日本政府が3回目のワクチン接種の検討に入ったという記事が私の住んでいる地域の地方紙に掲載されていました。
テレビでもイスラエルの状況が報道されていました。
新型コロナワクチンを2回接種した人でも、デルタ株には感染し重症化する例も出ているので、3回目の接種を続けているという内容でした。
おそらく日本政府は、イスラエル等の3回目接種という情報を得て、3回目接種の検討を開始したのではないかと考えます。
日本の新型コロナウィルス対策は、他国の物まね対策が多いのではないかと思います。
ただ完全な物まね対策かというとそうではない点もあります。
他国では、ロックダウン(都市封鎖)をやっている国が多いようですが、日本ではロックダウンはしていません。
緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置を出して、不要不急の外出を避けること依頼したり、飲食店等への営業時間短縮、酒類の提供禁止等の依頼をしたりしています。
また、最近では、リモートワーク等の推進依頼、帰省の自粛依頼、都道府県をまたぐ移動の自自粛依頼等も追加になっています。
このままいくと、完全な物まね対策、ロックダウンをやるかもしれません。
ワクチンが入手できる国では、ワクチン接種を進めるというのが、多く実施されている対策です。
ワクチン接種を義務化する、義務化しようとする国も出ているようです。
日本も50歳代以下の年代でのワクチン接種が進んでいないので、ワクチン接種を義務化するという議論が出てくるような気がします。
日本の対策は物まね対策ですから、ワクチン接種の義務化もやるかもしれません。
その前にワクチン接種推進策として、ワクチンパスポートを活用しそうな気がします。
たとえば、すべての従業員がワクチンパスポートを持っている飲食店の営業を許可し、来店客についてもワクチンパスポートを持っている者だけを飲食可能とする、といった、ある国がとっている対策の導入です。
物まね対策というと良い印象がないかもしれませんが、先行する他国の成功事例を自国でも実施する対策というと少し印象が良くなるかもしれません。
他国が実施している良い対策は物まねでも良いと考えますが、良い対策か悪い対策かは慎重な判断が必要です。
先行する他国で新型コロナウィルスの撲滅に成功した国はないのではないでしょうか。
つまり、すべて途中経過であり、まだ、成功とはいえないと思うのです。
だから、良い対策か悪い対策かは中長期的に考えれば判断が難しい点が多いように思います。
「ワクチンを接種しても、感染はするし、他人にも感染させる。ただ、重症化は防げる。」ということがテレビでも言われていたように思います。
また、イスラエルの例をみると、接種からの一定の期間が経過すると、ワクチンの効果が減少するため、追加の接種が必要となるのではないかと思うのです。
いずれ4回目の接種ということが言われるようになるかもしれません。
また、新たな変異株が出たときに、現在のワクチンは無力かもしれません。
物まね対策は、一見、手堅いように思えますが、他国での結果が出る前に物まねをしてしまい、他国での結果が見えてきたら、たいへんなことになっていたということもあり得ます。
例えばイスラエルのようにワクチン接種が進んでいる国の状況をみるに、ワクチン接種率をあげることで集団免疫を獲得し、新型コロナウィルスの感染流行を食い止めるというのは難しいのではないかと考えてしまいます。
ワクチンではなく、「薬」や「方法」の開発の方が効果的であるような気がします。
日本が、独自の、効果的な、世界が物まねをしたがるような対策を開発し、世界に提供することを、かすかに期待しています。
自分の目標に向かって、コツコツと努力を継続している皆さん。
未来はあなた方の手の中にあります。
かんばれ、負けるな。
心を深く集中させ、目標を必ず実現してください。
オッサンも頑張ります。
60歳のオッサン公認会計士でした。
もうジイサンですが、気持ちはオッサンです。
では、また。