東京

広すぎる　この街で生まれ　この街で育った
挫折の街と　言われるけれど　それだけでいいの？

はるか上を行く　人の群れ　下に生まれた　人の流れ
どっちにしたって　同じじゃない　誰も　夢なんて　掴めない

ただ　あなたとの関係に　賭けて　
いい夢　見れればいいねって
気休めも　いい加減にしてほしい
いい恋なんて　いい夢なんて　どこにもないくせに

そうでしょう？　どうするの？　
恋に賭けて　どこまで　飛べる？
恋してる？　愛してる？　
だったら　人生に賭けて　勝利してみせてよ
この街の　せいじゃない　これだけでいいの？

サマータイム・ストーリー

日々たちは　忙しく　僕を　悩ませる
さばいていく　仕事の量　今日も　残業

イヤになる　毎日に　夏休みの　予約をして
彼女が　言うんだ　旅行まで　あっという間だからって

日の出前に　目が覚めて　ふと　思いついて　
タバコを　買いに行く
命を　削るように　いつまで　こんな日が　続くの

そろそろ　朝日が　射してくる
彼女も　旅行だけが　楽しみ
現実を　駆け抜けていく　夏は　とうに　はじまっている
時間を　少し　早くして
僕等の　サマータイム・ストーリー

昨日なんて　振り返ってる　ヒマは　ないから

黒い瞳のエンジェル

職場の　片隅に　ひとりでいる　輝きに
取り巻く男も　いるくらいの　華なのに

あなたは　どこか　さみし気で
恋人も　いないまま　仕事ばかりの　毎日

恋なのか　憧れなのか　ただ　気になって
いまだに　一度も　声を　かけたことも　なくて

黒い瞳のエンジェル　密かに　そう呼ばれてる
見つめられると　当惑する　その　神秘的な　まなざしに
淡い恋心　胸を　しめつける　心を　とらえて　離さない
恋に似た　感情が　あなたを　取り巻いて

それは　愛かも　しれなくて

ショー・ウィンドウ

今朝も寝不足　真夜中過ぎまで起きてて
目覚ましなしで　低血圧でどうにか起きて
シャワー浴びて　カフェ・オレ飲んで目を覚まし
いつもの朝が始まる　今日も気まぐれのように

訳の分からないまま　仕事に忙殺されて
社会のどの辺にいるかも　よくわからなくて
週末はいつものように　都心に出掛けて
そしらぬポーカー・フェイス　街を通り抜けて

ショー・ウィンドウに移る自分でさえ　どこの誰とも　見知らぬ他人の様
自由を感じるにも　人波に紛れて　魚の群れの中を　はぐれていくかのように

掴めない夢を　いくらでも浮かべながら　今日を進んでいく
電車の窓から　見える街並みが　行き過ぎて流れて過ぎていく
忙しい毎日を送る人たちと　同じ歩調で　それが僕の自由なのさ
楽々仕事をこなしてるようで　人間関係も円満なようで　思いのまま
生きるための戦いなんだよ　生活感もないまま　いつまでいれるかね
贅沢なんて　楽しさなんて　きっと　若さの代償だね　恋人さえ見つからないまま

未来のために

学校へ　行くことも　社会で　働くことも
レールに　乗っているように　上手く行ってた

ところが　おみくじで　国のために　働きましょうって
あなたの運勢は　もうじき　大吉になるって　出た

自分のためでも　誰のためでもない
ただ　無心に　働く毎日
国の　利益のために　歯車になる

未来のために　世界のために
幸せでいるために　愛のために
地球のために　人類のために
幸せであるために　ただ　愛のために
生き続けましょう

生き続けましょう