つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

土佐・龍馬であい博と足摺温泉の旅 その2・・・

2010-03-02 | 
 6時に起きて温泉へ、ぐっすり寝たので快調だ。7時前になると東の空からお日様が昇り始め、空が赤く染まって美しい。

 窓を開けると、近くの森からウグイスの鳴き声が聞こえて、やはり南国は春の訪れが早いようである。
 昨夜、温泉に入ったとき、備えてある竹炭の軽石で踵をこすったらツルツル、これはぜひ買わねばと売店へ。私は靴下が嫌いで、年中素足なので冬はとくに踵がザラザラになり、普通の軽石ではなかなかツルツルにはならない。これはいいもの見~つけた。  

 8時半出発、バスで5分ほど走ると足摺岬宇和海国立公園に到着。遊歩道入口には、第二の故郷であるアメリカの方角を見つめた「ジョン万次郎」の大きな銅像が建っている。うっそうとした樹林の中のやぶ椿のトンネルを歩いていると、咲き終わった椿の花殻がたくさん落ちていて、うっかり踏むと油があるので滑りそうになる。
 足摺岬展望所までの道辺には弘法大師ゆかりの碑がたくさんあり、地元ボランティアのご老人が丁寧に説明してくださる。展望台からは高さ80㎡の絶壁に立つ足摺岬灯台が見える。

 少し曇っていて遠くの水平線は霞んでいるが、晴天だと青い海と空、それを隔てる水平線、視界270度の展望台から見る太平洋の絶景は圧巻だという。
 ここを一巡して出るとすぐに、四国八十八ヵ所第38番札所「金剛福寺」がある。お寺周辺では、はや金剛杖を手にしたお遍路の姿も見えて、春の訪れを感じさせる。おみくじを引くと珍しいことに「大吉」、こいつぁ春から縁起がいいやあー。 

 次は、黒潮市場でショッピング。そして10分ほど走ると、「土佐清水・ジョン万次郎くろしお社中」の会場に到着。ジョン万次郎という人については、日本で初めてアメリカに行った人、いわば留学生第1号ということくらいでそれほど詳しくは知らなかったが、「ジョン万次郎の生涯」を読んで、彼の功績、その偉大さを改めて実感した。彼は、坂本龍馬・板垣退助・中江兆民・岩崎弥太郎などに大きな影響を与えたそうだが、土佐が輩出した明治の偉人たちはすばらしい「いごっそう」ばかりである。

 最後の観光は竜串海岸で、ここでは昼食と自由散策となっている。周囲の畑では菜の花が満開で、あたり一面黄色の世界である。

 ここでは、海底館の海中展望塔で海に泳ぐ魚やサンゴ礁が見られると楽しみにしていたのだが、前日の大雨で海水が濁っていて水深7m地点での視界は1mだとか。そのため入場料は900円が300円になるというのだが、泥水をみてもしかたないのでもう一つの海洋館へ行くことにした。ここには足摺半島周辺に棲息する魚類を中心に、約150種3000点が飼育されているそうで、特にマンボウの愛嬌のある顔とおかしな姿が大人気のようである。
 いくら年をとっても、珍しい動物や海の生き物を見るのが大好きな私はデジカメでパチリ、パチリ。ちょっと珍しい魚たちを一つに集めてみた。


 これで全行程を終了。バス旅行の定番であるビデオの「綾小路きみまろの漫談」を見ながら帰路に着く。途中、ガイドが「ビンゴゲーム」を始めるというので、中高年は大はしゃぎ。私は一番ビリでビンゴになり、県南の「稲荷健康ランド」の無料入場券(2000円相当)が当たったが辞退して、もう1回ゲームを再開してもらった。
 1泊2日、夕・朝・昼の3食付で19800円、格安だがホテルも食事も温泉もよし、工程もいつも利用する旅行社と違ってそれほど強行軍でないのがよかった。こういう旅が一番楽チンだが、今回は風光明媚な景色というのはあまりなくて写真が少なかったのが残念である。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 土佐・龍馬であい博と足摺温... | トップ | 独立行政法人、余剰資産で国... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (おくだっち)
2010-03-03 09:04:39
写真左下のハナミノカサゴは、宮古島でシュノーケリングをしていたときえぐれた岩の下に潜って群れているのに出会ったことがあります。

見た目は美しいのですが、ひらひらとしたひれの先には猛毒の針があるため、危険な魚ですね。

幸い、宮古の魚たちはこちらが手を出さなければ警戒心がないため優雅に泳いでいましたが、体のすぐそばにお来たときはちょっと恐かったです。
返信する
Unknown (オールドレディー)
2010-03-03 09:19:42
♠おくだっちさま
美しい花にはトゲがあるといわれるように、どんな生き物でも姿形で判断してはいけないのですね。
ハナミノカサゴの優雅な美しい泳ぎはみているだけで触ってはいけないのですか。

人間様でも悪女はみんな美しいですよね。
返信する

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事