つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

国民を舐めているのか?・・・

2014-11-29 | 怒っています

 27日の記事から抜粋。「第三極」ともてはやされた時代は今や昔。果てしない離合集散を繰り返してきた野党各党が低支持率にあえいでいる。メディア露出がめっきり減り、存在感が薄れつつある石原慎太郎最高顧問の「次世代の党」も、厳しい戦いを強いられている。
 世論調査では政党支持率は0%。党としての知名度がなかなか浸透せず、いまだ石原氏の人気頼み、という悩みを抱えているようだ。そんな中で持ち上がった一大事が、「頼みの綱」である石原氏の引退騒動だ。東京都知事として長きにわたり君臨し、一説に100万票の比例票を持つと言われる石原氏の引退発言に、党内は大わらわ。平沼党首や藤井孝男総務会長ら幹部が連日、説得に当たり、当選1回の若手議員が連名で「出馬願」を手渡すなど、党を挙げて必死の引き留め工作が行われた。
 説得のかいあってようやく18日に「出ます。出るからには必ず比例区で候補者を通す」と出馬表明したものの、そこには隠れたある“思惑”も存在する、という指摘もある。「石原さんは自民党の議員2人の父親でもある。長男・伸晃氏の東京8区では、杉並区長をしていた次世代の山田宏氏が出馬したがっていたが、何とかして抑えたい。東京3区で民主党の松原仁氏と戦う三男の宏高氏もピンチと言われており、次世代から誰か出馬させて松原氏の票を食わせようという声もある。息子たちを当選させるためにも、党で影響力を失いたくないのでは」という声もある。満身創痍の老兵は、まだまだ戦場を去らせてもらえそうにない。
 
もう体力も気力もボロボロ。二度も脳梗塞足を患い、体調は今も70%しかもどっていないという。足もフラフラ、すり足で歩くという姿は、かつての羽田孜元首相を思い浮かべる。2009年、もう自力では歩けず、民主党議員に片腕を支えられながら投票を行っている姿は無様で、なぜそこまで議員の地位に執着するのかと不思議だった。
 
しかし、それにも思惑があったという。2010年9月、羽田氏は今期限りでの引退を明らかにした。そして、2012年11月の衆議院解散を以って正式に引退となったが、その際、息子の国土交通大臣を務める雄一郎を参議院から鞍替えさせようという意向だった。だが、当時の野田総理の「反世襲」方針から認められなかったという。石原氏はまだそこまで老いてはないにしても、体力が衰えれば知能も衰えてくる。そんな人に何が期待できるというのか。さらに、そんな石原氏の人気に頼って生き残ろうとする「次世代の党」の面々のあざとさにもあきれる。 

 同じく27日の記事より。小渕優子氏の関連政治団体をめぐる不透明収支問題で、またまた新たな疑惑が判明。群馬県選挙管理委員会が26日公表した25年分の収支報告書によると、「小渕優子後援会」は観劇代として収入約737万円を記載。小渕氏が代表を務める政党支部「自民党群馬県第5選挙区支部」も観劇代約352万円を記載し、収入は計約1089万円となった。一方、会場となった東京・明治座には後援会が約940万円、第5支部が約937万円を支出。合計で約1877万円となり、収入を約788万円上回った。
 
また、25年分では「野球観戦」として後援会が収入8万7千円を計上したが、東京ドームへの支出は2団体で計約36万円だった。野球観戦でも22、23年に収支が一致していなかった。
 さらに、小渕氏の政治団体では、乳幼児用品や下仁田ネギの購入が「不適切」と指摘されたが、25年はふるさと振興支部が「じゃが芋代」約48万円、「馬鈴薯代」約47万円を計上していたという。
 
小渕氏の一連の問題をめぐっては、群馬県の市民団体が政治資金規正法違反罪での告発状を東京地検特捜部へ提出。特捜部が地元関係先を家宅捜索するなどしていたが、選挙となれば「捜査は事実上ストップ」となる。小渕氏はまた自民党公認で出馬するそうだが、「もし選挙で圧勝すれば『みそぎは済んだ』という雰囲気になり、小渕氏支援者の捜査協力が得にくくなる」とある検察幹部はいう。
 疑惑の解明がすんでもいないのに党は公認すべきではないし、厚かましくも立候補する小渕氏にはあきれる。
また、生き残りを図るため解党、離党して他党へ擦り寄る者たち。こんな選挙で何が変わるのか。国民を舐めているのだろうネ。

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8 コメント

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平和ボケ (suri-riba)
2014-11-29 14:53:28
情けないですね・・。議員定数ドーンと削減!なんて言っても本当に誰もやれるわけがない。国家予算不足分は
もう議員歳費を充てるしかないですよ。
選挙民がもっとレベルをあげないといつまでも議員に
なめられていますね。
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選挙は誰の為? (sirousagigamanoho)
2014-11-29 19:25:38
政治家のどたばた騒ぎを見せつけられては、若人の低い投票率にも、とやかく云えないのでは。
地位にしがみ付く議員が悪いのか、選ぶ選挙民のレベルが低いのか、このままでは日本国の将来はますます先細り!

歳末に暗雲立ち込めるJapan?????
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Unknown (オールドレディー)
2014-12-01 08:45:41
★suri-ribaさま
定数削減、歳費削減、野党も言うだけ言いますが、いざ議論となるとなかなかまとまりません。わが身に降りかかることだから、みんなの本音は「やりたくない」でしょう。
与野党とも、どのようにやるのか、きちんとした策を示してほしいです。
先ずは、とかく問題のある候補者には投票しないという、国民の賢い選択が肝心ですね。
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Unknown (オールドレディー)
2014-12-01 08:54:31
★sirousagigamanohoさま

莫大な税金を使って選挙をやっても、結局、国民のためではなく、各党のお家事情、議員の生き残り救済の選挙でしかないように思えます。
こんな内情を知ると選挙への関心も薄れそうです。
選挙区の候補者が3人で、1票を投じたい人がいない場足はどうしたらいいのでしょうね。
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選ぶ責任 (sirousagigamanoho)
2014-12-01 16:10:19
真面目に考えれば考えるほど、選択肢!喪失。真っ暗闇の政治家選び。
どうしましょう。選ぶ対象がゼロでは。
期日前投票のsirousagiますます混乱、まさか候補者の御面相で決めるわけにもいかないし。
ふざけている訳ではないが、所属党のいざこざを眺めていると、嫌気がさすのも尤もでは。
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はじめまして (通りすがりの遠州人)
2014-12-01 23:56:21
自民党は置いといて・・・。

自分は次世代の党に一票。
清廉潔白な野党の存在こそ、この国の希望。
議席が残ればいい。
石原氏がいなくても田母神がいる。
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Unknown (オールドレディー)
2014-12-02 08:39:57
★sirousagigamanohoさま
昔から平沼赳夫さんでした。自民党から無所属、太陽の党から維新へと。それまでずっと1票を投じてきましたが、今度は次世代の党へ。保守的な政策はおおむね自民党と似通っていますが、そろそろ若い世代と思います。
でも、自民党が勝利するに決まっています。ならばそれに期待するより、ほかに選択肢がないのが残念です。
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Unknown (オールドレディー)
2014-12-02 08:49:09
★通りすがりの遠州人さま
私もどちらかといえば保守的な人間で、昔からずっと平沼赳夫さんを支持してきました。
維新の平沼さんにも投票しましたが、今度は次世代の党へ。政策面は自民党と同じところが多いようですし、「是々非々」というのは賛成です。
でも、自民党勝利は間違いないとなれば、さらなる成果を期待するのみです。
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