大みそかの冷たい夜明け前
もうきっとあなたは起きている
今日の午後の待ち合わせ場所
そう きっとあなたは待っている
いつものように
両手をポケットに入れたまま
待ち合わせ場所に着いた
あなたがやっぱり 待っていた
やわらかなてのひらが
僕の手を温める
僕は両手であなたの頬を
そっと包んだ
やわらかな…
やさしさに…
はじめて会ったときから
まじめな視線にときめいていた
話すのに見つめられて
思わず見つめ返して話した
遠くへ行くなら あなたがいい
どこか遠くへ行くなら あなたを連れ去って
ビジュー
輝きを映し出して 光を反射させて
まじめな視線より あなたには気まぐれな微笑みがいい
もしも あなたに愛されたなら
あなたは 僕がずっと探していた女性（ひと）
冬の冷たい夜空に 僕等が輝けるなら
いつまでも ふたりで
いつまでも ふたりで…
THE YELLOW MONKEY – 嘆くなり我が夜のFantasy
いつの間にか 話すことがなくなっていた
ふたりきりの時間 キミはぼんやり外を眺めて
冬休みの冷たい朝に キミは水なんて飲んでる
ひとりきり夜明け前 ベッドを抜け出して
シャワーでも浴びるように
キミのネコが 静寂を破って
僕の顔を舐めまわす ざらざらとした舌で
何気ない冗談で キミが笑う顔を見て
そんな日々も 通り過ぎて
冬の泉のように キミの横顔が綺麗
冷たくて 美しくて
冷たくて…
美しくて…
何気ない日常が 僕等に虹を見せる
強いつながりを 信じられる
信じられる…
昨日 クリスマスの夜
キミが若いころバイトしてた店に行った
店の中はクリスマスの飾り
店内いっぱいにレトロなクリスマスの匂い
席に通されたキミは かつてのスター
いまでも 客でやって来ても 店内一のスター
誰からも好かれるキミは 不幸を知らない
誰からも愛されるキミは 影を持たない
キミが現れるだけで 誰からも見つめられる
そんなキミの隣で 光あふれるキミの隣で
僕は幸せ
光り輝くキミの隣で
光放つキミの隣で
