03:03:32 | ポエム
風が連れてきた 懐かしい春の匂い
いつもやさしかった それはあなたの匂い

想い出は 振り返らずに

あのころは なにもかも輝いていた
誰もが待っていた春を いま感じているの

街の中 振り返らずに

ひとりきりの部屋を抜け出して
ドアを開けて 歩いて行くの
信じ合えたあのとき あのころ
もう戻れないけど
また誰かを愛せたら HARU

あのころは なにもかも美しかった
誰もが待っていた春を いま信じられるの

求めあったあのとき あのころ
もう探せないけど
また誰かを愛せたら HARU…



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卒業

2023-03-24 10:37:43 | ポエム
満開の桜並木の下を 
あなたが一人で歩いている
通い慣れたいつもの道 交差点
あなたが ふと振り返る

これが最後の日になると 
あなたはわたしに 一瞬 口づけた
手をつなぐこともできないままの 
最初で最後の口づけ

別れ際 駅のホームで手を振って
見送るつもりが 追いかけた

卒業
さよなら きっと恋だった
気軽な優しさが あなただった
卒業
さよなら ずっと恋だった
気さくな笑顔のあなただった
もう2度と逢えないこと わかっているから
この春に そっと さよなら

口づけなんて いらなかったの
手をつないで歩けたなら
幸せな瞬間だった

忘れない いまのまま このままでいいから
いまはただ 泣かせて…



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紅茶

2023-03-18 08:39:54 | ポエム
はじめての土曜 彼女の部屋
招かれて口にした 赤い色した紅茶

「一度 恋をしてみたかったの」
彼女が瞳を潤わせて
僕だけは信じた

おみやげに貰った紅茶をいれてみた
僕の部屋のマグに はじめての紅茶
これが恋なら 僕等は魔法にかかったまま
紅茶にレモンをしぼった 
色がオレンジに変わって 香りを嗅いだ

魅惑の香り 恋がはじまった
知ったらもう 離れられない…


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Fire

2023-03-17 09:30:20 | ポエム
凍てついた景色たち 春がやって来ても
どこか心細い 葉のない木々が揺れてる

この瞳に映し出された 悲し気な人々
これ以上悲しまないで 世界は終わらない

桜散る 人の定め
枯れ葉舞う 人の世の定め

永遠なんて 自分が死んで決まることさ
青春なんて 自分の儚さを振り返るだけ
未来なんて 現在(いま)を分かち合うだけ
この時代に生まれたこと 後悔しないで
この僕の胸に投げ入れて
Fire

枯れた花たちが うつむいて唱えてる
桜散る 人の定め
枯れ葉舞う 人の世の定め

こんな時代に生まれたこと 嘆いたりしないで
この僕の胸に投げ入れて
Fire

いつか打ち明けたい 誰かに僕がいることを…


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