つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

ババ友5人の松葉ガニを食する旅・・・

2012-12-14 | 

 11日、10時20分発の電車に乗って津山まで約3時間、遊びとなればどんなに遠くてもいとわない勝手なババ。毎年恒例のババ友5人組の「松葉ガニを食する会」1泊2日の旅である。津山から鳥取までは近いので、これまでは民宿で日帰りというのが多かったが、寄る年波には勝てず、あわただしい旅は疲れるので、今年は温泉につかってゆっくりしようということになった。
 
宿は鳥取・三朝温泉「三朝館」。これまではカニのフルコースに決まっていたが、カニづくしは終いには飽いてくるので、今年は、ズワイガニ1枚付きの【冬の味覚彩り会席】を予約した。2名では16500円だが、5名なので12500円。これが20日過ぎになると5名でも14500円になるのである。           

 津山出発時はお天気もまずまずだったが、山間部には前日の残り雪があちこちに見える。県境の人形峠を越えるあたりから雲行きが怪しくなり、雪がフロントガラスを叩く。  
 
4時半ごろ宿に到着。灯火に映える雪の庭が幻想的である。
 
 
 寒いので、荷物を置くのも早々に温泉へ。暖かそうな湯けむりで風呂場は視界ゼロに近い。お湯は冷えた体にちょうどいい温度で、まさに至福の時を実感させてくれる。空から降ってくるボタン雪を眺めながらの露天風呂は風情があって誠によろしい。    
 三朝温泉の湯はラジウムおよびラジウムがアルファ崩壊したラドンが含まれており、世界でも有数の放射能泉だそうである。

 さて、待ちに待った夕食タイム。大きな部屋の真ん中に5人分の会席膳が並べてある。見事なカニを見ると、口中に唾が湧いてくる。

 仲居さん曰く「しばらくカニと格闘してください。頃合をみて鳥取牛の豆乳鍋に火をつけに来ますので…」と、去ってゆく。ずっしりと重いカニの甲羅を開けると、カニみそが一杯。足にも甘くて、ちょっと塩味のする身が一杯詰まっていて、これだけでもお腹がくちくなった。みんな黙り込んでカニと格闘している。香りも味も抜群、これこそ山陰の松葉ガニである。            
 
 仲居さんは心得たもので、格闘が終わった頃を見計らって、次々と料理を運んでくる。全部たいらげて、ごはんと赤出汁が出て来たところで、「あっ、忘れたー」。食い意地の張ったババは食べるのが忙しくて、写真を撮るのをすっかり忘れていたのだ。いつもは誰かが「写真は?」と言ってくれるのに、今回はだれも気付いてくれず、大笑いするだけ…。 
 写真以外にも、「甘鯛と蕪餅」「のどくろの山椒焼き奉書盛り」「海老の変わり揚げ」「栃餅の茶わん蒸し」など、食前酒から始まってデザートまで13種類。写真に撮れず残念だった。   
 朝食は、わが家の夕食より豪華。これでまた1キロは体重が増えるだろう。
    
 
館内の調度もきれいだし、温泉のお湯も適温でよし、アメニティグッズも整っていて言うことなし。これで12500円とは安い。

 部屋の窓から見た雪景色。
  
 一面の銀世界。久しぶりの雪景色に童心に帰ったように心が弾む。    


 
一晩中降っていた雪も10時前には止んだので、雪道の中、鳥取・賀路港へ行く。漁港の海鮮市場にはカニ、カニ、カニ、観光バスもやってきて大繁盛である。   
 鳥取市河原町の雪を冠った山城・河原城。豊臣秀吉が天正8年 (1580年) 因幡の国を攻略する (鳥取城攻め) 際、このお城山に陣を張り鳥取城に出陣したと伝えられている。 
 津山の友人宅でもう1泊し、スイミングクラブの友人たちと再会、ランチを楽しむ。
 また3時間かけて帰宅。疲れたのか車中で居眠りをしていて、降りる駅到着の少し前のアナウンスにあわてたの何の、これで乗り過ごしたら大笑いだったろうね。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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羨ましい (suri-riba)
2012-12-14 22:25:00
女友達での旅 おしゃべりに花が咲くし、お腹に入れるのも忙しいし・・堪能されたことでしょう。温泉って幸せになりますね。

>朝食は、わが家の夕食より豪華
また我家のこと言われた! と笑ってしまいました。

さぁ明日から1キロ戻そう!!
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Unknown (オールドレディー)
2012-12-15 12:59:31
★suri-ribaさま
「女3人寄れば…」が、5人ですからにぎやかなのは想像できますでしょう?
しゃべりつかれて時計を見れば12時過ぎ、翌日も結構しゃべってました。
おいしい料理を食べて温泉に、これぞ至福のときですよね。
「行きはよいよい帰りは怖い」、増えた体重を減らすのにまた苦労しそうです。

今日は17度、雨が降っていても暖かくて、ガラスを全部拭きました。
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