やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

ささやき

2023-06-27 11:54:25 | ポエム
6月の天気の気まぐれは
まるであなたの心模様みたい

久しぶりの晴れ間に 海に誘って
不機嫌そうなあなたの横顔
そっと 鼻筋をなぞってみる

まだ早い夏の日は あなたを追って
波打ち際 砂浜の足跡
想い出を洗うように

あなたのささやき
すきじゃなくていいの 愛してなくていいの
僕の想うあなたじゃなくていいの
繰り返す 愛の言葉
傷つけることのないよう 無口でいるの
せめて このまま いまだけでいい
いまのままでいさせて

僕の一言で なにもかもが決まるなら
時間を引き延ばして あなたとのこと
まだ間に合うって 知っているから

あなたのささやき
すきじゃなくていいの 愛してなくていいの
僕の想うあなたじゃなくていいの
繰り返す 愛の日々
傷つけることのないよう 話を聞いてるの
せめて このまま いまだけがいい
重なるシルエット 触れてるだけでいい

潮風が舞う あなたとの恋
潮風が誘う あなたとの行為…


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恋人というには遠すぎて

2023-06-25 18:13:11 | ポエム
6月の晴れた日 風に吹かれて
あなたと逢える日 あなたと別れる日

あなたは素敵な女性(ひと)
あなたは可愛い女性(ひと)

あなたにとって 僕は理想じゃないの

澄んだまなざしで なにを見つめてるの
遠いまなざしで なにを見通してるの
恋人というには遠すぎて

いま目の前にいるのは 僕ひとりなのに

次に逢うのは いつになるの
次に逢うのは 約束しないの

あなたにとって 誰も理想じゃないの

夢でも見ているの 綺麗な世界に生まれて
美しさを知っているの よろこびの中で
恋人というには遠すぎて

僕がときめくのは ただあなたのため
それでもあなたは 僕だけを見つめないの

僕を見つめないの…


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終わらない愛の歌

2023-06-24 17:19:57 | ポエム
梅雨時の晴れ間に 窓から外を覗く
土曜の午後だから 人が歩いている

カーテンのすき間から まぶしい陽射し
息を止めて 深呼吸するの

こんなにたくさんの人たちの中で
ようやくめぐり会えたの
愛してるなんて 言われたとしたら
こころが揺れそうよ
愛なんて はじめてだから

寄り添い合って生きてもいいの

どこからか 聞いたことのあるメロディー
人々にかき消されて
遠くから あなたが手を振って走ってくる
おしまいまで 帰りは見送るわ

こんなわたしなんかに出会いがあったの
ようやく信じ合えるの
愛してるなんて 不器用な言葉
こころが揺れている
愛なんて はじめてだから

信じ合って生きてもいいの
それは素晴らしい長く続く日々
手と手を取り合って
終わらない愛の歌



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彼女は唇に色をつけて

2023-06-22 12:07:00 | ポエム
6月の雨の日 彼女が
物憂げにため息をついている
恋人もいないまま ひとり
退屈をもてあそぶかのように

素敵な恋を見つけられず
僕の想いは知られないまま
ふたりの間柄 平行線のまま

恋に理想なんてないの
誰もかれも興味ないの
そんな彼女に友だちのまま 今日も

彼女は唇に色をつけて

永遠の友だちのままで
彼女の横顔を見ている
毎日が奇跡なら素敵
今日も雨

男性(ひと)に理想なんてないの
誰もかれも幸せそうで
そんな彼女に知り合いのまま 今日も

彼女は唇に色をつけて

彼女の微笑みをどうか
ささやかな日常の中で
毎日が奇跡なら素敵
今日も雨…


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楽しいころを過ぎても

2023-06-16 17:41:40 | ポエム
6月の晴れ間は 涼しい夕方の風
みずみずしい若さを思い出す

元気過ぎたあのころ 刺激的な毎日

空を見上げると 初夏の雲から
陽射しがジンジン痛い

彼氏に振り回されるより わたしが振り回してた

欲しいものがいっぱい 街中にあふれてた
お小遣いは残高数えて なにを買おうか考えて
いくつになっても 退屈なんてキライよ
楽しいころを過ぎても 
人の自分のやさしさを信じていたい

いい年の重ね方 いつになってもあふれてる
愛は自分の中にある やさしさを知られないまま
少し小出しに 親切に 恋人だけに教えてあげたい

いくつになっても 感傷なんてキライよ
楽しいころを過ぎても 
人の自分のよろこびを信じていたい


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