やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

週末の女

2017-06-30 18:04:31 | 日記
いつになったら 一緒になれるの
金曜に 仕事を終えたら 約束の場所へ
いつものように あなたのマンション
抱き寄せられて ベッドへ なだれ込む

気怠い 梅雨時の 情事は
重ねるたびに せつなく
くちづけられると 苦しい
こんな気持ち あなたには わからない

一体 誰を 愛しているの
まるで 女の官能と やさしさを
愛しているみたい

別れたくないと あなたが 言うから
別れられない 身体が あなたを 覚えているから
離れられない 運命が ふたりを 遠ざけるまで
尽くしたい 尽くせない
情事を 重ねる わたしは 週末の女

孤独を 重ねる わたしは 週末の女

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ハンドル・ネーム

2017-06-28 07:41:14 | 日記
はじめての 就職 学校を 出て
それが 当たり前だと 思ってた
教科書通り 義務教育に 勤労の義務
敷かれた レールに 乗ってた

彼女の 主催で ネットサークルの補佐
集まってきた はじめての 仲間
いろんなヤツが いて 当たり前の 世の中
そんな 当たり前のこと はじめて 知った

解散しても 出逢えたこと 忘れない
僕の ヘタな歌も 拍手してくれた
上手いヤツばかりで 密かに 
居心地が 悪かったことも あったけど
「あんなころも あったな」 なんて 思い出になってる
ハンドル・ネームで 呼び合った日々

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今もあのころのまま

2017-06-25 07:27:54 | 日記
今は もう 昔のこと
確かに 愛し合った 日々があった
何度目の 恋だったか わからなくなるほど
僕は キミのこと 愛してた

決して 恋多き男なんかじゃないさ
あれが 最初で最後の 本物の恋だから
何度でも 愛し合った わからなくなるほど
僕は キミのこと 本気で 愛してた

それでも 想いは 届かず 終わった

もっと 僕のこと すきでいてよかったのに
キミは 僕を 愛するのを ためらって
今でも すきで すきで すきで すきで
夏の夜空 宇宙に映され 星座に浮かぶ 微笑みは
今も あのころのまま

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遠い未来を夢見て

2017-06-24 12:20:01 | 日記
はじめての 一人暮らしは 住宅地の中の 間借り
4畳半一間に 布団を買って TVと 冷蔵庫

給料で 少しずつ 買い足した 家財道具
コンロひとつじゃ オトコの僕じゃ 料理もできなくて

ハンバーガーに 弁当 缶コーヒーの 空き缶の山
貧乏に 恥辱を 感じても これからじゃないか はじめたい

何年か後には 未来にいるのかな
親と 合わなくて 飛び出した 貧困生活

男だから なにをやったって 生きていけるさ
不甲斐ない フリーター生活 結婚なんて 遠いけど
安い 給料で 生涯 やってくのも 僕らしいのかもね
挫折なんて 振り返ってるヒマはない 遠い 未来を 夢見て

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恋慕

2017-06-24 09:38:22 | 日記
夏も とっくに はじまって
僕は ワインレッドの 車を 買った
まるで キミへの愛の 心の色

ハデずきを 気どってるわけじゃないさ
ただ 時代の なりゆきまかせに
助手席は キミのもの ハンドル切って

カッコつけることにも 疲れた
ただの ひとりのオトコさ
生き様ぶった 歌にも ノレない
世の中に ハスに構えたまま いつまで 続くの

キミからの くちづけは 女の子の やさしさ
僕からの くちづけは さみしがり屋の 恋慕
キミの息が 止まりそうになるほど 何度でも くちづける
キミは 僕なしでは きっと 生きていけなくなる

はかない程の 吐息
薔薇の花が 咲き乱れるように
キミの 甘い息に 夢中になる

キミからの くちづけは 女の子の 可愛さ
僕からの くちづけは オトコの欲情の ケソウ
キミの息が 止まりそうになるほど いくらでも くちづける
キミは 僕なしでは きっと 生きていけなくなっている

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