つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

晩秋の山陰路(その1)・・・

2013-11-29 | 

 26日から山陰路へ小旅行。25日は津山の友人宅へ泊まることにして、朝10時56分発の電車に乗った。ところが、いつまで経っても出発しない。変だなあと思っていたら「当駅と次の駅との間で落石事故発生の信号あり。確認のためしばらくお待ちください」との車内放送。この日は早朝から台風並の強風で、歩くと吹き飛ばされそうになるほどだから、山崩れでもあったのだろう。
 本を読みながら待っていると、車掌がやってきて「どちらまで行かれますか?」と聞くので「岡山経由で津山まで」。「岡山から点検に来ますので少々遅れますが…」「どのくらい?」「岡山から来るのに50分、点検に30~40分、それで異常がなければ出発しますが、もし作業に手間取れば、次の駅までタクシーで行って臨時便に乗っていただくことになります」という。岡山駅で昼食を取る予定だったがどうなるやら。車掌に断わって、駅の隣の土産店に昼食代わりのパンを買いに行く。こういうところが田舎の駅のいいところだろうネ。
 
やっと点検作業が終わり、電車が出発したのは12時40分、定刻より1時間45分遅れである。強風のため線路に竹が倒れていたそうで、落石事故だったらもっと時間が掛かっただろう。2時間近く待たされても乗客が我慢するしかないというのは、「親方日の丸」の国鉄時代と同じか、腹立つなあ。 

 翌朝9時半にファミレスに集合。一応の予算1人22000円を集金。いつものことだが、旅行日程から観光コース、予算を決めるのも道中の支払も、すべて私の担当である。その代わり私の独断で、一切の苦情は受け付けない。 
 
いざ出発。縦貫道の院庄インターから米子インターまで、途中、蒜山SAでトイレ休憩。山頂に少し雲が掛かっているが、青空の中に悠然と立つ大山の美しいこと、頂にはもう雪が積もっている。
 
 
 
米子インターから山陰道で出雲インターまで、約2時間40分で出雲大社に到着。「平成の大遷宮」とかで、平日なのに観光バスや自家用車で駐車場は満杯に近い。
 
新たな縁結びは望まないが、一応、お賽銭を入れて「二礼四拍手一礼」する。
  
 御祭神の大国主大神は「だいこくさま」といわれ、有名な「因幡の白うさぎ」の歌の碑がある。
  
 「ボケないうちにお迎えを…」と神頼み、100円で聞いてもらえるかしら? おみくじを引くと「第一番」大吉と同じですべてよし、これはありがたい。名物の「出雲そば」で昼食。

 次は日御碕灯台へ。明治36年(1903)に設置され、高さは43.65m、海面から灯塔の頭上までは63.30mと日本一の高さを誇るという。青空にすっくと立つ白い灯台が美しい。
 

 次は「しまね花の郷」である。春にはたくさんの種類の花が咲き乱れて美しいそうだが、冬の花は少ない。ちょうど「シクラメンフェア2013」が開催されており、何十種類というシクラメンが咲き誇っていた。
 
 

 今日の観光はこれで終わりで、宿泊は湯の川温泉「湯元湯の川」である。この時季は松葉ガニ解禁と忘年会シーズンで玉造温泉は満杯で予約が取れなかった。少し古びた宿だが、温泉はちょうどいい温度で、湯上り後もぽっかぽかで気持ちよかった。
 
夕食は島根牛80gのステーキがメイン。部屋食で、運んできた仲居さんに「牛脂注入肉ではないですね」と冗談交じりに一言。「小さいところは真面目にやっているのに、大手がああいうことをするから困ります」という。
 
 だが、ちょっと油がしつこい。最近は牛肉というとすぐに牛脂注入肉が頭に浮かび食指が止まる。
 
 
10時ごろ、今度は貸切り露天風呂。そして寝酒にビールを少し、ほろ酔い気分でおやすみなさい。(つづく)

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« “知らないと損をする”、ちょ... | トップ | 晩秋の山陰路(その2)・・・ »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
山陰路。 (sirousagigamanoho)
2013-11-29 18:27:20
旅は日より!素晴らしい青空に映える大山、さすが日頃の心がけが良いお仲間での旅行ですね。
見事な写真に感動です。
いなばの白うさぎ。ありがたや?大己貴神(おおなむちの神)さま参拝者にひとしく御利益を。
楽しい道中記続きを待っています。
返信する
Unknown (オールドレディー)
2013-11-29 19:18:34
★sirousagigamanohoさま
予報では曇りでしたが、観光地に着くと晴れてきて写真を撮るのにはラッキーでした。
女3人寄れば…といいますが、5人も寄ればにぎやかなこと。車中は大音響で居眠りなどできません。
食べて、しゃべって笑って、久しぶりに声を張り上げたので喉がいたくなりました。

2日目は美しい紅葉の写真を載せますね。

返信する

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事