やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

通り道

2024-01-31 09:37:25 | ポエム
冬の朝日のまぶしさに
目を細めて歩き出す

気づけなかったささやかな
毎日の発見に喜びを

冬風がさすらう 震える空気に
孤独な自分を愛する人が
この世界にきっといると

振り返る愛に
後戻りできない若さに
繰り返す愛に
傷つく刺激が少し素敵

通り道 冬の薔薇が咲いてるのに気づいた

出会いと別れを繰り返す
若い日々の速い毎日

これから出会いがあるなら
待ってる人がいるなら

行きずりが彷徨う ただの通りすがり
孤独なこころで出会える人が
この世界にきっといると

振り切った愛に
想い出は蒼く哀しく
走り出した愛に
早足で過去も未来も錯覚だと

言葉にできない思いを口づけで
触れ合った日々
別れたこと ムダにしないで
前だけ信じていて

通り道 冬の薔薇が咲いてるのに振り向いた


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出会えたことを忘れない

2024-01-30 03:49:41 | ポエム
星たちの悲しみが
零れ降る月の夜

照らされた町に
眠る人々が沈んでる

触れないで
ささやくだけでいい
言わないで
泣き出しそうなこころ

出会えたことを忘れない

静かな真夜中
不思議な時間ね
傷つくことが多すぎた日に
今夜 さよなら

聞かないで
別れに罪はない
悲しくて
星空を見上げた

出会えたことを忘れない…


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ガラスの妖精

2024-01-23 18:51:51 | ポエム
深いベルベットの夜空に
月が光で輝いてる

月の輝きに顔をあげて
今日より素敵な明日を待ってる

なにも言わないで
時間が過ぎていく
なにも聞かないで
冬の夜風が吹いていく
透き通った街の景色

ガラスの妖精たち

白い吐息が空気を温めて
夜空に祈りをこめて

星のまたたきに願いをこめて
今日の日が終わるのを待ってる

なにも壊さないで
時間が経って行く
なにも奪わないで
冬の夜風が流れていく
透き通った街の人たち

恋愛なんかじゃなく
あなたを愛してる
眠ってるフリしてるあなたの
手を取ったらあたたかい

なにも探さないで
時間が通り過ぎていく
なにも変わらないで
冬の夜風が渡っていく
透き通った街の夜空

ガラスの妖精たち…


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Say Love

2024-01-22 09:18:27 | ポエム
かつての日本人の愛は
自己犠牲だったね
玉砕精神

お国のために働きましょうって
おみくじは大吉だけど
無効だね

社会で消耗して趣味もおろそか
そんな毎日に彼女とはぐれた

疲れ果てて部屋に帰って
いつの日か僕にも希望が訪れるかな
使い果たす時間もない給料を
未来に貯金 誰かといい夢見られたらな
Say Love

自分を大事にしてねって
彼女が言ってたこと 忘れない
いかさまだらけの生き様を
素直になって 最後には笑っていたい

Say Love…


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琥珀

2024-01-19 05:38:45 | ポエム
あれは夏の日 長い午後
プールサイドから彼女のダイビング

はた目にサングラスを外して
琥珀のコーラを飲み干した

時間よ止まれ
静かなスローモーション
時間よまわれ
プールの水で熱を冷まして
退屈な恋が続くように

水着姿の彼女が目に焼きついてる
あの日からはじまった恋だから

あの日からはじまった僕だから…


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