ミス・マーメイド

今年も　いつもの　夏がやってきた
あなたの　水着姿が　やけに　切ないね

「日焼けは　したくないの」と　ツレない素振りで
僕を　誘惑する　あなたの　髪をかき上げる　仕草

去年から　続いてる　関係が　悩ましい
僕だけの　未来を　あなたが　妨げる
それでも

夢中になって　恋しくて　
夏の日の　あなたが　眩しくて
抱き合って　忘れられない　
愛の日々　あなたが　欲しくて
別れられない　恋なんて　ひとときのことだと
知りながら　ミス・マーメイド

抱きしめあう　夏の午後　
汗ばんだ　あなたの肌　香りが　愛しい
見つめあう　裸のまま
余韻に　浸ってる　あなたの目が　美しすぎて

セピア色の夏

あれは　いつのことだっただろう　
ある晩　バイト先の　女の子と
夜中に　こっそり　忍び込んだ
立ち入り禁止の　船の中　抱き合った

思い出たちが　セピア色に　染まってく
翳りはじめた　永遠の夏
雲行きが　怪しい　空模様
夢たちが　シャボンのように　消えてく

深夜過ぎに　目覚めて
風に吹かれて　夜に抱かれて
２度と取り戻せない　青春
青春…

セピア色の夏は　アルバムの中
開いても　色褪せていくだけ
２、３年前のことが　どんどん　遠くなってく
去年のことも　忘れてく　今年の夏を　超えて
遥か遠く　過去を　脱ぎ去って　透明に　透明に
青い空のもと　僕等は　どこまでも

虹

真夏の　雨上がりの午後　虹を見たよ
カップルが　スマホで　虹を　撮ってた

誰もが　大人になって　別れていく
それでも　恋だけは　成就して

夏休みの　みなとみらいは　人も多くて
僕は　ひとり　通りすがりに　見て見ぬフリして
すべてが　幻のようさ

遠く　遠く　夢見てた　未来
遠く　遠く　消えていく　思い出
遥か　遠い　僕の死んだあとの　未来
いつまでも　続く　世界

SHIBUYA　FUTURE に　エキサイトよこはま２２
近未来は　すぐ　そこ
僕の　未来は　たとえ　老いて行っても
世界の　輝きは　失われないさ

今年　４８になったよ　飛んだ　青二才さ
一度限りの　人生だと思って　やるよ

超高齢化社会

老人が　川柳詠んで　興に乗り
笑点が　視聴率　No.1

多額の年金　孫の養育費
折れやすい　生意気な孫を　叱れずに

一日中　新聞と　ラジオと　TV
脳の委縮で　繰り言が　酷くなる

時流に　ついていけなくて
近所づきあいでは　年長になり
死ぬのが　ただ　怖い

若い人から　買ってる　怒り
わかってる　孫への　教育の　甘さ

ごめんなさい　現役世代の人
孫が　今日も　大人に向かって　生意気なことを言った
代わりに　誤ったけど　にらまれて　気まずいだけ
ごめんなさい　超高齢化社会
若い人から　支えられての　年金生活のくせに
繰り言の　説教なんて　できる身分じゃないのに
脳の委縮が　激しくて　ごめんなさい

老人の　カラオケ　演歌ばかりで　迷惑ですよね
若い人が　やってこないのは　当たり前
わかってるのに

自分の人生が　終わるまでに
どれだけの　新しいこと　受け入れられるでしょうか
ただ　低年齢化の　孫への教育が　難しくて

Tokyo Sound

生まれ育ち　慣れ親しんだ街　そこへ帰れば　
水を得た魚になる
誰もが　小声で　話しながら　人波に　紛れて　
流れていく

ちょっとは　シャレて　出歩こうか　ひとりで　散策も　いいね
渋谷から　原宿に抜けて　青山通り　いつもの　散歩コース

夢を　浮かべては　かき消す　代々木公園
誰ひとり　気づかない　僕の　たたずむ姿

Tokyo Sound　街の流れは　速く
時代の流れより　速く　歩いて
Tokyo Sound　時間の流れは　速く
時代の流れに　早く　気づいて
思い出に　留まることなく　ファッションに　身を包んで

サブ・カルチャーは　いつも　ミュージック
リズムに乗って　さあ　歩き出そう