土佐・龍馬であい博と足摺温泉１泊の旅 その１・・・

　２６日、午前６時出発。朝から雨で、今日は一日中傘が手放せないようだ。中国縦貫道・落合インターから岡山道へ入り、瀬戸大橋を渡り高知道をひた走る。高知県に入ると一段と雨が激しくなる。１０時ころ、高知駅のすぐ近くで開催中の「土佐・龍馬であい博」会場へ到着。
　この「土佐・龍馬であい博」は、「高知・龍馬ろまん社中」・「安芸・岩崎弥太郎こころざし社中」・「ゆすはら・維新の道社中」・「土佐清水、ジョン万次郎くろしお社中」の４つの社中に分かれており、会場もそれぞれゆかりの地で開催されている。今回、私達は「高知・龍馬ろまん社中」と「土佐清水、ジョン万次郎くろしお社中」を見学することになっている。
　「高知・龍馬ろまん社中」は、ＮＨＫで放送中の大河ドラマ『龍馬伝』を主体にして構成されており、ドラマ出演者の写真や、当時の街並みや衣装、小道具などが展示してある。そして、パネル写真や映像で、土佐から江戸、神戸から京都、長崎での出来事を通して坂本龍馬の激動の人生が紹介されている。雨のせいか、人はまばらだった。
　　　

　１時間の見学後は少し早めの昼食で、高知城の駐車場近くにある「ひろめ市場」で自由食となっている。この市場は物を売る店が並ぶ市場と違って、小さな食堂街のようなところで、和・洋・中華と何でもある。どの店も１坪か２坪くらいの小さな店で、１人前のお刺身、揚げ物、惣菜などが店先に並べてあり、各店で自分の食べたい物を買って、中央の広場のテーブルで食べるようになっている。どこの店も安いこと、ラーメンは３００円台、うどんは２００円台。お刺身などはどれもスーパーの半分以下の値段で、安くて新鮮でとてもおいしい。テーブルが２つか３つの小さなイタめし屋、洋食屋もあり、何を食べようかと迷ってしまう。結局、うどん、かつおのたたき、鳥のから揚げ、おにぎりを買って２人分で１０５０円也。こういうのが大好き　

　１２時半に出発、次は四万十川遊覧である。途中、「ゆういんぐ四万十」という観光物産センターで、サービスの揚げたてコロッケをいただきながら、テレビでキム・ヨナ選手と浅田真央ちゃんのフィギュアを見ることができた。みんなで見ていると声を上げたり拍手をしたり、雰囲気に乗せられてしまうから不思議である。やっぱり、キム・ヨナにはかなわないなあ。
　四万十川遊覧船乗り場に到着、雨はすこし小降りになっていた。屋形船なので雨の心配はいらないが、やはり川遊びはお天気のいい日に限る。
　　
　四万十川は「日本三大清流の一つ」と呼ばれているそうで、ここは上部が真水で、下部の深いところは海水と２つに別れており、上部では川魚が、下部には海の魚が泳いでいるという珍しい川だそうである。観光用の漁師が投網漁と柴漬けという伝統漁法を見せてくれた。
　

　５時３０分、足摺国際ホテルに到着。それほど大きなホテルではないが海のすぐ傍にあり、部屋はオーシャンビュー、温泉も広くてきれいでお湯も大満足。さて、夕食は「黒潮海賊焼き会席」、写真の料理以外にも茶碗蒸し、ハチキン地鶏釜飯、吸い物と、量が多くてもうお腹一杯。

　食前酒の山桃ワイン１杯ですっかり酔って、部屋に帰って横になっているうちに寝てしまった。１０時過ぎに目が覚めてもう一度温泉へ。露天風呂に行くと雨はすっかり上がって、空には大きなお月様、明日はいいお天気になりそうだ。いつものように、湯上りのチューハイでいい気持ち、おやすみなさい。