前日の春の嵐がまるでウソのような快晴、ババたち4人の珍道中の始まり、始まり。
「青春18切符」を持った私は新大阪駅で一旦改札口をでて、高速バスで津山から来た3人のババたちと合流。いざ彦根へ向かって出発した。
3人寄れば何とやら…、それが4人だからかしましいこと。話に花が咲いて、山科で乗り換えるのを失念、 あわてて降りる。が、本当のところを言えば、私の勘違いで、彦根まで直通だと思っていたのだが、そこは知らん顔をして、おしゃべりのせいにする。一応、旅程表は渡しているのに、すべて私まかせでちっとも旅程表を見ようとしない。階段の途中で、乗換えホームは右か左かというと、1人は左、もう1人は右だろうと、それぞれ思いつきでものを言うババたち、おもしろいネ。まあ、どこへ迷って行こうとも18切符だから電車賃の心配はないし、遅れて叱られる心配もない。
彦根駅に12時17分到着、彦根城までブラブラ。少し風が肌寒いものの日の光が燦燦と輝く絶好のお花見日和である。彦根城の桜は今が見ごろ、桜の開花状況に一喜一憂した甲斐があったというものだ。
彦根城でお花見と決めていたのでビニールシートを持参。桜の下でお弁当を開くお花見は久しぶりなのでうれしい。
彦根城の天守閣、桜の花がちらちら舞って美しい。
ゆるキャラの「彦にゃん」の出番には間に合わず、街中にあった石像をパチリ。
彦根駅からJRでおごと温泉へ、ホテルの送迎バスで「湯元館」に到着。吹き抜けのロビーが美しい。
夕食の前にまず温泉へ。ここは温泉が4箇所もあってどこに行こうかと迷う。どのお風呂もすばらしいが、翌朝に入った11階の露天風呂が眺望もよく一番気に入った。
料理は『花の宴』、イチゴ酒で乾杯。メインは80gの近江牛のステーキ。柔らかさ、香りといい、久しぶりに本物の牛肉を食べたという感じ。味もよく、量も程よさで、それぞれの器がすばらしい。これを見て楽しむ料理というのだろう。
夜8時からラウンジでテナーサックスの演奏会があり、たくさんの人が楽しんでいた。
その昔、「雄琴」と漢字で表記されていた頃のおごと温泉は男性の享楽の地というイメージが強く、何だか女性には行きにくい雰囲気があったが、昨今は夫婦連れや女性グループが多く、男性だけというのはほとんど見かけない。
2度目の風呂のあと、いつものようにチューハイを飲んで爆睡しようとしたら、 ナヌッ? ノンアルコールのウメッシュだと!! 買うとき誰も気付かないというマヌケぶりに大笑い。仕方なく冷蔵庫のビールを混ぜて呑んだが、意外と美味しかった。しゃべっては笑い、呑んではしゃべり、気がつけば午前1時20分、呆れるよネ。
翌朝は9時にチェックアウト、今日は海津大崎の「お花見クルーズ」である。海津大崎の桜は「さくらの名所百選」に選ばれており、樹齢70年を超える老桜に引き継ぐ若木まで、約800本のソメイヨシノが美しい花のトンネルをつくっており、この桜並木が延々4kmも続くのである。うれしいことにここの桜も今が満開で、ため息交じりの賛美の声が船上のあちこちから聞こえてくる。
昼食後、一便早い電車で新大阪まで戻り、そこで3人とお別れ。みんな喜んでくれて企画した私も大満足だ。今後は春の桜と秋の紅葉時期に、年2回の旅を決定。気が早いが、今秋は草津温泉周辺に、遊びの約束はすぐにまとまる。
新大阪から乗車した電車は超満員。よほどくたびれた老婆に見えたのだろうか、若い男性が席を譲ってくれた。こうした場合、断って相手に気恥ずかしい思いをさせるのは礼儀に反すると素直に礼を述べて座らせてもらった。次の駅で降りてゆく若者に、再度礼を述べるとニコッと笑って降りていった。こういう若者はうれしくなるネ。
旅行楽しくて、良かったですね~♪
文章を読んでいたら、ミニ同窓会のような感じがしました(笑)
写真もきれいに撮れてますよ。
新大阪駅で席を譲ってくれた青年、素晴らしいなぁ。
席を譲るのも、勇気がいります。
スマートフォンからですが、パソコン版で投稿してみました。
桜がこんなに咲いていて、お天気も花見日和。女4人の話も桜に負けず見事に咲きました。(笑)
気の置けないこんなグループがあれば楽しいですね。
父のお気に入りは「雄琴温泉」でした。
ツアーと違って電車の時間以外はそれほど時間を気にしなくていいので気分がゆったりしますね。。
4人のババの珍道中、楽しかったです。これからも元気なうちにあちこち行こうと約束しました。
席をゆずってくれた青年の笑顔で、旅の最後をしめくくり、とてもいい気分で帰宅しました。
最高のお花見日和で、彦根城でお弁当を食べて久しぶりのお花見気分で楽しかったです。
やはり友人との旅はいいですね。みんな30年から20年の付き合いで、私をお山の大将にしてくれます。
が、本当は私に任せるほうが自分達が楽できるからですけどネ。おだてて使われているのですが、それもよし。
私の父も息子が成人したら2人で雄琴温泉へ行くのだと、よく言っていました。殿方にはいいところだったようですね。
彦根城に行ったことはありますが花見シーズンではありませんでした。今度は花見に行って見たくなりました。
彦根城の桜もきれいですが、海津大崎の桜は見事です。
歩きながら桜の花を見上げるのもいいですが、延々と続く桜並木を湖上から見るのも最高です。
さすが「桜の名所百選」に選ばれるだけありますね。
ぜひ、一度お出かけください。
彦ニャンに会えなかったのは心残リ極まりなし。本当に愛らしい仕草で観客を喜ばしてくれますよ。
海津大崎の見事な桜、私も2年前琵琶湖遊覧船から観賞し大感激でした。
気の置けない友人との旅こそ、残り僅かのバラ色の人生を後押ししてくれる活力です。
おかげで、ブログを読みかえして、また懐かしく思い出して笑いました。
海津大崎の桜は見事ですね。でも、西日本の城山の桜といえば、私の故郷とも言える鶴山城址の桜ほど見事なものはない、私はそう思っています。ぜひ一度桜の時季にお出かけください。
この友人達はみんな35年、30年、20年という古い付き合いの人たちで、気の置けない大事な仲間です。
私もJR18切符は学生だけかと思っていました。とても安上がりでいいのですが、学生に合わせて春・夏・冬の学校休みにしか利用できないのがちょっと残念ですね。
JR四国ではグループで誕生月の人が1人いれば、3日間で特急、急行が乗り放題で1万円というのがあるそうですよ。利用したいと思うのですが、真夏や真冬、梅雨時生まれと、旅シーズンに生まれた人がいないのでがっかりです。