彩（さい）

いつも通る公園の道

木々が色づきはじめて

知らない人に挨拶して

秋の空を見上げて

恋を失くした僕は

途方に暮れる

別れの日　浜辺にキミが書いたイニシャル

僕の名字の　キミのイニシャルを波が消して

あれが最後の日　僕のことを思ったまま

キミは姿を消した　互いのため

僕は僕のために　キミはキミのために

どんな運命が　僕等を引き裂いたの

別れの予感　わかっていたけど

キミを追わずに　僕はひとり　ずっとひとり

僕は僕のために　キミはキミのために

どんな未来が　僕等を引き裂いたの

涙さえ流れない　色づきはじめた秋の日

ときめきを失くした季節は　彩（さい）

Lazy Afternoon

月曜の朝は　あなたとのお別れ

今日は休みを取って　気ままにしてる

恋は眠気を誘う媚薬

あなたを感じて　気だるい曇り空

カフェインを取らずに　うとうとしてる

ベッドに横たわって　素肌にシーツが気持ちいい

Lazy Afternoon

いつまでも　このままでいい

生きてさえいれば　恋に落ちて

Lazy Afternoon

いつまでも　このままがいい

また逢う日まで　さようなら

駆け引きなんて　退屈ね

いつまで焦らして

恋を長引かせて

すべてを言わせるの

「結婚して」

Lazy Afternoon

いつまでも　このままでいい

また逢う日まで　さようなら

駆け引きなんて　ため息ね

秋のそよ風が誘う

あなたとの恋の行方…

この世界の中から

なにもない平日の午後

退屈に死にそうだと

彼女がつぶやいてる

忙しいだけの毎日に

似たような思い抱えてる

楽しさも見つけ出せずに

この恋を終わらせれば

彼女はつまらなさに

僕は週末の予定を

なににしようか考えてる

この世界の中から

僕が見つけた女性（ひと）

情熱も悲しみも抱きしめて

この世界の中から

僕が探した女性（ひと）

愛しさもさみしさも抱きしめて

恋に落として　僕の中で

眠ればいい

名コンビは僕等だけでいい

ふたりだけの世界に閉じ込めて

見つめてたい…

夏の痕

夏休みが終わって　１か月が経ち

ひとりで来た海　夏のにぎわいはない

人が溢れてる街中を抜け出し

いつになったら大人になれるの

そんな少年染みたため息

数々のドラマの背景をくぐり抜け

虚ろな僕は　未来に迷いそう

冷めすぎた夢の玉砕に　憧れが砕け散る

ホントの幸せを知りたい

日焼けの夏の痕

様々なドラマの背景をくぐり抜け

憂鬱な午後に　未来に負けそう

冷めすぎた希望の玉砕に　期待が砕け散る

ホントの幸せを知りたい

日焼けの夏の痕

花のある人

秋の風　あなたの香りがする

隣にいるだけで　僕はとても幸せ

うれしかったこと　楽しかったあのころ

これまでのすべてが　あなたにすり替えられた

偶然の出会いを装って　あなたに話しかけた

誰かに愛された　あなたの幸せの続き

僕との偶然は　僕の確信は

あなたとの出会いに　人生観が変わる

僕との偶然は　僕の確信は

あなたと知り合って　舞い上がるよろこび

花のある人

思い出を片づけて　未来をしまい込んで

あなたとの現在（いま）に　溺れていたい

僕との偶然は　なにも知らないあなたは

あなたと語り合って　舞い散るよろこび

花のある人…