よく「好きなことは続けられる」といったことをいう人がいますが、私は必ずしもそうは考えていません。
楽しいことは、一時的に、熱中したり、夢中になったりすることはできますが、長期的に継続することは難しいことが多いからです。
勉強や運動も、自分がどんどん成長、向上しているときは楽しいと感じますが、成長や向上が鈍化してくると楽しさはなくなります。
私は44歳で地方銀行を退職し、公認会計士試験の勉強をしましたが、楽しかった訳ではありません。むしろ苦しいことの連続でした。
それなのに続けられたのは、勉強に熱中したり、夢中になったりしたのではなく、「必死」になっていたからです。
最近は、「必死」になって勉強することができなくなりました。
もちろん、「熱中」「夢中」もありません。
それでも自分を鼓舞しながら、何とか「集中」して勉強を継続しています。
今でも勉強を続けているのは、必要だからです。
公認会計士は、税理士よりも専門とする範囲が広いのです。過去の知識もそうですが、時代は変化しているため新しい知識を修得しないといけません。だから、勉強を継続しないといけないのです。
私の場合、もう少し広い範囲で業務を行おうとしていますから、さらに勉強の必要があります。
体力の衰えと戦いながら、「必死」にはなれなくても、「集中」することを意識して頑張っています。
「必死」になれれば最強ですが・・・。
目標、理想、夢を目指して、努力を継続されている方、ときには、「必死」になることも大切ですよ。
意志が弱くても「必死」にはなれます。
52歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。