やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

彷徨

2023-02-27 19:18:16 | ポエム
今年ももう春が来るね
急ぎ足 コートの下 汗を感じてる

自分の人生だから
生きることの答えを探したい
めぐる季節に 飛び立つ1羽の野鳥

身軽になって どこかへ行けたなら

懐かしいあの子は いまごろどうしてるだろう
幸せになった代わりに 変わっていっただろう
想い出す若いころ 人を愛していた
行きずりに挨拶するたびに 失くしたなにかを思う
名もない人たちが通り過ぎて 失くした愛を思う

愛してた 忘れてた なにかを大事に思う
振り返る僕のこと 誰も覚えてないくせに

立ち止まる僕のこと 誰も振り返らないくせに


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恋の夜

2023-02-24 07:01:32 | ポエム
もうすぐ冬も急ぎ足で
春が僕等の恋を連れて来るよ

いまならなにも遅くはない
僕があなたのこころを奪う

踊れ 恋に
ふたつのこころ 揺れて

この胸のときめきに
恋の夜 逢いに行く
あなただけ あなただけ
こみ上げる想い
星影の夜に この愛を誓う

この胸の高鳴りに
恋の夜 逢いに行く
あなただけ あなただけ
あふれ出る想い
星影の夜に この愛を誓う

踊れ 恋に
ふたつの影が 揺れて…



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最後の優しさ

2023-02-20 12:02:52 | ポエム
春は別れの季節ねと
春一番の風の中
あなたはもう感じてる
未来への期待の中 歩いている

最後の日 僕のソファーで
さりげなく髪をかき上げた
それは誘惑の仕草じゃなく
背中を見せたあなたの姿

最後の優しさ
まだ眠ってるあなたの中のあなたが
あなた自身をせかすように
僕は一言 感じるままに生きればいいと
あなたを励ますこともできずに
強く背中から抱いた

シャワールームで泣いている
ふと そんな気がしたけど
ドアを叩けなかった

最後の優しさ
まだ残ってるあなたの肌のぬくもり
あなたを追いかけたら終わり
あなたは一言 思うがままに生きてほしいと
僕を見つめて 泣かずにいたね
いつでも僕に帰って

今日は最後の日だね
未来ごと 壊してしまいたい
あなたの後ろ姿見つめて 涙こらえ
互い 言葉もなく 別れていく

互い さよならも言わず 別れていく…



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ふたり暮らし

2023-02-19 06:47:32 | ポエム
もし 僕等ふたり あのとき出会わなければ
偶然 同じ町のどこか 通り過ぎるだけだったら

何気ないドラマが いつだって走馬灯のような
四季のような色とりどりの思い出になる

運命なんて言ったら キミは大袈裟だと笑うよね
よみがえる数々の出会いと 別れた友だち

ひとり暮らしには もう飽きたから
ふたりの暮らしをひとつにしよう
支え合うには僕が重すぎるから
キミは自分一人分の荷物だけでいいよ
ただ 秘密は持たないで

ただ 嘘はつかないで…



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2023-02-16 17:07:12 | ポエム
別れたあの日 破り捨てた写真たち
1枚 笑顔のあなた 破れずにとっておいた

忘れたわ あのころのことは
想い出なんて欲しくはないの

あのころから 何度となく変えた髪型
変わっていくわたしをあなたは知らない
いまは腰まで届く長い髪
素直になって あなたに逢えたら

あなたはきっと 若い日の過ちとは思ってないの

あのころから 誰ともつき合わずにいるわ
誰もいない部屋で 時間が過ぎるのを待ってる
いまはもう少し年を取ったわたし
振り返って あなたに逢えたら

あなたはきっと どうして別れたか覚えてないの…



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