白昼夢

いつの間にか　時間が　経ち過ぎていた
キミは　僕のことを　愛さなくなって
隣で　見つめることにも　疲れて

いつのころからか　誰かのことを　愛してるの　
そんなこと　夢にも　思わなくて
たまに　電話しても　話すことがない

引き止めすぎたこと　ごめんね　時間は　待たないから
僕は　キミから　去っていくね　次の恋が　待っているなら

別れの言葉は　言わずにいよう　
恋人のまま　別れて　傷つくのは　僕だけでいい
ふたりで　見た　夢は　気づかないうちに　消え失せて
恋心さえ　敗れ去った　キミとの夢　白昼夢

さよならさ…

メランコリー

真冬の　澄んだ空に　オリオン座が　光ってる
星空を　見上げるなんて　キミとは　はじめてさ

いつもの　帰り道　ふたりで　手をつないで
キミの歩調に　合わせて　三日月も　見守ってる

凍るような　寒い夜　背中を丸め　歩いてく
誰もいない　横断歩道　キミに　kiss した

キミと　別れたら　もう　なにも　失くすこともない
最初で最後の　真剣な　恋だから
キミを　離さない　もう　なにも　失くすこともない
淡く儚い想いは　千切れそうな心　メランコリー

キミを　離さない　もう　なにも　失くすこともない
甘く切ない想いは　はちきれそうな心　メランコリー

たとえ　一緒に　暮らしても　キミへの想いは　片想い
いつ　いなくなるか　キミは　わからない

いつ　いなくなるか　キミは　わからなくて

Brothers

僕の兄貴は　独身貴族　ちょっとした　小金持ちさ
僕が　結婚して　父親を　失くした　僕等は　楽になった

嫁さんは　女系の　一人っ子　僕等兄弟より　なにかが　上
僕等　男より　常識が　綺麗なことは　確かさ　容姿もね

男　ふたりで　できること　社会で　上りつめること
兄貴も　僕も　忙殺されて　気づけなかったこと
嫁さんが　知っていた

Brothers　僕等は　現役である限り　社会で　やっていくと　確信し
Brothers　僕等は　生きている限り　男であることを　実感し
嫁さんが　言うのさ　先は　長いからって
その長さに　気づいて　僕等は　社会で　戦い続ける　男だから

兄貴の　４０年戦争　僕の　リノベーション
嫁さんの人生が　続く限り　イニシエーションは　続く
僕等の人生が　ある限り　僕等の死後も　世界が　続く限り

戯れ

１月の　湘南　海辺のホテルに　泊まって
あなたとなら　いつまでも　このまま　時間をとめて

シャワーを　浴びて　素顔で　裸のまま　あなたは
ベッドに　もぐり込んで　静かに　まどろみはじめる

あなたの　寝顔　横たわって　見つめる
素顔の　可愛い女性（ひと）だね　見とれちゃう

都会から　離れて　つかの間の　ラブ・アフェアー
感じやすい　あなたの唇に　指先で　触れる
海辺から　潮風が　カーテンを　揺らしてる
感じやすい　あなたの髪を　そっと　撫でる

抱きしめたら　ひとつになれる　
それを　あなたは　僕の本能だと　言って
戯れの後　欲しがっている
それを　ためらう　僕の　いじわるだと　言って

どれだけ　愛しているか　あなたは　知らない

ベッド

今日も　また　あなたは　ひとりでいたがって　
帰ってきても　おかえりの　挨拶だけで

なにに　そんなに　憂うのか　背中を向けて
ただ　濡れたまなざしで　見つめてる

僕が　欲しいなら　抱いてあげるよ
ただ　それだけで　いいなら　僕等は

真冬の部屋で　ベッドに　抱き合ったまま
あなたの　服を　一枚ずつ　脱がせていく
海辺の部屋の　ベッドは　あなたを　凍えさせそうで
熱い身体で　抱きしめる　強く　強く　壊れるほど

「どうしてほしいの？」「愛してほしい」
僕は　あなたを　ただ　攻めて　攻めて
「こうしてほしいの？」「いいの　いいの」
僕は　あなたが　ただ　欲しくて　欲しくて

僕には　あなたが　なにを　考えてるのか　わからなくて