私のウオーキンコースの折り返し地点に、新しく花壇が作られて、サツキ、ハナミズキ、桜の3種類の苗木が植えてある。
花壇と言っても、アスファルト舗装の駐車場のぐるりに盛り土をしただけのようで、晴天が続けば土はすぐに乾いてしまう。青い容器に水が入れてあるが、こまめに水をやっているようにも見えない。この猛暑続き、水不足が気がかりだった。(6月24日撮影)
8月24日、この2ヶ月間雨らしい雨も降らなかったので、とうとうこの様だ。全滅寸前になるまで放ったらかしにされて可哀そうに…。腹が立っても私にできることは何もない。容器の水は捨てられているし、ただ枯れ果てるのを見ているしかないのか?
9月2日、花壇に行って枯れた木を1本1本見ていたら、何と枯れた葉の間に緑の小さな葉が生まれている。8月末にまとまった雨が降り、暑さも少し和らいだので息を吹き返したのだろう。この苗木の生命の強さ、たくましさに、ただただ感動した。
しかし、このまま雨が降らなければまた枯れてしまう。何とかならないものか。考えた挙句、大きなお世話だが、持ち主の会社に電話することにした。
ネットのホームページで電話番号を調べて掛けてみた。電話口の若い女性に「あの駐車場の花壇のことですが…」というと、最初は分からなかったようだ。説明すると「ああ、何かありますね」だって。工場の現場の人間ならいざしらず、事務所にいる社員が知らないとは、一体、花壇は誰の発案で、どういう趣旨で作られたのか、不思議だった。社員はみんなこの駐車場の前を通り過ぎるだけ、気にもならないらしい。
「せっかく枯れ果てる寸前に息を吹き返したあの苗木たちを大事に育ててください」と頼んだ。ようやく事情が分かったらしく、「上司と相談して善処いたします」とのことだった。
あれから2週間たったのに何も変わっていない。また枯れ始めている。もうあきらめよう! 明日から手前でUターンしよう。見て見ぬふりをしよう。もう気にすまい。そう決めた。
17日敬老の日の翌日、やはり気になって花壇のところまで行ってみた。すると3個の青い容器に水がいっぱい入っている。やったぜ!
うれしくなってバケツで少しずつ汲んで1本1本水を掛けていった。ジョウロでなくバケツなので片手ではうまくいかない。左足に重心がかかると痛いので、花壇への上がり降りに難儀した。それでも何とか全部の木に水を掛け終わった。ああ、しんど! 今度は3日くらい先でいいかな。
そして今朝、花壇に行ってさらにびっくり! なにこれ? まるで大蛇がいるようで気味が悪かった。
左端から黒いホースをたどっていくと、駐車場の右端に水道の元栓があって蛇口につないであった。こんなところに水道が通っているとは知らなかったなあ。ホースは柔らかいビニール製で「スミサンスイM」と名前が入っている。ネットで検索したら、霧で全面に散水する仕組みだそうで、特長は「長尺でも均一に散水できます。 やさしい霧で全面に灌水します。 圧力を調整すれば、点滴、散水、噴霧まで幅広く使えます。 施工や収納が簡単で、かつ低水圧で使用できます。 特殊ポリエチレン製で耐久性があります」とあった。こんな方法があったならもっと前に、こんなになる前にやってくれたら…。2mほどのハナミズキが枯れて引き抜かることもなかったのに…。
だが、「善処します」と言った女性社員の言葉に嘘はなかった。うれしい。これから毎朝、また緑の若葉が生まれるのを楽しみに見守ろう。
それにしても、バックの風景が綺麗です。
こんなに綺麗な自然に囲まれているのだから、
中途半端な深さの花壇を作らなくてもよさそうですが、
緑化すると何かの補助金でも出るんだろうか?と、考える。
ともあれ、
会社が本気出してくれて良かったです!
ここからの景色は抜群です。狭い湾から広い瀬戸内へ、日生諸島が一望できます。
私も初めて見た時は、木が大きくなったら邪魔だな、と思いました。それでも花が咲けばまた景色も違ってくるでしょう。
この辺りは私有地で、右側へ行くと会社が一つあるだけで行き止まり、関係者以外は立ち入り禁止です。
今朝も見たら土が湿っていました。善処してくれてうれしいです。お節介もたまにはいいかな?
良いお話ですね。
来春はお礼に見事な花を咲かせてくれるでしょう。
眼前にひろがる青い海に落花ひらひらと
写真楽しみにまた一年期待を込めて過ごせます。ありがとうございます。
大きなお世話にならなくて良かった。
こうした対策ができるならもっと早くにやってくれたらよかったのに…。引き抜かれたハナミズキが可哀そうです。
それでもこれでもう大丈夫。これから大きく成長して花をつける日が楽しみです。それまでウオーキンを頑張らなくては…ネ。
うちのそばに公営の芝生公園があるのですが、毎朝、仕事のおじいさんが水をまいています。地面に水撒き機が設置されているのですが、水撒き開始してから一定時間待ち、終了し水を止めて帰る仕事のようです。
植物を維持するのって大変ですね。
ツツジは高さが低いから景色も見えるし、奇麗な緑地になるといいですね。
このホースでの水まきも多分一定時間出しっぱなしにしておいて、また止めにゆくのでしょうね。事務所から遠いみたいですが…。
今朝も見たら地面が濡れていたので安心しました。植物は植えたらそれでよし、とはいきませんから、後々のことを考えて植えないと…ネ。
たまにはお節介も役に立つのですね。良かった
このブログのずっと下の方に、貴女にだけの画像があります。見てください。