継続の法則 自助努力のススメ 公認会計士 内藤勝浩のブログ

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簿記・会計の勉強法

2013-03-25 13:15:47 | 受験・学校

44歳で地方銀行を退職し49歳で公認会計士になった51歳のオッサン公認会計士です。
簿記・会計の勉強法について私の経験等を基に書かせていただきました。

(1) 良い先生に教えてもらう

一番効率の良い勉強法は、良い先生に教えてもらうことです。簿記・会計の学校に通うのが効果を上げる近道だと考えます。学校に行くことが不可能ならば通信講座でもOKです。テキストだけでなく、カセットテープ、DVD、インタネット通信(ダウンロード)等の方法で、画像や声での説明が受けられるものを選ぶことをお勧めします。

私は日商簿記1級、建設業経理事務士1級は書店でテキストを買って勉強しましたが、合格するまでに、かなり時間がかかりました。今から思えば、お金はかかっても、通信講座を受ければ良かったと思っています。

(2) 理解する

簿記・会計の勉強では、まず、内容を理解することが必要です。簡単な仕訳程度のものなら自分でテキストを一回読んだだけでも理解できますが、複雑なものは、理解するのに時間がかかることが多いのです。(そんなときは、とりあえず先に進みます。理解できなくても解答方法を丸暗記してしまえば、正解を導き出すことはできますので。)

理解するのは、やはり、良い先生から教えてもらうことが一番です。自分で考えても可能ですが、テキストを何回も読んだり、考えたりしないといけません。でも、会計の基礎感覚が身に付いてくると解るようになります。(時間はかかりますが。)

(3) 基礎を繰り返す

学校や通信講座はお金が必要です。学校は時間の制約があります。書店でテキストを買って、独学するという方法もあります。いずれにしても、あまり手を広げずに、基礎的なテキストを繰り返すことが大切だと私は考えています。日商簿記1級試験では、TACのとおる問題集だったと思いますが、いきなり問題集で勉強をやりました。数年後、基礎から勉強をしないといけないと思い、TACのテキストを買って勉強やり直しました。公認会計士試験もそうです。2年目の受験のために、簿記の基礎を中心として通信講座を受け直しました。電卓検定の問題集を買って毎日電卓の練習もしました。財務会計・管理会計は月2回送付される基礎問題の講座を受講しました。

このような経験から私は「何事も基礎・基本が大切である。」という考えを持っています。

テキストを見なくてもテキストの内容が頭に浮かんでくるくらい繰り返してみてはどうでしょうか。

(4) 基本問題を何回も解答する

簿記・会計は必ず計算問題が出ます。テキストの内容を理解し暗記するだけでは試験に合格できません。問題集を何回も解答することが必要です。これもテキストと同じで、あまり、手を広げず、常に新しい問題を解答するのではなく、ある程度の範囲で同じ問題を繰り返しやるようにした方が良いと思います。

私は日商簿記1級、建設業経理事務士1級では、問題集は1冊ずつでした。これを何回も繰り返し解答しました。解答する時間がないときは、繰り返し読んでいました。公認会計士試験は、通信講座の答練、上述の基本問題集(制限時間60分の問題が財務会計・管理会計ともに48問くらいだったと思います)を繰り返しやっていました。(解答する時間がなければ読むというのは同じです。)それ以上、手を広げませんでした。試験前は問題を覚えてしまうくらいになったと記憶しています。

(5) 解法のテクニック

まずは、解法を真似ることです。試験では必ず下書き用紙のようなものが与えられます。これに仕訳、タイムテーブル、計算式、図等を記入します。通信講座等の問題集でも講師が書いた下書きが添付されているものがあります。問題の解説よりも、シンプルな記述になっているはずです。この下書きは重要です。私は、これを参考にして、講師の解法を真似して、自分なりの方法に変えていきました。

例えば、仕訳を書く場合は、勘定科目を略号で書きます。勘定科目を正確に書いていたのでは制限時間内に解答できません。そして、損益項目には、この略号に○印をつけていました。後で集計するときに見やすいからです。

連結問題を解答する際も、タイムテーブルを何回も書いて使いこなせるようにしました。これも講師のメモ書きを参考にして、自分なりの修正を加えたものを利用しました。
 お役に立てれば幸いです。簿記・会計の勉強等で質問がありましたら、コメントに記入をお願いします。できる範囲で返事を書かせていただきます。


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