原点回帰

あの子と別れたのは　つい昨日のこと

１０年つき合って　気まぐれのように別れた

あの子について　腹が立ってきたんだ

１０年つき合って　気分のように変わっていくあの子に

どうか　僕をひとりにして

なにも　変わりはしない

ただ　自分が年を取っただけ

どうか　このまま

ずっと　このまま

春の陽だまりのような秋の日に

眠ってる

このまま　このまま　死ぬのはイヤだ

そのまま　そのまま　生きていたいんだ

誰も信じない

なにも信じない

同じことを繰り返すだけ

誰も変わらない

なにも変わらない

同じことを繰り返してるだけ

今朝　早く起きたから　

やたら　今日が長い

長い…

TOKIMEKI

午前５時半　東の空

夜明けが赤く色を染めて

肌寒い１０月の終わり

通り過ぎた夏の勢いのまま

このままどこへ行こう

冬の訪れの予感

ついて行くよ　どこまでも

キミのスピードに

TOKIMEKI

楽しみはこれから

なにかがあるよ　きっと

ジェットコースターのように

落ちる瞬間　街を見下ろす

一期一会のよろこびに

TOKIMEKI

楽しみはこれから

なにかがあるよ　ずっと

メリーゴーランドのように

回る瞬間　人と目が合う

目が合って…

ブラック

今朝の涼しさは　

玄関のハロウィンのリースを揺らして

今朝のむなしさは

限界の精神のこころを揺らして

忙しいだけの日々　なんのために生きてるの

精神力と向上心で　なんのために生きてるの

勤勉なんて　真面目さの言い訳さ

たまにはふざけて　自分を茶化しちゃおう

為せば成るなんて　偉大な人の格言にすぎないさ

今日も日曜だっていうのに　仕事のことを考えてる

生活のために働くのよ

彼女はそう言うけれど

他人との違いのために　

僕はがんばっている…

個性なんて　利己主義の言い訳さ

たまにはオシャレして　彼女を誘惑しちゃおう

ビッグになりたいなんて　ひとりよがりな妄想にすぎないさ

今日も日曜だっていうのに　野暮用で出かけていく

Change

夏が過ぎて　短い秋

寒いっていうのに　

キミがラブソングなんて口ずさむ

秋が過ぎて　長い冬

凍える季節になるのに

キミは融通無碍に音楽なんて聴いてる

強気な友だちのドアを叩いて

今夜は金曜の夜　どこかへ行こう

キミは女の子だから　助手席でいいよ

Change

書を捨てて街へ出よう

明るい街の中で　ときめきを見つけたい

学校や会社で　勤勉なだけじゃわからないことが

この街できっと見つかる

好奇心がうずいてる　まだ知らないなにかが欲しい

それは　物欲なんかじゃなくて　透明な目に見えないもの

透明なこころでしか見えないもの…

長い時

あなたのこれまでを見てきた

風のように触れて

あなたのこれからが見えてきた

水のようにそっと

時を渡るように　あなたが駆けていく

短い秋の日の昼下がり　あなたの後ろ姿

あなたの一日が長くありますように

あなたの人生が長くありますように

それくらいあなたは正しい人だから

きっと感じる　長い時

駆け寄った時　気づいて歩み寄ってくれた

あの日のあなたが　懐かしい

いつの日にか　遠い過去を振り返ることなく

いつの日にか　遥か未来を夢見ることなく

きっと感じる　長い時